アイヌ民族情報センター活動日誌

日本キリスト教団北海教区アイヌ民族情報センターの活動日誌
1996年設立 

アイヌ奨学金協力会

2006-09-02 20:58:41 | インポート

アイヌ奨学金キリスト教協力会の事務作業を行いました。<o:p></o:p>

協力会はNCC国際関係委員会・NCC女性委員会・被差別少数者協議会・日本聖公会・日本基督教団教育委員会・日本基督教団北海教区アイヌ民族委員会が構成しています。<o:p></o:p>

1988年に「アイヌ民族出身者の修学、指導者養成および被差別少数者との交流等の援助を目的とする」(協力会規定第2)という趣旨のもとに発足して以来、18年の間に経済的に進学困難な家庭の高校生、大学生、各種専門学校生を70名以上支援し、海外での先住民族に関する国際会議や、文化交流への参加などを応援してきました。<o:p></o:p>

中には、国連人権小委員会先住民作業部会に参加しつつ大学で「国際人権」を学んでいる方や、ノルウエーの大学に行き、国際法の視点からアイヌ民族の権利回復のために学び、実践へと結び付けている青年もおられます。

 

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しかし、この数年、全国募金が滞って運営状態は運転資金を切りくずしている状態です。今後の対策を早急に練るために、急きょ、会議を11月に行うことになりました。皆様も覚えてお祈り下さい。

郵便振替口座 02770-4-50088 アイヌ奨学金協力会<o:p></o:p>

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アイヌ生活文化再現マニュアル

2006-09-02 00:40:13 | インポート

札幌に行ったついでに足をのばしてアイヌ文化振興・研究推進機構事務所に寄り、「アイヌ生活文化再現マニュアル」の『先祖供養』と『川漁』DVD版を借りてきました。

数日前、イタオマチプの再現作業がこのシリーズの『綴る』にあることを書きましたが、このマニュアルは映像で分かりやすく丁寧に説明がされており、実際に試みたくなるほどです。

実は、『食べもの 春夏編』を見て、春に山に行ってトマ(エゾエンゴサクの塊茎)を掘り起し、ゆがいて食べてみました。

に、にがかった・・・

「この苦いのがいいんだ。アイヌは苦味の感じ方が日本人と違うといわれているけど」とは川村さん(川村カ子(ネ)ト記念館館長)の言葉。ツチマメ・ヤチブキも苦いようだけど、映像でも杉村京子さんがおいしそうに食べていました。来年はヤチブキの根っこ食べてみよう。

 

    昨年完成したウラッチセ

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今回の『先祖供養』には旭川近文の杉村フサさんが登場します。フサフチは昨年、アイヌ記念館でのウラッチセ(笹葺きの家)作りのさいに、いろいろと教えてくださり、わたしたちの通信「ノヤ」にもインタビューさせて頂きました。さらに、毎秋に道内の牧師たちの研修会でアイヌ民族の方にお越し頂き、お話を伺っているのですが、今年はフサフチにお出で頂くことになりました。

1019日 午後10時から新篠津たっぷの湯にて。会話調でお話を伺います。楽しみにしています。