1981年、新冠町の開町100年を記念して開館しました。
1階は自然分野を中心に展示しています。
私が注目したのは水力発電と泥火山(でいかざん)。
日高地方は日高山脈を源流とする川が幾本も流れています。
その豊富な水量を利用した水力発電所が管内各地にあります。
新冠町内にも新冠川沿いに揚水発電所を含め4つの水力発電所があります。
その歴史などが解説されていますが、こういう展示内容は珍しい。
新冠泥火山は国道沿いにあり私も存在は知っていましたが、
民有地のため立ち入り禁止になっており現地を見ることができない。
ここでは日本最大規模というその詳しい解説を見ることができます。
2階は人文分野、開拓や産業、教育などの展示があります。
新冠は節婦が先に栄え、後に新冠が中心になっていったという。
さて、この郷土館で押さえておきたいのは3つ。
御料牧場とその開放、それによって進んだ開拓、
開拓地から切り出された木材を利用した木工業、
そしてもちろん競走馬のこと。
観光関係者の皆さん、サラブレッド銀座もいいですが別な視点も必要では?
*新冠町郷土資料館
住 所:新冠郡新冠町字中央町26
開館時間:9:00~16:30
入 館 料:無料
休 館 日:日・月曜日、祝祭日、年末年始