秋田マニア愛好会 (秋田県が好きであり、川反を元気にする団体)

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函館市病院局は期末・勤勉手当を削減へ

2018-06-07 04:21:24 | 日記
 函館市病院局は病院経営で赤字が続き、累積赤字が31億円に上るという。資金不足比率が20%超となると、国の管理下に置かれることから、これを回避するため、職員の期末・勤勉手当を削減することとなった。2018年6月と12月が対象となり、1年だけの時限措置となる。

 公立病院だけの賃金の独自削減は珍しいケースである。病院の赤字経営を病院職員の人件費に切り込み、病院だけ削減に踏み切ったことはある意味、画期的といえる。今後、このように公立病院の人件費を削減するケースは増加する可能性が高く、健全な病院経営が求められる。

 函館市病院局は3病院を経営している。2病院は合併により、函館市病院局に移管された病院であり、今後、統廃合を含め、経営形態を見直し、経費削減に務める必要がある。

 市町村合併で1つの自治体になっても、病院はそのまま存続させているケースが多い。今後、国は病床数を削減する方針を打ち出していることから、公立病院といえども、統廃合を進める必要がある。

 函館市病院局の期末・勤勉手当削減は優秀な人材が外部へ流出する可能性もある。新規就職者が他へ流れる可能性も高く、より一層の経営改善が求められる。