once in a blue moon

.:♪*:・'゜♭.:*韓国で子育て.:♪*:・'゜♭.:*

『お・い・し・いソウル』へようこそ!


あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

小さな幸せを大切に、というのが家族のモットー。


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チョンノム

2020-07-30 | 韓国 焼肉・肉料理・海鮮

あんにょんはせよ

大学路で観劇をするまえに焼き肉を食べました^^
前に友人と食べに行き美味しかったお店に家族と行きました。



チョンノムさん
店員さんがお肉を焼いてくれます^^



ほほ肉、サムギョッサル、豚とろ肉の盛り合わせにしました。



じゅーじゅー焼ける分厚いお肉に娘の目はキラキラ(笑)
お店のお兄さんはそんな娘のリアクションに笑って可愛がってくれました^^
韓国の若いお兄さんは本当に子供の扱いが上手ですね~。



肉汁たっぷりのほほ肉はシンプルにお塩につけて食べるのが美味^^



はっぱに巻いても美味しい



きなこをつけて和え物とあわせて食べるのも美味しい!



お店手作りのテンジャン味噌で作られた〆ごはん



デザートにアイスはサービス^^

久しぶりの焼き肉屋さんのお肉は美味しかったです!

このあと私は観劇、アッパと娘はカフェで待っててくれました^^
ありがとう。

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Everybody's talking about Jamie(제이미)

2020-07-28 | ミュージカル・演劇・コンサート

英国ミュージカルの韓国初演公演を観に行きました。



Everybody's talking about Jamie

実話をベースにしたBBCのドキュメンタリー作品をミュージカル化したもので新「ビリーエリオット」と評される作品です。

シェフィールドが舞台でわたしが好きじゃない要素がひとつもない作品なのは分かっていましたが
期待以上の良さに大満足の観劇でした!

ドラァッグクイーンが夢の少年ジェイミーが卒業プロムにドレスを着ていくことを目指すお話
簡単にあらすじを説明するとこんなもんなんです。
マイノリティに対する偏見とかいじめっことか
扱っている内容自体はごくありふれた作品なんですが

なにがいいってジェイミーのキャラクター!
これ程までに明るくて可愛くて観客みんなを虜にするほど愛されるキャラクターが
ミュージカル界にいたでしょうか^^

観終わったらもうジェイミーのことが大好きで大好きでたまらなくなります。

わたしはビリーエリオットも観劇回数三桁をこすくらい大好きですが
ジェイミーニューもビリーに負けないくらい大好きなキャラクターになりました。

まわりにいる人みんながジェイミーの味方で
守ってあげたくなるし、結論ジェイミーに守られている
そんな風に感じられるくらいあったかくて優しいミュージカルです。



韓国ジェイミーの初演キャストは4名です。
わたしが観たジェイミーは2AMというアイドルグループの歌手のチョ・グォンさん

除隊後の復帰作でもあり彼ぴったりの役だと
キャスト発表時にも話題になりましたがグォンさんしかり
他のジェイミー役の方もミュージカル俳優のシンジュヒョプさん以外はグループ名すら聞いたこともない歌手に疎いわたしだったので
いつものごとくミュージカル俳優さんで観ようと思っていたのですが...。

プレスコールの映像を見たらグォンさんはジェイミーとのシンクロ率が飛び抜けていて
そのままグォンさんの日にすぐ予約してしまいました。



ダンスナンバーの多い作品なのでアイドル歌手を起用するのは日本でも韓国でもありだと思いますが
しかしグォンさんの場合はジェイミーでしかない...!

ドラァッグクイーンの役はたくさんありますが指先の演技って割りとがさつでなかなか美しくない俳優さんが多いと思っています。

が!グォンさんは指先から足の爪先まで優雅でしなやかで色っぽくまーキレイ。
更にハイヒールで宙に浮くようなダンス
見事な身体能力です
優雅さと超人ぽさが鮮やかでグォンさんなのかジェイミーなのかわからないけどすっかり虜になりました^^



最後のライブ感満載のパフォーマンス
韓国の方々は欧米の方々並み...以上に?(笑)ノリがよく素直に笑い素直に泣きこれでもかと盛り上がるので楽しいです。





イギリスらしいマイノリティに関する暗い部分の描きかたとそれをマイルドに包む軽い笑いを細々といれる脚本がわたし好みで素晴らしいです。

このジェイミーというキャラクターもかなり現代的で斬新でした
マイノリティだからとウジウジなんかせずナチュラルに自分らしく暮らしています
このあたりファンホームのブルースがみたら卒倒しそうです(ミューオタあるある妄想)

周囲もジェンダーにとらわれないというより無関心に近いあんな子もいるそんな子もいる変なのー
でも学校ってそういうところ、という割りとドライな描きかたで新しい時代だなぁという印象でした。

いじめっこといっていいかもわからないディーンという男の子も学校では浮いた存在だし
ディーンの意地悪に華麗にかえすジェイミーのしがらみにとらわれない新世代感が気持ちいい...♡
(意地悪いうクラスメイトにチューするって斬新すぎてもう本当にジェイミー好き 笑)

ジェイミーがこれほど自分らしく強く生きていられるのは(それでも勇気をだし葛藤もする)
母マーガレットがただひたすら息子を愛し信じすべてを肯定して受け入れているからだと思いました。

He is my boyというジェイミーが実の父親からパーソナリティを認めてもらえなかった事実を知り傷つき出ていったあと
母マーガレットが歌うナンバーなんですがこれがもージェイミーという愛らしい子の全てだとわかるナンバーで嗚咽もれるのを堪えながら聴きました。



可愛くて憎い子
良いときもつらいときも
気持ちが楽な時なんて一度もないけど
お前のそばにいるよ
それが私の人生の理由
お前ひとり、お前だけなんだ

こんな歌詞なんですが、共感したし学びました。
私も娘にこうして接したいと心から感じました。
娘にこの先なにがあっても心が強くいられるよう絶対的な安心感を与えるのが私の役目だと感じました。

このナンバーは世界中のお母さん、お父さんに響くんじゃないでしょうか。

マイノリティでもジェイミーが明るく自分を見失わない理由は母マーガレットの無償の愛が
ジェイミーを強くさせているとわかるナンバーでした。

映像はキム・ソニョンさんですがわたしが観たのはチェ・ジョンウォンさんです
ジョンウォンさんはマンマミーア以来でしたが本当に素敵でした。
大好きな女優さんです。

それからジェイミーの仲良しの友達プリティ
彼女もまたムスリムで白人ではありません
すごくいい子で、プロムシーンでは暴言をはくんですが客席も「ひぃぃぃっ!」と息をのむくらい優等生ないい子ちゃんです^^



このジェイミーという作品
イギリスの若者言葉がたくさんあるんだろうなと推測できる韓国語若者言葉のオンパレード
学校っぽく会話はマシンガンです

プリティの暴言はイギリス英語のあの単語に匹敵する韓国語で訳されていて
こういうのを見ると韓国語という言語の柔軟さがより非英語圏でも上演しやすい理由だなと思いました。

イギリスらしさ満点のお話に一曲、一曲がキラキラしてるキャッチーな楽曲
何もかもが凄くいい!

Out of the darknessでジェイミーがヒューヒュー盛り上がる客席に向かってシーっとします

その瞬間ジェイミーに観客全員が注目し...
Everybody's talking about Jamieを引き出すんです。
その瞬間すごい良いミュージカルを観たと鳥肌がたちます

ジェイミーが大好きになります
本当に素晴らしかった!

グォンさんジェイミー最高に可愛くて素敵でした^^

見えるラジオ(韓国はラジオも見えるんです
笑)で披露されたAnd you don't even know it素敵でした!



残念ながらコロナの影響からか海外からのファンが来られず空席が目立ちます。
コロナさえなきゃ海外からのファンもいて大盛況だったかと

韓国のミュージカルファンは歌手主演だと敬遠するので(私もです)あまり評判は良いとは言えません
ただ、このミュージカル自体がニュージェネレーションといいますか。

ミュージカル専門の俳優さんに比べたら確かにテクニック的に不足してる点は否めませんが
じゃーミュージカル俳優さんがあそこまでの愛されるスター性とダンスパフォーマンス出きるかと聞かれたらうーんです...
この作品に限ってはアイドル歌手だからと敬遠せずぜひ見てください!

ていうか、そもそも韓国のアイドル歌手はポテンシャルが高いから
WEの子にも負けないパフォーマンス力あると私は思っています。

ま、でもグォンさんはミュージカル俳優さんとしてのキャリアもそこそこありますがね^^;
なので安定感抜群でした。
彼以上のジェイミーはいないでしょう。
若手ジェイミーたちは大目に見てあげた方が良さそうです...



おまけ


ちゃっかり靴屋さん宣伝してた(笑)
調べたらわりとリーズナブル
あんだけ踊れる靴なら履きやすそうと思いました^^



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天丼よつや

2020-07-27 | 韓国 ごはん

あんにょんはせよ



注文していたヘテのグラスがきました!
この可愛くないダサさがたまらなく可愛くて(笑)

次はOBビールのグラスを買おうか迷ってます←



最近は空気がキレイな日が続いていて空を見上げるのがたのしいです。

半年以上ぶりに歯医者さんへ定期検診に行きました。
コロナまっただなかに虫歯になってたまるかと
1日3回以上歯磨きをしていましたが
なんと私が虫歯疑い~。。。

産後は体質かわり弱くなると聞いていたけどここまでとはなぁ...。
しょんぼりでした。
娘は問題なかったから何より。



歯医者さんのあとシャロスギルへいって天丼を食べました。



お湯のみが可愛かった!



基本の天丼
娘も最近は一人前ちかく食べるので一人前注文してます。

なかなかのボリュームでしたが7割ちかく食べたかな。
おっきくなりました^^


おまけ


美術教室で描いた作品
どんどん上手になってきてうれしいです^^


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トトロに会いに

2020-07-24 | 徒然なるままに

あんにょんはせよ

日本もですがこちら韓国も集中豪雨で甚大な被害に見舞われています。
幸い我が家は今のところ影響ありませんが10年ほど前にこの町は冠水したので油断なりません..



娘が突然トトロに会いにいきたいといい
龍山のジブリショップへいってきました。

トトロに会いにいったけど写真は魔女の宅急便のフォトスポットしかなかった(笑)

久しぶりのジブリな世界にひたり楽しかったです^^



永豊文庫で新しい児童書を買いました。
絵本も読みますが娘はもう児童書くらいじゃないと短いといい飽きてしまうので
ここ一年くらいは新しく買う本はすべて小学校低学年向けの本にしています^^;

옷 짓는 고양이,카카
台湾の本なのかな?かわいらしい猫ちゃんとお洋服を仕立てるというのが
ドレスデザイナーが夢のいまの娘にぴったりで買ってみました^^

おまけの鏡がかわいいです。

わたしも読んでみましたが、凄く良かったです^^



ランチは娘リクエストでハンバーグ
すんごく不味かった...(笑)

全力でオススメしません!



久しぶりにソルビン行きました。
メロンどーん。

なかは氷といちごとチーズケーキ?

シンプルな小豆のピンス食べにいきたいなぁ~。
この雨が終わったら秋になりそうで早く食べにいきたい^^;

在韓の皆さん、どうぞご無事で!





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ファンホーム(펀홈)

2020-07-23 | ミュージカル・演劇・コンサート

アリソン・ベクダルのグラフィックノベルをミュージカル化した
ミュージカル「ファンホーム」を観に行きました。

韓国は初演です。
去年、ファンホームが2020年の夏に上演されるという噂を聞いてから
ずーっと楽しみにしていた作品です。

9歳のこどもアリソン、19歳の大学生アリソン、42歳の漫画家アリソン
三世代の主人公アリソンのうち42歳のアリソン役
だったら良いなと思ったのがパン・ジニさんです。

ジニさんは知的で気品にあふれ作品の良さをぐいぐい引き出すことが上手な女優さんで
わたしは大好きです。
そのジニさんがアリソン役としてキャスト発表されたときは嬉しくて絶叫でした!(笑)



ということでプレビューのジニさん回を張り切って予約!
気になった舞台席の三列目センターというなかなか素敵な座席で予約をしたんですが...。

開幕前に制作会社から「舞台席は貴重品以外の荷物は預け公演開始前に係員の誘導で着席」とか
めーんどくさい...(白目)

プレビュー初日は検温などにも手間取り公演後に謝罪文があがるほどゴタゴタしたようです^^;

だからもう憂鬱で...。




しかし実際に会場についてみたら入り口で検温し荷物も膝にのるサイズなら預けなくて大丈夫
もぎりの方にあらかじめ入力しておいたWeb問診票のスクショ画面を見せ最終的におでこ検温で入りたいタイミングで入場とスムースに出来ました^^

韓国ファンホームはブロードウェイのように円形型の座席配置。
役者さんが中央で演じる様子を見る形なんですが予約をした三列目がちょうど子役と目線があう位置でした。

わたしが座った位置はクライマックスにこどもアリソンと目線があう位置でそれはそれは泣きました。。。

座る位置によって各キャラクターの表情が見えたり見えなかったりして
リピートして観たくなる作品です。

人生は振り返っても自分の目線でしか見えないし
他の人がその瞬間、瞬間をどう見ていたかなんて
繰り返し見ることなんて本来はできないけれどもアリソンの悲喜劇は様々な角度から観られるようになっていて
繰り返し観て観客に推測をさせ楽しませるつくりになっていました。

まぁ~大好物でね、こういう作品(笑)

子役はまた観に行くつもりなので誰でもよいと思っていたら
アリソン役はマチルダのマチルダ役だったソル・ガウン
クリスチャン役はビリーエリオットの親友マイケル役だったハン・ウジョンと
思い入れのつよい子達が並び嬉しかったです。

ふたり共おっきくなったし何より歌が上手になっていました^^

ガウンはあの歳ではまだ理解し表現するには難しいアリソン役を
時々、手探りな印象はありましたがまっすぐに見つめ演じていました。

感性の豊かな子なのでこれからまたガウンにしかないアリソンを見せてくれそうです。

またジニさんは、アリソンご本人かなと思うくらいアリソンになりきっていました。

こどもアリソンと大学生アリソンの「記憶」を見つめるそういうシーンがほとんどなんですけれど
ジニさんはふたりの魅力をぐいぐい引き出し
客席の注意の引きかたが華麗なんです。

大学生アリソンのイ・ジスさんがまた凄く良かった。。。

Changing my majorをこんな風に歌い、くすぐったくフフっと笑っちゃうような表現をされるんだと魅せられました。

ブルース役のチェ・ジェウンさんは良い意味でよくわかりませんでした。
この観て「わからない」という感覚はジェウンさんが魅せてくれた演技なんだと思います。

表側と裏側の曖昧さ。
Edges of the worldの最後「why I'm standing here」の曖昧さが凄かった。

アリソンは自殺と結論付ける。
でも...?の曖昧さが凄いジェウンさんの表現でした。

そのあとのジニさんの息も出来ないほど壮絶な「キャプション」の繰り返し。
劇中、アリソンが繰り返してきた「キャプション」はこの瞬間のためにたくさん出てきたんだと思います。

ブルースのちいさな円の中の世界「why I'm standing here」といい消えていく
そこにキャプションはいくつ必要なんだろうと。
人の人生にキャプションはいくつあっても足りない。
どこから観るかでまたキャプションは増えていく。

圧巻でした。

アリソンとブルース
演出では、アリソンの円の照明のほうがブルースの円よりはるかに大きかったです。

暮らす世界の広さ、見える世界の広さ、そして時間、時代、立場

一人一人の円の大きさは様々でその円を広げることも人と出会いその円が交わり、円の束の数を増やすことも人それぞれ

アリソンの円の広さはブルースが与えてくれた飛行機で飛べたからなのかな。
アリソンが「見えた」のはブルースが飛ばしてくれたから。
同じ枠の中から飛びだしたアリソンと枠の中にいたままのブルースの対比が印象的でした。

アリソンの半生のRing of keysは切なくて悲しくて笑えて愛おしかったです。

同性愛者である父娘のお話ではありますが
それはひとつのkeyワードでしかなくそれに付随した家族のお話です。

お時間あれば皆さんぜひ^^
全力でおすすめします!

イヘラン芸術劇場で10月11日まで!









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