ここの開館は5月~9月の土日祝のみという、見学するにはハードルが高い施設です。
こんなおざなりな施設は展示内容がありきたりで特徴がないことが多いのですが、
こちらを実際に見学するとなかなかどうしていい“ブツ”が並んでいました。
滝川市が発展したきっかけとなったのは滝川と江部乙に屯田兵村が置かれたから。
ここではそこからの開拓の様子などが中心になります。
その後の開拓の様子、街の発展、産業、教育などの展示が続きます。
しかしどこにでもある、ありきたりで通り一辺倒の展示ではない。
要点を押さえ、ピンポイントで的確な資料の展示と解説になっています。
こういう展示を観るのは久しぶりです。
そしてさすが滝川、ジンギスカン鍋の変遷を示す実物の展示もありました。
最初期のジンギスカン鍋は網だった…。
滝川の発展に功績のあった高畑利宜の展示コーナーがあります。
彼は開拓使などで勤めながら上川地方の調査を行い、
退官後は滝川で醸造や運送など様々な事業を行いました。
さて、私がここで注目したのは滝川の昔の市街地図。
昭和15年の復刻した『滝川町』の市街地図は必見です。
なかなかいいものを見ることができた、さすがです。
*滝川市郷土館
住 所:滝川市新町3丁目8-20
開館期間:5月~9月の土日祝日
開館時間:12:00~16:00
入 館 料:一般150円、高校生100円、小中学生50円
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます