弘南鉄道(本社・青森県弘前市)の大鰐線(中央弘前ー大鰐、13.9㎞)。
私は2回乗ったことがありますが、沿線はなかなか味のある風景が続きます。
中央弘前駅はこれまた、いかにもローカル私鉄の趣が漂っていますし、
JR駅に隣接する大鰐駅の駅前には立派な温泉施設がデンと構える。
走っている電車の大いなる揺れ具合も郷愁をそそるいい路線です。
素直に言うと、設備投資できないほど超ローカルな赤字線なわけだ。
去年の株主総会で、社長が同線を2017年に廃止すると表明しました。
この表明を受けて去年、地元では大いに議論になりました。
ところで廃止について私の記憶によれば、
これ以上利用客が減少しなければ廃止しないという保留条件があったはず。
さて、今年の株主総会ではその大鰐線の乗客が前年比8.6%減となった。
6月28日付読売新聞青森県電子版で報道されています。
減ったら廃止と明言されていても、やっぱり減る
報道によると同線の年間利用者は52万6千人。
ちなみに同社の弘南線(弘前ー黒石、16.8㎞)の利用者は2.5%増の約138万4千人。
そして同社の経常利益は約484万円の赤字だったとか。
ということは、弘南鉄道は大鰐線を廃止し弘南線だけなら黒字で会社を存続できる。
読売新聞の報道からはそう見える。
地域の鉄路をどう守るのかは大事なことですが、
それを丸ごと私企業に委ねていいのか。
もちろん地元でもいろいろな支援を行っているのでしょうが、
ただ単に“鉄路を守る”という視点だけではなく、
地域の交通手段を総合的にどう確保するのかを検討しなけらばいけません。
私は鉄道を残すだけが手段ではないと考えていますが。
私は2回乗ったことがありますが、沿線はなかなか味のある風景が続きます。
中央弘前駅はこれまた、いかにもローカル私鉄の趣が漂っていますし、
JR駅に隣接する大鰐駅の駅前には立派な温泉施設がデンと構える。
走っている電車の大いなる揺れ具合も郷愁をそそるいい路線です。
素直に言うと、設備投資できないほど超ローカルな赤字線なわけだ。
去年の株主総会で、社長が同線を2017年に廃止すると表明しました。
この表明を受けて去年、地元では大いに議論になりました。
ところで廃止について私の記憶によれば、
これ以上利用客が減少しなければ廃止しないという保留条件があったはず。
さて、今年の株主総会ではその大鰐線の乗客が前年比8.6%減となった。
6月28日付読売新聞青森県電子版で報道されています。
減ったら廃止と明言されていても、やっぱり減る
報道によると同線の年間利用者は52万6千人。
ちなみに同社の弘南線(弘前ー黒石、16.8㎞)の利用者は2.5%増の約138万4千人。
そして同社の経常利益は約484万円の赤字だったとか。
ということは、弘南鉄道は大鰐線を廃止し弘南線だけなら黒字で会社を存続できる。
読売新聞の報道からはそう見える。
地域の鉄路をどう守るのかは大事なことですが、
それを丸ごと私企業に委ねていいのか。
もちろん地元でもいろいろな支援を行っているのでしょうが、
ただ単に“鉄路を守る”という視点だけではなく、
地域の交通手段を総合的にどう確保するのかを検討しなけらばいけません。
私は鉄道を残すだけが手段ではないと考えていますが。