世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

民主党 小沢氏再選 政権奪取に全力投球 最後の賭けに出た!

2008年09月21日 | Weblog

民主党は党首に小沢氏を再選した。小沢代表は政治家としての政治生命

を賭け政権奪取に最後の決意を表明した。

― 9の“所信表明”演説が明日の新聞に詳細は掲載されると思うので割愛 ―

日本を変えるラストチャンスだと悲愴なまでの決意を述べた。党利党略を排し

日本の未来に新しい展望を拓く政権構想・所信表明演説を発表した。自民党

の低調な総裁選の茶番劇的パホーマンスと違って真に日本の将来に思いを馳

せる意欲の程が伺えた。総裁選とは真剣味が一味も二味も違う。明日 誕生す

る麻生新総裁とは鮮度差が天と地ほど違う。4度目の総裁候補の麻生構想は

爾来の政策の踏襲で新鮮味に欠ける。具体的な処方箋もないままに経過して

いる(テレビでの地方遊説を視聴して)。眼先の応急手当の感を拭えない。サプ

ライズがない。それに引き換え小沢構想は明確な方向を示し具体的政策の手

がかりを与えた。党内で小沢構想に沿っての“政策マニフェスト”に反映させる

段取りになる。構想そのものが具体的で分かりやすい。新鮮味が有り期待が

持てる構想である。それに引き換え政府・与党は内外から押し寄せる経済・金

融恐慌に明確な手が打てない。打たない、そういう喫緊の問題に対処しない

で、総裁選に全力投球?!している。国民の喫緊の死活の生活問題に対処で

きない。しない。国民から遊離している。お上の総裁ポストを巡っての争奪戦に

余念がない。2度も総理の座を投げ捨て鬼門化している農水省の大臣までも

責任を放棄して辞任した。あまつさえ事務次官も更迭した。政権担当能力が無

いに等しい 体たらく である。あっさり民主党に政権を譲り下野すべきだ。もう、

多くの国民は、そう思っている。政治通の識者は小選挙区では自民党は苦戦

すると予測している。多めに見ても五分五分だと断じている。むしろ民主党に

凱歌が挙がると予想している。いよいよ政権交代が現実味を帯びてきた。内外

の負の循環を列挙すると・・・

●米国発世界的金融危機への対処(一説によると<6200兆円>規模の危

機、政府・日銀の応急的対処で済むのか、真の危機は、これからだと専門家・

アナリストは分析している・・・)

●直近では汚染米の被害拡大 偽装問題、食の安全を脅かしている

●年金・・・消えた年金、消された年金、標準報酬月額の改ざん(社保庁の組織

的関与 ―― 舛添厚労相が“推測”と言明 ――)

●後期高齢者医療問題(解散総選挙目当ての見直しを言い出した・・・国民は

それを見抜いている、騙されない・・・)

●社会保障改革(年金、医療、介護等々)

●財政再建(緊急、中長期展望による財政規律等々)

●公務員制度改革(数の削減、天下り禁止等々)

●新テロ特措法改正案(インド洋上の給油等・・・)

●消費税増税の是非

●その他

■付記:麻生幹事長は内政外交に著しい違いがある民主党に日本を任せたら

日本はダメになる、と訴えているが果たして、そうだろうか、山積する内外の問

題に有効な手が打てないまま、未解決の問題を残しておいて国民に訴えても虚

しく響くだけだ。寧ろ上記の●印の未解決の問題が山積している。その解決が

先決だ。以下の問題も喫緊に解決しなければならない。・・・

※国民の審判を受けていない政権に内外の諸問題の解決を任せてよいのか

※政治空白で国民生活にシワ寄せ来ているのに総裁選に現を抜かしてい

※官僚主導から民意を反映した政治主導への転換が必要

挙げれば限がないが、これ等に的確な処方箋がないままに時間だけが経過し

ている。それもこれも官僚主導で“官僚栄えて、国滅ぶ”の現状打開が喫緊に

取り組むべき問題であり日本の現状である。民主党の機構改革・構想・主張の

様に官僚制度という“仕組みそのもの”の改革が必要で、それなくして政治の実

を挙げる事はできない。総裁選で組織をいじるより人の改革をする方が先決だ

と主張している候補者も居たが、そんな生ぬるい遣り方の“部分修正”では永

久に解決しない。現行の日本の政治機構を改革する事にはならない。その事

を共通認識して抜本的改革に取り組むべきである。