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"It never gets easier, you just go faster."

ツール・ド・日光 2008 本編

2008年10月19日 | 超級山岳


「合格おめでとう」しごきツアーとして、影あざやかな秋晴れのもと、黄色と赤色の世界に遊んできました。
念願の「明るいうちに坤六峠」も達成できましたが、結局朝4時半に家を出て、帰宅は日付をまたいでしまいました…またも遊びすぎてしまったようで


朝4時半にIsoya前に集合、日本の実用車の首都、築地市場で列車の中の駅弁を買出し(アニー伊藤の玉子焼き付き)してから銀座を通過して浅草へ。
浅草から1300円ちょいで日光まで電車で2時間。あいかわらずお財布にやさしい。


本日の一個目の峠、いろは坂を目指す。
猿がいました。ウッキー!


東武線快速は下今市で切り離しなのですが、紅葉が見ごろの週末ということもあり、日光方面への乗り換えは物凄い大混雑。結局電車には乗らず、7km先の日光駅まで自走します。杉並木が追加されました。
いろは坂の下の方までにはまだ紅葉が降りてきていません。途中で先ほどの猿に遭遇。途中黒髪平あたりから紅葉ドライブ大渋滞です。
ブランク明けの無名の高校生、やはり体がびっくりしたようです。(その後坤六峠で暴発しましたが…)


無名の高校生がいろは坂を登ってきます。


いろは坂では自転車が最速です。ドライブ客の列をごぼう抜きします。
排気ガス攻撃をくらっているわけですから、少しくらいは優越感に浸らせてください(笑)


明智平で小休止。日光に明智…どこかで聞いたことがありますね
快晴の土曜日、紅葉をもとめて関東各地から自転車のりが沸いて出てきていました。戦場ヶ原では渋いAlpsのランドナーが。


中禅寺湖湖畔で渋滞をきらい湖畔の遊歩道にエスケープしましたが、パリ~ルーベなみの悪路。タグちょんが瞬時にパンクしました悪ィ。


この先の戦場ヶ原から、川俣温泉に抜けるよさげな林道を薦められました。会津のソースカツ丼を目指して北上したかったのですが、さく蔵さんに期待しましょう。


平地だったと思って流していたら、あっという間に標高は1300m(虚勢)
だんだん赤と黄に緑が混ざってきます。
そして、湯滝へ…


もう登らないと思っていたさく蔵氏、前方はるかに1900mの金精峠を臨み、落胆するの図


湯滝では水の飛沫と紅葉の見事なコラボが


更にあざやかになった山裾をじりじりと登っていきます。
金精峠は一直線登りが多く、ペースを誤ると疲弊します。


金精峠、由来が分かりました。
奈良時代に皇位簒奪を狙った怪僧ケツプーチン、道鏡の○△■がご本尊だそうです。お参りすると「あらご立派♪」に拝謁できるそうです。行くべきだった!


金精峠を登り終えると、標高900m地点まで長~いダウンヒルです。途中でヤマメの塩焼きで補給します。


しっぽの塩味が利いている!ウメェ~~
ガブリ


せっかく稼いだ標高を、惜しげもなく捨て去り、鎌田の交差点で右折、尾瀬戸倉スキー場方面を目指します。


ツール・ド・日光の第二の山場、三つ目の峠坤六峠1680mを目指します。
1ヤビツくらいですよと同行者を安心させますが、そんなことはありません。クッヒッヒ。Bチームツーリングでお山が一つで終わることはめったにありません。


YOMEさんへの紅葉のお土産を採集しながら、休み休み登るべ…とマイペースで登りはじめましたが、佐久蔵先生が山岳賞を勝手に設置し、ドビューンと先に行ってしまいました。残りの4人もタイムトライアルモードですっ飛んで行きました…

坤六峠尾瀬側、サイコー


途中3度のパンクトラブルにもかかわらず、ぎりぎり明るいうちに照葉峡まで降りて来られました。


そして去年は叶わなかったきのこ汁にも間に合い、体の芯から暖まりました。
マスコット犬メリーちゃんとも2年振りの再会

このコース、本当に紅葉でお腹一杯になるすばらしいコースです。また来年も来ようっと。