~Agiato で Agitato に~

再開後約20年になるピアノを通して、地域やほかの世代とつながっていきたいと考えています。

ハレとケ

2006年01月05日 22時36分28秒 | 雑感
うちの子だけかもしれないのだが、
どうしてこう子供はお出かけが好きなのか、と思う。
自分にも覚えがあるけれども、子供は外出やイベントがすべて親頼みになってしまうので、
ただ待つ立場としては、それはそれは狂おしいほどのものなのかもしれない。

私は、小4になる前から、某楽器メーカーの関連で、
レッスンや録音に福岡や東京まで通うことが多く、時にはほぼ毎週末が埋まることさえあった。
大変といえば大変なのだけれど、どちらかというと、学校と違う時間を列車やホテル等で過ごせる喜びの方が大きかった。
もちろん、この体験が、未熟なオツムにミョーな優越感を残していったことも想像に難くはないのだが・・・(><)

こういう「ハレ」と「ケ」の日常的・精神的割合はかなり年齢によって変わってくるような気がする。

私の場合・・・・
<子供時代>
   ケ・ケ・ケ・ケ・ケ・ハレ・ハレ・ケ・ケ・ケ・ケ・ケ・ハレ・ハレ・・・

<青年時代>
   ケ・ハレ・ケ・ハレ・ケ・ケ・ケ・ハゲ(違った)ケ・ハレ・ハレ・ケ・

<現在>
   ケ・ケ・ケ・ケ・ケ・(ハレ)・ケ・ハレ・ケ・(ハレ)・クモリ(もと~い)・ケ・・・

今では、ハレも突き抜け感がいまいちだ。
これは、「ハレ」に慣れてしまったのか、「ハレ」にまつわるこまごまとしたことが面倒臭くなったのか・・・
なにしろ、現在は主催者側にまわっているわけであるから。

唯一まごうことなき「ハレ」はやはりステージに上がる時だと思う。
この非日常空間と対峙し、かつ溶け込んでいくには相当なテンションがいるような気がする。
良くも悪くも「魔物が棲む」といわれるステージだ。
シロートなりに、今年も楽しみ、苦しみ、いろんな思いを味わっていきたいと思う。