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北海道中央バスが大幅な路線運行短縮へ

2023-11-01 04:50:58 | 日記

 北海道中央バスは主に北海道の道央圏において、路線バスを運行している。道都・札幌市で数多くの路線・本数を運行し、周辺市町村や高速バスでの運行を担い、公共交通機関してはなくてはならない存在である。

 

 同バスは12月からダイヤ改正を実施することを所轄官庁である北海道運輸局に申請中である。平日に運行されている約1,200本のうち、4分の1近くの約280本の運行区間を短縮する。郊外の地区から札幌駅など札幌市中心部を結んでいる区間を短縮し、最寄りの地下鉄駅までの運行とする。これまで以上に地下鉄駅から行き来する路線バスが増加する一方、同市中心部から乗り換えなしで行き来はできなくなる。

 

 同バスは近年、運転手の減少により、人手不足を理由に挙げている。運転手の急激な減少により、路線バスの運行再編を行わざるを得ないという。同バスに限らず、全国的な傾向であり、運転手の養成や資格取得など、バス業界の改善が急務となっている。

 

 今回の路線バス再編は路線バスの運行距離短縮化になる一方、地下鉄の利用促進へつながる可能性が高い。公共交通機関である地下鉄の利用促進を図りつつ、バスの運行距離を短縮することで、二酸化炭素排出削減など環境負荷軽減にもつながる。

 

 今回の同バスのダイヤ改正は利用者の利便性低下を最小限にしつつ、運転手を効率良く回すことに主眼がある。利用者にとっては、乗り換えが生じるものの、定時性が極めて高い地下鉄を利用することとなり、必ずしもデメリットだけではない。

 

 運転手不足の解消は急務であり、バス会社は改善することが重要である。今のままの状態が続けば、さらに運行本数の削減につながることとなり、行政や公共交通事業者のさらなる努力が求められる。

 


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