了見がない

小沢一郎氏を巡る一連の騒動、離党騒ぎ。
情勢は刻々と変化しているので何ともいえませんが、

まず消費税法案採決の前に小沢グループのかのメンバーが、離党届けをグループに預けた。
そして一昨日、その離党届けを党に出した。

小沢氏と共に民主党のその離党届を出したのは当初52人。
そのうち2人が当日のうちに撤回し党内に留まることに。

そして昨日になってまたひとりが離党届を撤回した。

いくつか言いたい。

離党届を白紙委任のように小沢に預けた議員たち。
そのような重要な書類を、他人に預けるとはどういうことか。

そういう書類は自分の懐に潜めていてここぞというところで突きつけるものではないか。
それを、国会議員という立場の人が他人に白紙委任するとは何事か。
まさに他人任せ、国会議員としての責任も義務も放棄した無責任な態度ではないのか。

それから即日撤回した議員。

即日撤回とは何事か。
他人に預けた離党届を、実際に提出されたからといって慌てて撤回。
預けたのならそれをどうされようと文句の言う立場ではなかろう。

“事前通知がなかった”などとの言い訳をしているが、白紙委任に事前通知はあるはずもない。
そんなことを言うなら、最初から離党届など預けるな。

即日撤回などという、そんな軽い気持ちで離党届を他人に預けたのか。

やっていることが軽すぎる。

そして昨日撤回した議員。

あなたは何者か？
情けなさ過ぎる。

全員、了見がなさ過ぎる。


了見＜考え。思慮。分別。よく考えて、より分けること。考察して検討すること。＞