JR北海道は24日、一日散歩きっぷの発売再開を発表しました。
→ http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2016/160224-2.pdf
発売が再開されるのは道央圏用の「一日散歩きっぷ」と、
道北圏用の「道北一日散歩きっぷ」です。
フリーエリア他は今まで通りです。
発売再開は知っていましたので、これについては驚きはない。
一日散歩きっぷは11月14日で販売休止になっていました。
当時は駅の廃止、列車の間引きなどでいろいろと騒がれていた時期でした。
その中での突然の発売休止は驚きましたが、JR北海道の戦略も見え隠れしていました。
この間、同社は各線区で詳細な調査をしていることでしょう。
学園都市線末端区間、石勝線夕張支線、根室本線富良野ー新得間、宗谷本線名寄以北、
函館本線山線区間、留萌本線などが一日散歩きっぷがなければどれほどの利用実績が…。
さてこれからが本番です。
平日は通院・通学でそこそこの利用がある区間が土日、どんな様子かわかってしまった。
これから廃線の議論が具体化していくと思われます。
客観的な利用実績を前に関係者は「JRの公共性」や「地域のシンボル」などといっても、
札幌圏を含めて全路線が赤字というJR北海道の現実の前には説得力を持ちません。
廃線が噂されている各線区を本当に残したいならば、
客観的なデータや具体的な提案を基に納得できる増客策を示さなければ、
廃線の流れは止まらないでしょう。
また地元負担も考えなければいけません。
情緒的ではない、大人の議論ができないところは廃線になる。
関係者は思案のしどころです。
※「JRは今まで対策をしなかった」は通用しない。それは地元も同じなのだから。
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