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あんにょんはせよ

ロンドンで出会ったオトメン韓国人旦那と2014年12月生まれの娘と
ソウル西部でのんびり暮らしています。

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メイビー、ハッピーエンディング(어쩌면 해피엔딩)

2020-07-17 | ミュージカル・演劇・コンサート

大好きな韓国創作ミュージカル「メイビー、ハッピーエンディング」

今期は三演でオリジナルキャストのチョン・ミドさん、チョン・ムンソンさんが
帰ってくるということでキャスト発表時にはミュージカルファンは大いに盛り上がりました。

さらにこのお二人は、この春放送された韓国ドラマ「賢い医師生活」にもご出演されていたので話題性もばっちり。
このドラマも優しくておすすめです^^

チケット予約は前回の再演時も大変でしたが更に大変でした^^;
特にミドさんは必ず観たかったので一回目のチケッティングは2階席狙いでなんとか予約できました!
1階席取りたいけどたぶん負けるから無理そう...でも間近で観たいな...><



オリバーは今年の韓国ミュージカルアワードで新人男優賞を受賞したヤン・ヒジュンさん

クレアはチョン・ミドさん

ジェームズは再演のときも拝見したソン・ジョンワンさん

メイビー、ハッピーエンディングはジェームズ役がマルチプレイの三人劇です。

あらすじはこちらに書いてます。

さて、念願のミドさんクレア
オタクたちからは미도클(ミドクル)と呼ばれていて大人気です!

ミドさんは声がとても澄んでいて快活な笑い声が愛らしく
そして透明感もあり可憐だけど芯の通った存在感
生まれながらのクレアという評判も納得です。

韓国のミュージカルはどちらかというと歌のテクニックと歌詞の伝え方が評価されると思います。
でも演技は、ん?と思うことも多々あり。

その点、ミドさんは演技がうっまい。
繊細な表情の変化、台詞の間や余韻の与えかたがこれ程優しく丁寧な役者さんは珍しいです。

作品や役柄がそうなのか、ミドさんがそうなのかは分かりませんが
観客がクレアというかわいいヘルパーロボットがますます大好きになる
そんな素晴らしい演技でした^^

そして、ヤン・ヒジュンさんは5月にスワッグエイジを観劇する予定でしたが
コロナ感染者がソウル内で急増し泣く泣くキャンセルをしたので
今回絶対に観たかった役者さんでした。

ヒジュンオリバーはただ一言「かわいい」
かわいいにつきます。

ヤンヒジュンのヤンは羊(양)ですか?くらいフワフワでかわいい^^

クレアがドアをノックしてきたときのガクガクブルブルの演技かわいすぎて最高です!
その冒頭と対比のクライマックス、再びドアをあける静寂をまとった演技は
物語を点と点で線を結ぶ見事さでため息...っていうか涙、鼻水、涙、鼻水、鼻水、鼻水、鼻水..............。

そう鼻水大変だったんです^^;

この作品、あったかくて切ないお話で
初見も滂沱の涙。。。
だから分厚いハンドタオル持参で行ったんですけども...。

公演開始前に係員さんが「皆さんの安全のためにマスクは鼻のしたに下ろさないようご協力お願いします」とおっしゃっていて
「このコロナ真っ只中に観劇オタクたちが迂闊にマスクなんか下ろすかな?」と思っていたんですが
観劇中に鼻水がぬぐえないんですよ!(笑)

これは誤算!
ここ最近は布マスクにメルトブローンのフィルターを挟んで観劇していましたが
やはり通気性の良さが気になりKF80マスクにしたんです。

涙はなんとかぬぐえても鼻水はすするにも限度ある量で(私、ハナタレなんで←)
マスク内はぬぐいきれなかった涙と鼻水で湿度むんむんでした(汚い)

マスクおろしたくなりますね...鼻水びちゃびちゃになっても公演界を守るためにしませんけども^^;

日本では劇場から集団感染が起きてしまいましたね...。
相変わらずずれた日本の報道と思慮の浅い世論には辟易しますが
頭ごなしに否定せず何がどう問題あったか本質を見つめて欲しいなとつくづく思いました。

日本の観劇ライターさんもおっしゃってましたが劇場や主催の区別すらついていない
一般的知識ではないとはいえ報道するからにはきっちり分けて欲しいです。

すでにスタートし頑張ろうとしている日本の公演界の足は引っ張らないで欲しい。

韓国はずっとずっと公演続けています。

ちゃんと本質を理解して正しく怖れてくれと2月から思い続けてますが相変わらずピントずれていて情けなくなります...。
韓国の観劇仲間からも「なぜそうなる」と言われて困ってしまいました^^;
私もわからない...もう。

話、戻します。
ジョンワンジェームズ。

私がこの어쩌면 해피엔딩で一番好きなナンバーはジェームズとオリバーが歌う「고맙다 올리버(ありがとうオリバー)」です



このナンバーの良さ、温もりは一回観たあとにわかるんです。
リピーター続出させるナンバーです。

今回もジョンワンさんはそれはそれは菩薩さまのような微笑みで慈しむようにオリバーを見つめ微笑んでいて
もうこの時点でリピーターは嗚咽(笑)

一方、モーテルの社長さんとかヘルパーロボットとか(名前忘れた)
かなり笑えました。
こんなに面白かったかなー^^

今回も未来の話だけどもアナログで温もりを感じるセットは変わらず
ただ再演のときにはなかった丸い窓がすごく良い演出になってました。

クレアとオリバーが窓際で会話するシーンは切なかったです。
シルエットがもの悲しく綺麗だった~。

あとジェームズのピアノ演奏が舞台奥になってしまい後ろ姿に変わっていて
これはちょっとアレ?と思いました。

大好きな作品がまた観られて嬉しかったです^^

このまま問題なければ日本でも8月から公演するそうです。
一人一人の心がけで公演は続けられると思います。




がんばれ日本の公演界!










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