世界一健康長寿のニライの風来坊

豊饒を齎す理想郷は海の彼方の蓬莱島!ニライの島夢郷!!その桃源郷を求めて南の風来坊は今日も迷走する。

防衛省 文民統制希薄 統帥権に傾斜 を危惧!

2007年12月09日 | Weblog

守屋疑惑に揺れる防衛省!一国の最大の安全と防衛を使命とするその

要が本来のミッションを全うするに手段を履き違えた手法で統制しようとする懸

念がする。即ち「シビリアンコントロール」の後退である。文民統制が担保され

て初めて本来の使命を果たす事ができる。―国家の安全と防衛―。シビリアン

コントロールが希薄になり何時しか来た道に歴史を逆転させては元も子もな

い。周辺国の険しい情勢に対処するため<強力な統制>を志向する気配を感

触する。対外、周辺国に眼が向くのは任務として当然だが、その土台として守

屋事件に象徴される様に内部の規律、倫理の確立が先決ではないのか。それ

が本来使命に繋がる。規律統制が厳格に要請される防衛省は他の省庁と殊

更、異なる使命を自覚するあまり「統制・統帥」に固執して、かつての復古的

『統帥権』を志向してはならない。民主主義国家としての国民の国民による国

民の為の「文民統制」(シビリアン・コントロール)に徹して省内の規律確立に専

念すべきである。それがかつての道を誤らせた『統帥権』の再来を払拭する事

に繋がる。守屋疑惑が検察沙汰になってからは内部統制に喧しい内外の圧力

に応えようと省内には厳格な規律統制が浮上しているという。それが「統帥権」

云々が囁かれている所以である。巷のガサネタかもしれないが心したいと思

う。兎に角、「文民統制」に徹して省内の再起を図るべきである。・・・

 

付記:『統帥権』・・・旧日本軍隊の最高指揮権。明治憲法では天皇の大権事項

に属し(旧憲沖11条)、内閣の関与する一般の国務から独立し(統帥権の独

立)、参謀総長、軍令部総長の輔弼(ほひつ)<天子の政治を助けること。その

役。詳細は略>によって行使されるものとされた。その範囲は軍部の強化とと

もに次第に拡張され、参謀本部、軍令部の地位と権限が大きなものとなった。