秋のキノコ発生を想像しながら運びますが、山に持って上がるのが大変です。スライスした太めの原木にマイタケ菌を繁殖させた原木を伏せ場所に運ぶのです。生木に近い状態なので見た目よりずっしりときます。伏せ場所は既に穴掘りして準備が済んでいます。伏せ場所は暗くなく明るい日陰で水はけが良いところに埋め込みます。原木はバラバラには置かず、くっつけて置きます。そうすると原木同士が菌糸を張り巡らして大きな一つの原木となって大きなマイタケを発生させることが出来ます。天然では大きなブナの根元に巨大なマイタケを出しているのを見られますが、人工的には大きな原木を作る事が出来ないので、伏せ込み時に工夫して大きなマイタケを収穫できるようにしています。