奥井みさき、旅の記録と徒然日記

仕事の合間に旅行、旅行の合間に仕事。
フリーライター・奥井みさきの旅日記と、日々思うこと。
札幌からです。

ぽっぽや(旭川)

2014-07-21 07:57:55 | 鉄道



旭川四条駅は旭川から北へ向かって次の駅、
無人の高架駅でその下はいろいろなお店が立ち並んでいます。

車で通りすぎたとき、4条通に面して気になるお店を見つけました。
以前よりこりゃ一度中を覗いてみなければいけないと思っていた。

それが鉄道雑貨のお店、「ぽっぽや」です。





ディープすぎる。
かなりレアな「ブツ」が所狭しと置いてあります。

こんなものまであるのか、という感激の品々が出迎えてくれます。

価格のはっきりしていないものも多数。
非売品もかなりあるとみた。

これらのレア物は高いのですが、手軽なものもこれまた多数あります。
オリジナルグッズも充実、このお店は飽きません。

ということで、私が初訪問記念に買ったのがタオル。





白地に「JNR」のロゴが入っているという、
涙がちょちょぎれそうな1枚です。

ここはカラマツトレインよりはまる。
こんなお店が旭川にあったことを最近まで知らなかったことが残念。

さて、これからも通うとするか。
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西倉倉庫(旭川市)

2014-07-20 09:28:20 | 北海道の旅日記(道北、道南)



旭川は実は魅力的な建物が多い街です。

残念なのはそれが街中に点在し、ガイドの類もないところ。
小樽のように固まって存在していたら、かなりの名所になっていたに違いない

ということで、当てもなく旭川の街をぶらぶらと散歩してみます。

みつけたのが「株式会社西倉倉庫」、
5条通13丁目界隈に土蔵や石造りのなどの倉庫が立ち並んでいます。

その数7棟。





旭川で石造りといえば、産地は美瑛だろうか。

これが小樽で運河のそばにあったなら、
間違いなく「歴史的建造物」に指定されているでしょう。

普通の民家のような社屋も見ごたえあり。

旭川はこのような古い建物が住宅地や商業地の中にいくつもある。
北海道第2の都市、道北の拠点、自衛隊の街でもある。

かつての旭川は相当な経済力を持っていたに違いない。
その片鱗を見せる昔の建物は見ていて飽きません。

誰かこれらをまとめてガイドブックを作ってもらえないだろうか。
旭山動物園と並ぶ観光の目玉になるはずです。
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上富良野町開拓記念館 … おまけ

2014-07-19 05:28:17 | 北海道の博物館
富良野村が最初に創立されたのは1897年、田中常次郎が入植した年です。
この時は歌志内村(空知管内)に所属していました。
(当時の北海道の町村制については省略)

当時の「富良野村」は今の上富良野町、中富良野町、富良野市、南富良野町です。

1899年に富良野村は上川管内になり、役場を上富良野に置きます。
この年は今の富良野線が旭川方面から上富良野まで開通した年になります。

この時の富良野村の中心は上富良野だったのですが、
それは鉄道が開通したからだと推察されます。

その後1903年に富良野村の南部を分割し「下富良野村」を置きます。
この下富良野村は今の富良野市と南富良野町です。

これにより今の上富良野町と中富良野町は「上富良野村」となります。

1900年に根室線は鹿越まで開通したことにより、
今の富良野市、南富良野町の開拓が進んだことが分村に繋がったのでしょう。

更に1917年には「上富良野村」から「中富良野村」が分村します。

これで今の上富良野町と中富良野町が成立しますが、
このあたりの開拓が順調に進んだことがこれでわかります。

下富良野村が富良野市と上富良野町に分かれた経緯は、
複雑になるので省きますが実はこれはこれで面白い。

ちなみに根室線・滝川―富良野間が開通したのは1913年です。
それまで道央から道東へは旭川から富良野線経由行けませんでした。

さて今この地方の中心は富良野市で、
最初に役場が置かれた上富良野ではありません。

それは鉄道が到達したことにより最初は上富良野に、
そして鉄道の延伸(富良野線の全通と根室線の開通)により中心が移った。

結果的に両線の結節点になった富良野市がこの地域の中心になった。

交通機関の発達が地域にどう影響を与えるのか、よくわかります。
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上富良野町開拓記念館 … 下

2014-07-18 06:19:31 | 北海道の博物館
さて、1926年(T15)の十勝岳大噴火(大正噴火)について。

十勝岳は「活火山」であり、今でも活発な活動を続けています。
そのお陰で素晴らしい温泉があるわけですが。

大正大噴火では上富良野村を泥流が襲い甚大な被害を受けました。
当時の報道では村が消滅したような記事もある。

まるで泥流が村の中心街を襲い全滅、というような印象です。
人的被害は144名、850ha以上の田畑を失う。

確かに大変な被害ではありますが、中心部が全滅というほどではない。

この記念館には泥流が流れた地域が示されています。
それによると、中心部は被災を逃れています。

当たり前ですが、泥流は川筋に沿って流れているのです。
村の中心部は少し高台にあったので被害を逃れた。

火山の噴火では泥流や火砕流が流れ落ちるところがある程度想定されています。
被害が想定されるところでは、その時にどんな行動をしたらいいのか。

それを知っているかどうかで命が助かるのかどうかが分かれます。

そのためには、自治体が公表している“ハザードマップ”が役に立つ。

十勝岳や駒ヶ岳周辺自治体はそれを公表し様々な対策をとっているはずです。
実際に駒ヶ岳辺りを列車に乗っているといろいろな防災施設を見ることができます。

普段は意識することはないハザードマップですが、
自治体はいろいろな対策をとっています。
それを知っているかどうかで命を分けるということが間違いなくあります。

火山だけじゃないぞ、水害や地震でもそうだ。
地元のハザードマップは見ておいた方がいい。

ちなみに札幌市でも、ハザードマップを公表しています。
是非ご一読をお勧めするとともに、見方がわからない方は私にお尋ねください。

上富良野開拓記念館、実は深い。
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上富良野町開拓記念館 … 上

2014-07-17 08:07:28 | 北海道の博物館
上富良野町は1897年(M30)、三重県出身の田中常次郎一行が最初に入植しました。
1926年(T15)には十勝岳が大噴火、上富良野村(当時)が甚大な被害を受けます。
そして噴火被災時の村長・吉田貞次郎がその復興に奮闘しました。

この3つがこの施設の主な展示内容になります。
ちなみにここは、吉田貞次郎邸の一部を移設したものです。

開拓者のリーダー・田中常次郎が上富良野開拓に尽力し、
この町の基礎を作ったことは間違いありません。

それは展示を見ているとよくわかります。

そして開拓から約30年後、十勝岳の大噴火が起きます。
当時の新聞などでは、上富良野が壊滅的被害を受けたと報道しています。

その被害の状況が展示されていますが、この件は別に述べます。

さて、時の村長・吉田貞次郎について。

開拓からわずか30年ほどでの大災害、当時は村の再建か放棄かの検討がなされたとか。
ですが村長は、開拓からの30年が無駄になると敢然と再建を選んだ。

方向性が決まると何事もそうなる。
以後、上富良野は発展し今に至ります。

が、私は村長・吉田貞次郎が偉い人だと称えられることに違和感を覚えました。
その違和感はここの展示を見ているうちに大きくなる。

どうもこの人物、ただの郷土の偉人ではない様子が窺える。

確かに、甚大な被害を受けた村を陣頭指揮をして村を立て直した功績は大きい。
ですが展示資料の中にそれを素直に喜んでいない村民の姿も見える。

そのことを地元の郷土史に詳しい方に聞きました。

詳細は述べませんが、吉田氏は地元の実業家でもあったらしい。
それはよくあることですが復興に関し、公私混同でいろいろあったとのこと。

なるほどそれでは利害関係が絡み、村で意見が二分するはずだ。

小さな記念館ですが、丁寧に見ていくとそういうこともわかります。





*上富良野町開拓記念館

住    所:空知郡上富良野町西3線北28号
開館時間:9:00~16:00
入 館 料:無料
開 館 日:今年に関してはこちらをご参照ください
      http://www.town.kamifurano.hokkaido.jp/contents/09kyosin/0920shakyo/calendar/kaitakukinenkan-H26.pdf
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北都プロレス10周年記念大会前夜祭、参加受付中

2014-07-16 06:51:24 | スポーツ
北都プロレス10周年記念大会前夜祭


北都プロレスは2004年6月に旗揚げして以来、今年で10周年を迎えることができました。
これもひとえに今まで北都プロレスを支えてくださったファンの皆様のおかげと、北都プロレス関係者一同感謝しております。

北都プロレスでは旗揚げ10周年を記念し、7月24日(木)にコンカリーニョ(西区八軒)において「北都プロレス10周年記念大会」を行います。
これに先立ち23日(水)はファンの皆様への日頃の感謝をこめて「前夜祭」を開催することになりました。

これは各方面の協力を得てファンの皆さまがクレイン中條氏をはじめとする北都プロレス関係者、
また翌日に行われる10周年記念大会の出場選手を囲んで食事会をするものであります。

参加してくださったファンの皆さまへはここでしか手に入らない記念品をもれなく差し上げます。

北都プロレスのレフェリーや所属選手、そして招待選手と触れ合える数少ない機会です。
ファンの皆さまの参加をお待ちしております。


北都プロレス10周年記念大会前夜祭

日 時:7月23日(水)19:00~21:00
場 所:炭焼塩ホルモン 七厘(中央区南2条西5丁目1、℡ 011-210-4129)
定 員:20名(申込み確認後定員になり次第締め切らせていただきます)
参加料:3,500円(お食事、飲み放題付)
お申込:下記のことを明記の上、hokutopro_support@excite.co.jpまでメールをお送りください。
    ・代表者名
    ・参加人数
    ・当日ご連絡できるお電話番号
    折り返し参加料の振込先をメールでご連絡いたします。ご入金の確認をもって正式な参加とさせて頂きます。振込完了後の返金は致しません。
締切り:7月17日(木)24:00お申込メール到着分まで。締切り前でも定員になり次第お申込を終了いたします。
記念品:参加者全員に選手のサイン色紙と、その場で選手と一緒に撮影した写真をプレゼントいたします。
問合せ:hokutopro_support@excite.co.jp
     又は
     北都プロレス後援会 代表 桑原(090-3119-1435)までお願いいたします。



参加予定

クレイン中條(北都プロレス代表)、大矢剛功、池田昌樹、河原成幸(以上北都プロレス)、
松田慶三、ジャングル・バード(以上フリー)、梅沢菊次郎、末吉利啓、
藤原秀旺(以上プロレスリングアライヴ)、星ハム子(アイスリボン)



主催:北都プロレス後援会       
協力:北都プロレス
   ビジネスマネジメント
   OYOYO(まち×アートセンターさっぽろ)
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千歳鶴 酒ミュージアム

2014-07-15 05:19:05 | 北海道の博物館



久しぶりに「千歳鶴 酒ミュージアム」に行きました。

ここは始まったころは駐車場が無料でした。
それがやがて有料になった。

それは仕方なかろう。
タダだからと不心得者がたくさん利用していたのだと思う。

ですが酒ミュージアム利用者は一定時間無料になるのでそれはそれでいい。

さて久しぶりに入って、びっくり。

以前は“ミュージアム”の名の通り、千歳鶴に関する展示がほとんどのスペースを占めていた。
が今は、そのほとんどが物販とカフェスペースになっていました。

展示スペースはごくわずか。

千歳鶴さん、いろいろな経過があってこうなったのだろうね。
詳しいことはわかりませんが、涙を誘う物語があったに違いない。

格好つけて“ミュージアム”などと言ってられん。
そういうことでしょう。

ということで、ここは“酒粕ソフトクリーム”を所望。





せっかくですからね、酒蔵で提供するソフトクリームですから。
カップにたっぷり、食べごたえがあります。

街中で空いていて、ちょっとホッとできるスペース。
この穴場感は今でも変わりません。

相変わらず、ここはイケてるスペースです。
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今日から出かけます

2014-07-06 05:15:43 | つらつら思ったこと
今日はまず旭川へ日帰り。
そして夜、22時出発の列車で北海道脱出。

明日は仙台、火曜日と水曜日は東京。

そのあと新潟、秋田、青森とまわって金曜の朝に帰ってきます。

その間の私の動向はツイッターやFBでご確認ください。

帰ってくるまで携帯以外のメールのチェックなどはできません。
またブログの更新は少なくても日曜日まではお休みします。

一番の心配は、無事にJR北海道エリアを抜けることができるのかということ。
青森にさえ着いてしまえば何とでもなる。

また帰りは多少遅れても大丈夫。

ということで、行ってきます。
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北都プロレス10周年記念大会前夜祭、開催

2014-07-05 05:23:01 | スポーツ
北都プロレス10周年記念大会前夜祭


北都プロレスは2004年6月に旗揚げして以来、今年で10周年を迎えることができました。
これもひとえに今まで北都プロレスを支えてくださったファンの皆様のおかげと、北都プロレス関係者一同感謝しております。

北都プロレスでは旗揚げ10周年を記念し、7月24日(木)にコンカリーニョ(西区八軒)において「北都プロレス10周年記念大会」を行います。
これに先立ち23日(水)はファンの皆様への日頃の感謝をこめて「前夜祭」を開催することになりました。

これは各方面の協力を得てファンの皆さまがクレイン中條氏をはじめとする北都プロレス関係者、
また翌日に行われる10周年記念大会の出場選手を囲んで食事会をするものであります。

参加してくださったファンの皆さまへはここでしか手に入らない記念品をもれなく差し上げます。

北都プロレスのレフェリーや所属選手、そして招待選手と触れ合える数少ない機会です。
ファンの皆さまの参加をお待ちしております。


北都プロレス10周年記念大会前夜祭

日 時:7月23日(水)19:00~21:00
場 所:炭焼塩ホルモン 七厘(中央区南2条西5丁目1、℡ 011-210-4129)
定 員:20名(申込み確認後定員になり次第締め切らせていただきます)
参加料:3,500円(お食事、飲み放題付)
お申込:下記のことを明記の上、hokutopro_support@excite.co.jpまでメールをお送りください。
    ・代表者名
    ・参加人数
    ・当日ご連絡できるお電話番号
    折り返し参加料の振込先をメールでご連絡いたします。ご入金の確認をもって正式な参加とさせて頂きます。振込完了後の返金は致しません。
締切り:7月17日(木)24:00お申込メール到着分まで。締切り前でも定員になり次第お申込を終了いたします。
記念品:参加者全員に選手のサイン色紙と、その場で選手と一緒に撮影した写真をプレゼントいたします。
問合せ:hokutopro_support@excite.co.jp
     又は
     北都プロレス後援会 代表 桑原(090-3119-1435)までお願いいたします。



参加予定

クレイン中條(北都プロレス代表)、大矢剛功、池田昌樹、河原成幸(以上北都プロレス)、
松田慶三、ジャングル・バード(以上フリー)、梅沢菊次郎、末吉利啓、
藤原秀旺(以上プロレスリングアライヴ)、星ハム子(アイスリボン)



主催:北都プロレス後援会       
協力:北都プロレス
   ビジネスマネジメント
   OYOYO(まち×アートセンターさっぽろ)
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ワラビ産地、ロシア産を北海道産と偽装 … 占冠山村産業振興社

2014-07-04 06:02:35 | 農業を考える
おなじみ食品偽装でまた家宅捜査が行われました。
北海道新聞が伝えています。
   → http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/549100.html

やっぱりな。
それが私の感想です。

占冠の道の駅などに行くと、“地元産”とされる山菜の加工品がたくさんあります。

加工は確かに地元の占冠でなされているのは間違いない。
しかしその原産地は、製品の表示を見るとイマイチはっきりしない商品が並んでいました。

私はこういう表示には敏感なのです。

山菜の生産が多い占冠、という触れ込みではありますが、
それが本当かどうかはわからなですしそれが商品に使われているかも不明。

その疑問が売られている商品の原産地表示に現れている。
だから私は占冠では少なくても、山菜関係の商品は買いません。

実は私、山菜商品にはかなり中国産が入っているなと思いました。
それを占冠や北海道で採れたものと表示している。

ふたを開ければ、ワラビはロシア産だったのか。
捜査が進むと、多分違う産地も出てくるぞ。

このことは村では周知の事実だったろうに。

あぁ、やられちゃったよ。
村では今、そんな感じではなかろうか。

いろいろと救われないニュースでした。
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