
日曜日は丸一日たっぷりチビ登山。二度目となる「のこぎりやま」に行ってきました。

(写真はネットから拝借)
全装備25kgでこういう難所を越えると、ハイキングとは言えかなりダメージが。
帰宅後夜の9時にはリビングルームで寝落ちしていました。
日曜日の朝。いつもはなかなか起きないチビ太ですが、耳元で
「おとうさんと内房線に乗って、お山登りに行くよ。おいてかれちゃうよ~。」
と囁くと1秒で起床 (☆。☆)

急げ!急げ!

東海道線をまたぐ跨線橋を渡って神奈川新町へ。

こうやって油を売り、電車を逃す。フェリーを一本逃してしまいました。本当は久里浜8時20分の船に乗りたかったのだが・・・

今日はおNEWのチビトレッキングシューズのデビュー。大活躍してくれました。泥んこになる前の姿。

本日夜から、お風呂に浮かべる船のおもちゃは「東京湾フェリー」になりました。

終始ハイテンションで金谷まで。海が穏やかで船酔いしないでよかった。

さて、鋸山。
ネットで調べたところ、以前登った車力道以外に、沢コースというチャレンジャー向けのコースがあるらしいので、今日はこちらで。
荒れまくり+ロープ場多く、数年前は遭難者も出たとか。途中に野趣あふれる隧道があるらしく、「トンネルでお化けがでるぞ~」と脅しつけておいてから、コースイン。
チビ太はその後背中で寝てしまいました。

コース序盤は、このような涼しげな沢伝いを登っていきます。トレランには持ってこいかと。

ところで、これは最近のお気に入り絵本の一つ、エリックカールの「だんまりコオロギ」

音が出したくても、出せない小さなコオロギ坊やのお話。

トンネルの前で、キャリアを降ろしてチビ太を起こします。
「まこちゃん、起きようよ」「トンネル行こうよ。」
「いやなの。起きないの。歩かないの。」「トンネルお化けがでるから行かないの!」
「懐中電灯あるよ。ピカーン!」
「え?」

懐柔に成功♡
隊長が勇躍トンネルの中へ入って行きました。

「ヤッホ~」
「お化けはいませんね~」
と確認しながら隧道を進んでいくと、側抗がありました。

「何かいる!!!」

「あっ!コオロギさんだっ!!」
「ねぇ!おとうさん、だんまりコオロギがいるよ!!」

「挨拶しよう、こし・こし・こし!」
…野山を歩いていると、絵本で見たものが突然目の前に出てくることがあり、2歳児の記憶には鮮烈に刻み込まれるみたいですね。
今日は他にも、てんとう虫、いも虫、かなぶん、3mすぐ横でなく鶯など、かなり刺激になりました。
(実はこの後、他のハイカーが真っ暗な隧道の向こうから歩いてきて、「お化けが来た~」とチビ太を脅かしたら、激しく怯えてしまったことはナイショ)
この後の区間は、所々難所は抱っこしながら、歩かせました。

おニューの靴が大活躍。

お尻ペンペン。

「一本橋だ!」と歌にでてくる一本橋を渡って感動するチビ太。
この後は冒頭にも紹介したロープを使わないと登れないような難所の連続。所々立ち止まって息を整えないと進めないくらい、ハードでした。登り切って東の肩にでて、稜線に出ても、鋸山の鞍部はまさに鋸。登っては下ってを何度も繰り返し、
「また下る~。また登る~。」と溜息をついていると・・・背中から、
「下るとまた登るよ♪」「また登りだね、おとうさん♪」「山頂につかないね」
と、山登りの真実を達観した科白を口にするようになりました。

そんなこんなで、やっと山頂へ。

海だ~やった~♪
くわしくはこちらの動画で。
頂上でトンビと戦いながら昼食をとり(あまりにも暑いので上半身裸で食べてました)、その後は石切り場を見学しながら下山。

石切り場

地獄覗きを下から

下山途中、
「まこちゃん、うちぼうせんで帰る?お船で帰る。」
「うちぼうせんで帰るよ!おとーさん、うちぼうせんでびーる飲んでいいよ。飲みすぎなんて、言わないよ。」
とリクエストされたので、駅前でビールとおつまみを調達。

正義の味方、あじフライ!

チビ太のあこがれ、うちぼうせん!
・・・帰宅は6時。チビ太は8時にはもう夢の中でした。私もテレビの前で8時半には陥落していました。

コースはこれに酷似。