17日、京阪神地方に甚大な被害を発生した阪神大震災発生から30年である。死者・行方不明者は6,000人を超え、道路の寸断や倒壊、鉄道施設の損壊など多大な被害が発生した。
発生時刻が5時46分と朝早いことで、新幹線はまだ運行されていなかった。あと20分遅く地震が発生していれば、新幹線が脱線し、乗客に死傷者が出ていた可能性もある。
朝早い時間帯の発生であることで、電車の運行は通勤通学の時間帯には早かったことで、電車乗車中の事故はほぼなかった。日本の鉄道技術が高度に発達していることに加え、運行体制がしっかりしていることで、電車を安全に停車させたことも大きい。
阪神間の鉄道は新幹線、JR、阪急、阪神と区間運休を余儀なくされたが、その後、懸命な復旧工事により、開通した。どの路線も阪神間の大動脈であり、不通になれば、各方面に大きな影響を及ぼす。
現在では阪神間では地震発生の面影はなく、日常の風景に戻っている。ただし、JR三ノ宮駅周辺では再開発事業が実施されていないことで、他の主要都市と比べ、駅構内や周辺の整備が遅れ、近代的な風景とはいえない。今後、再開発事業が実施される予定ではあるが、あと5年程度はかかりそうである。
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