あんにょんはせよ
2020年、突如やってきた新型コロナウイルスのせいで地球上の人々の生活がガラリと変わりました。
とにかく人類をなんとかして滅ぼしたいウイルスってことなのはわかってるけれど
それがどんな性質なものかは流行初期は何もわからず
「ただの風邪」説もつよく信じられてきました。
医者だって未知のウイルスに関しては専門家もへったくれもなく「情報」はあくまで一説と捉えなければならない
冷静にひとつずつ理解し柔軟性のある思考を求められた上半期でした。
そういう中で最初に被害を被ったのは公演界。
密閉された空間に人が集まる。
感染症がひろまる条件が揃っていることは素人目で見ても歴然としていましたから
劇場の閉鎖は仕方がない処置ではあったと思います。
しかし、いろいろ試行錯誤しながらも劇場をあけ公演を続けてきたのが韓国ミュージカル。
ここソウルで世界中の劇場がクローズしているなか本当に頑張って公演を続けてきました。
もちろん、厳しい声もたくさん聞きました。
でも今日まで韓国の劇場にきた観客同士の感染はいまだ報告されていません。
唯一、釜山公演が終わって一度母国へ帰った「オペラ座の怪人ワールドツアー」キャストから感染者が発生しましたが
全キャスト、全スタッフを速攻検査し
2週間の隔離を行った結果感染はひろがりませんでした。
この時期にいくつかの作品も2週間の公演中断となりましたが
やはり感染者は発生することなく順調に公演は続いています。
オペラ座の怪人ワールドツアー公演は当初、6月27日までの予定でしたが
延長がきまり8月8日までになるそうです(そりゃ他に公演できる国もないしね^^;)
一月末から韓国の劇場は消毒や熱サーモ、マスク着用など感染者を出さない努力をし続けてきました。
また劇場に通うオタクたちも自分が感染源にならないよう頑張ってきたように思います。
公演界の方々も常日頃から身体が資本のお仕事で体調管理はバッチリな方々が多いと思いますが
一方、オタクもあらかじめチケットを取り(作品によってはまさに血ケッティング!)
観劇日まで体調管理に気をつけ過ごしている人が大半です。
観劇には体力いりますから。
一月末から4ヶ月、新型コロナウイルスと戦ってきて
防疫対策をしっかりすれば公演は可能という希望を韓国の劇場とオタクたちは示してくれました。
もちろん、この先どんなつまづきがあるかは分かりません。
ただ役者さんたちの安全はどこまで保証されてるのかな、という懸念はあります。
お稽古の写真をみたらやはりマスク着用なんて出来ませんし...(KFじゃ窒息しちゃいそう)
どうか無事でありますように、と祈るしかありません。
それでも観劇オタクにとっては前向きに活動してくれることが嬉しいです。
プレビュー日程が延びてしまいましたが韓国モーツァルト10周年キャストの「黄金星」
韓国は特にロックダウンもステイホームもしていませんでしたが
大手EMKが流行りにのって動画作ってくれました(笑)
モーツァルトは観に行く隙間が私にはなさそうですが(スミマセン..)素敵^^
いろんな国でいろんな方々が再集結して歌を披露してくれています。
個人的に嬉しかったのはアメリカンイディオットBWオリジナルキャストの「21 guns」
ジョンギャラガージュニアの髭もじゃがキョーレツで色々吹っ飛んでしまいますが
このオリジナルキャストをずーっと応援していたから嬉しかったです^^
BWまで観に行けば良かったなぁ...。
最後の歌詞変更好きです^^
追記。
UKツアーキャストさんが素晴らしい動画をアップされてました!
米英のイディオッツの映像使うとは...(笑)
観たいなぁ。
ナショナルツアーしてほしいな~。
これといって凄く好きな作品という位置付けではないのに
観るたび満足度が高くあー楽しかった!となるマンマミーア!は「Mamma Mia」を♪
ロックダウンでもキャストさんたちのパフォーマンス力でマンマミーアの世界観!
観ていて元気になれるまさに音楽の力!
観ているだけでハッピーになれてスーパーポジティブ全肯定ミュージカル
ヘアスプレーからは「You can't stop the beat」も楽しい!
もうこのナンバーは何回聴いても力をもらいます。
全肯定サイコー!(笑)
2008年にわたしがウエストエンドで観たヘアスプレーにマイケルボールが
トレイシーママ役で出演していて話題でした。
そして12年ぶり2020年4月からマイケルボール復活!とニュースになってましたが...(涙)
必ずやってほしいです...。
マイケルのトレイシーママほんっと可愛いんです。
私も叶うなら観に行きたかったくらいです。
同じく2008~2009年のロンドン滞在中にハマりにハマったミュージカル
スプリングアウェイクニングWEオリジナルキャストから「Mama who bore me」
同世代の役者さんたちが体当たりで演じられていたこの作品
センセーショナルでショックを受けました。
20代前半の若いときに出会えて良かったと思うミュージカルです。
みんな老け...大人になったな←人のこと言えない(笑)
せっせとステージドア(楽屋口)に通ってキャストさんからサインもらったり
お話したり(訛りきついイワンくんからは塩対応された!笑)楽しい思い出いっぱいです。
イワンくんはゲームオブスローンズに出てるの知らなくてイワンくん発見した時は絶叫でした(笑)←役がまたシリーズ中、1、2を争う残虐な役だったし^^;
マチルダのオリジナルキャストの「When I grow up」も素敵。
このナンバーは子供が歌うものと大人が歌うものは少し感じとるものが違うのが良いです。
オリジナルキャストで大きくなった子供たちがWhen I grow upと歌うのもジーンとしますし
現役キャストたちのWhen I grow upもジーン
子供の声で聴くこの歌の透明感と残酷さが好きです。
この子達のためにも早く公演再開できますように。
物事には裏表があり何が正義で何が悪か
見る場所で違うこと、自分の目で見えているものだけが正しいわけではない
そんな強いメッセージをもったミュージカル
ウィキッドからは「For good」
改めて歌詞が良いなと思いました。
ここソウルはさほど厳しい状況ではありませんがそれでも癒されました。
誰もがコロナウイルスがやってきたことで改めて気付いた大切なものありますものね。
グリンダとエルファバの性質の違う人を認める優しくて強いこの歌の力
素晴らしいです^^
大好きなミュージカルが安全を確立させて世界中で公演再開してほしいです。
がんばれ公演。
私も6月から最大限の防疫対策をしていち観劇オタクに戻ります。