ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

台温泉 中嶋旅館 で ランチ&温泉なのだ !!

2009-01-31 17:24:23 | 第1紀 生きる
1月最終週のある日。
夜は花巻で毎月恒例の同級会がある。
新年会をかねるから、今夜は参加しようと、ついでにお昼も従業員にお願いして一日休むを頂く。

相方も冬で職場からお休みを頂けるということで、日を合わせる事に。

そして、昼はあらかじめ予約をとって、台温泉中嶋旅館でランチパックをとることにした。

台温泉は花巻温泉の奥。
数十軒の小さな宿が細い道沿いに温泉街をつくっている。

なかでも好きなのが、日帰り温泉の「精華の湯」とこの「中嶋旅館」。
お風呂だけ頂くときは、このどちらか迷うし、友人たちと宿泊するときは中嶋旅館だ。



この木造三階建ての威容もいいが、中の部屋の作りもなかなかのものだ。
今回の日帰りランチパック用の部屋は小さかったが、二間続きの部屋や趣向をこらした日本間はなかなかくつろげる。
基本的に部屋食だし、料理もまあまあ、この風情にしては格安で、花巻に泊まられる場合はぜひ候補の一つにしていただきたい。

さて、相方、娘とのランチパック。
11時から16時まで、ランチは部屋食で12時からという決め事であります。

そうなれば11時にかけつけ、さっそく岩風呂へ。

写真を何点か。
あとはホームページをご覧あれ。



これは脱衣所。
貫祿がありますね。
今日は岩風呂が男湯。
この写真の奥に女湯があり、ところかわったある日にこちらに入りましたが、ここはここでなかなか小奇麗で良かったんですが、やはり中嶋旅館といえばこの岩風呂なのです。









何がなんだか、撮っている方も霞でわからないんですけど、大きな大理石の石柱に支えられた高い天井。
段差のある浴場。
そして大きな岩風呂。

中にも段差があり、中心部は立ち湯とはいかないが、それでも立たないと潜ってしまう深さではあります。

湯は熱からずぬるからずでありますが、侮ってはいけません。
単純硫黄泉とはありますが、温泉が「濃い」。

臭いは無いんですが、風呂から上がっても、汗、汗、汗、そのまた汗、汗、汗。
もう汗がでるはでるは。

なかなかに素晴らしい「温泉」であります。

だからいつも浸かってはあがり、誰もいないときだけ寝そべって汗をかき、また入る。

風呂から上がりしばらくしても汗が引きませんから、脱衣所でボッとしている時間が長い。
扇風機もあるんですが、完全に汗に負けています。

小一時間は行っていたかと思ったら、一時間半。
12時のランチ開始に間に合わず、待ちぼうけの女二人に怒られながら、引かない汗を理由に「ビール」。

なんとこの日は娘が帰りの運転手をしてくれるということで、相方もビール。

食事は、まあまあこんなもの。



夜は通常料金でも割と品数が多いんですが、2500円のランチパックにはこれでいいでしょう。
寂しいという方は、3000円、3500円のコースもあるようです。

風呂上がり、ビール、肴、ビールとこのうえなく「よか」です。

部屋には電気の「モミモミ」くんもあって、無料ですんで遠慮なく揉んでいただきながら「一家に一台、娘よ親孝行を」なんて言っている間にお昼寝であります。

もう一度風呂にと思ったんですが、お昼寝が長くなって、さらに惰眠。
帰り時間までだらだら寝てはモミモミ。

相方と娘も温泉に入り、上がってはテレビを見ながらミカンやらお菓子やら。
平和であります。

一家総出で都合7500円とビール・ジュース代の幸せ。
なんだかわけのわからんお上からの施しが出れば、四回はいけますね。
この幸せに。

なんて、本当にいい休日のお昼でした。

ここ中嶋旅館は日帰り温泉だけでもいけます。

お時間のある方はぜひどうぞ。
幸せ感はワタシが保証します。

「ばっけ」咲いた

2009-01-30 13:38:22 | 第1紀 自然・季節
昨日、夕方、薄暗い家のまわりの斜面に「ばっけ」が咲いているように見えた。

今朝、ポチの散歩を終えた相方から報告。
「たっぱり、ふきのとうが二つ出ていたよ」って。

雪が少なく、温かい今年の冬。
やっぱり春の訪れは早いのかも。

皆さんもぜひ陽の当たる斜面を見てください。
「ばっけ」(ふきのとう)が咲いているかも。

「純手打ちさぬきうどん たかのはし」

2009-01-30 12:03:20 | 第1紀 食べる・飲む
地元のグルメ(またはグルマン)ブロガー達の記事を見て気にはなっていた。
店に来られた、花北の先輩のバンカーさんから「一回行ってみてよ」といわれて、なおさらその機会が来るのを楽しみにしていた。

今朝、めずらしくゆったりめに花巻の自宅を出るときに、ふと頭に浮かび調べた。
開店は10時半だという(閉店は14時半)。

ちょうどいいなと、すこし期待しながら家を出る。

県道盛岡和賀線(13号線)、または流通センター線と呼ばれているのか、花巻から紫波に入り、紫波稲荷に曲がる交差点の角の反対側、サンクスの向かいにある。

何回か変わったが、しばらく空き地だった一つ前はラーメン屋だった。
その跡の道路沿いに高くたつ看板には、ぽつんと「セルフうどん」と書かれてある。



駐車場は道路に面し広いから大型トラックも奥の方に置けるだろう。

開店時刻間もなく入店。

カウンター奥の主人に、「あつあつ、ひやひや(だったかな)、あつひや」の中から、今日は汁をぜひ味わいたいと「あつあつ」を注文。

ワタシもそうだが、こういう店は流儀があるので丁寧に説明する。

そして、「一玉」か「二玉」かときかれるので、「一玉」。

天麩羅は、「観音寺産ちくわ」と「かきあげ」、「鶏肉(だったか、かしわだったか)」から他のブロガーの記事を参考に「ちくわ天」を注文。

セルフの水を汲み、そんなに待つことなく、カウンター越しに渡される。
カウンターにある、「なんにでもあいます」という生姜をたっぷり入れて、さっとかき込む。

確かに昔馴れ親しんだあちらさんの透き通っただし汁。
ただし、うま味は思ったより強い。
うどんは当然のように腰が強いが、思ったよりは手ごわくない。
つやつやしたのど越しのいいうどんで、う・ま・い。
   ゆきゆきこさん流に言うと 「オススメ!!」(すいません、あこがれのお言葉をまねしちゃって)

観音寺産のちくわ天がこれまたカリッと揚がっておいしい!!
うどんに合うこと!!

こりゃあ、もったいないと、厨房でうどんを足で踏んで腰をつけているご主人に「醤油(だったかな、ぶっかけのこと)、追加!!」と叫ぶ。

はいよと待つことなく、ぶっかけの冷たいうどんが出てくる。
同じように生姜をかけていただく。

冷たい方がのど越しの良さが味わえて、ほぼ一分くらいで完食。
おいしい!!
満腹!!

(昨日の朝、自宅に帰り際、たまらず例の「浅月 花巻インター店」で朝飯がわりの冷玉ぶっかけを揚げ一枚サービス付きで食べているし、今朝は出掛けにいつも通りそうめん一袋(一輪ではない、一袋が当家の単位である)、冷たくして、海苔・ネギ・生姜・白ごまぶっかけで食べてきたばかりの、「人類は麺類」派である。)

都合、冷暖二玉、ごちそうさまでした。
一玉300円×二玉、天麩羅100円で都合700円でした。

後で調べたら、こんな「ニュース」が。

皆さん、頑張っておられるわけです。

盛岡にもうどん屋さんが何軒かできてきましたけど、どうもチェーン店のは・・?と、実際に食べて思うわけで、医大裏や小岩井方向まで行くと個人のいいうどん屋さんがあるんですが、ぜひ盛岡の中心部や都南のほうにも一軒ほしいわけであります。
なんとかならないかな~。
まさかワタシの華奢な体で足踏みしたうどんを作るわけにもいかんし。

おっと店名を忘れていた。
お題にあるように「たかのはし」さんです。
鷹觜(たかのはし)さんは紫波町内によくある名字ですね。

それと営業時間が、10時半から14時半と短いようですから、「ワタシもイコカ」と思われる方はぜひご注意を。
流通センターの道をまっすぐ進めばサンクスの隣ですから見つけやすいと思います。

PS:店を出てしばらくすると口腔内にポツンと水膨れが。そう、あのスダチ(だったかなカボスだったかな)の香りの良いぶっかけ「醤油」の「おまけ」です。舌で口の中のそれを触って、思わず微笑む。こういったのって、何年か前の「池の端藪蕎麦」以来かな?

ちょいと噂のあの店へ潜入!!

2009-01-29 10:03:30 | 第1紀 食べる・飲む
最近話題のあの店。
テレビにも頻繁にでているし、開店当初はニュースのもとりあげられた。

ただ、ちょっとワタシ一人で行くにはグレードが高そうだし、話題の店ともなればおばちゃん方も多く、横に広い身体を狭くしなければいけないかもしれない。

ランチ前に仲良しの取引先の方が来たし、ちょうど夜番の従業員も今日はランチ対応となってワタシはお役目御免なので、これはチャンスと行ってみる。

映画館通りの煙草屋さんのビルの三階にある、「ロシア亭 北斗」。

この煙草屋さんのホームページによると、こうだ。

「北斗商事は昭和25年のこの地にロシア料理店として出発し、その後30年営業致しましたが、創業の父は体調不良のため飲食部はやむなく閉店致しました。その父は92歳となり、今でも昭和9年にロシアに留学してからのハルピンでの生活やロシア料理の話を繰り返しています。
 このたび、店名を【ロシア亭 北斗】とし、映画と文化の町、盛岡でロシア料理のレストランを復活し、昭和の名残りと今後の国際交流の未来のためにも再スタートをすることに致しました。」

おそらくオールド盛岡人には懐かしの店、再登場ということで昔を思い出し喜んでいらっしゃる方が多いのだろう。

エレベーターを降りてドアをあけると、明るい店内は意外に広かった。
所々に「ロシア的」雰囲気も漂わせているが、むしろ品のいいカフェみたいな感じで、カウンター数席、テーブル席もけっこうあり少人数でも、大勢のパーティーなどにも使えそうなゆったり感がある。

窓からは建設中の新しいホテルや料亭「大むら」などの方向が見晴らしよく見える。
割と高いビルだらけの映画館通りだと思ったが、この三階の店からの眺めは見通しが利いて解放感がある。

ロシア人の若いご婦人が持ってきてくれたランチメニューは5種。
いずれもボルシチとの組み合わせである。

ワタシはボルシチとピロシキのおきまりランチ。
若い友人は日替わりの肉・魚から、メインを肉にしてオーダー。

カウンターに若い女性一人。
なかなか難しいだろう女の娘一人ランチもここなら違和感がないし、ゆったりできるだろう。
隣の席はやはり若い女性のグループ。
会話が華やいでいる。

まずサラダ、次に名物なんだろう、ボルシチが来る。
トマト色した赤いビーツがうまい。
香辛料も独特のものがあり、酸味もあっておいしい。

そしてピロシキ。
揚げパン大好きのワタシは、パン屋に行くと必ずカレーパンとピロシキをトレーにのせるのだが、このピロシキはちょいと新鮮な驚き。
皮が出来立ての上品なクロワッサンのようで、パリッとしていながらモチモチ感もあり、初めての食感だ。
油の感じがほとんど感じられないヘルシーさたっぷり。

中の餡も挽肉たっぷりで、やはり独特の香辛料の使い方。
これはうまい!!

友人の日替わりは鶏肉のトマトソースのような感じで、ライスかパンが選べる仕掛け。

食後のロシアンティーはジャムが入ったもので、とてもおいしい。

全体的に量は少なめで、これも女性には適量なのだと思う。

前評判ではケーキ類がおいしいということだったが、途中で店に友人が来ているという連絡で、これは次回のお楽しみに。

で、結論。
すごく、いいですね。
オススメ。
家族や奥さんなんかと二人で行くのもいいと思います。

そして、夜はどんな感じの料理を出してくれるのか、これも楽しみ。

できれば、あのおクロワッサン皮のピロシキをお土産に持っていければ最高ですね。

いつになく違う路線のランチを楽しみました。

ワタシ意外の方の評価は、ここを参照

ロシア料理って構える必要は全くないし、「ハズレ」る事もないと思いますから、ぜひどうぞ。

やっぱ、ビールは幸せ

2009-01-28 09:10:09 | 第1紀 生きる
ほとんどのお客様が、最初の一杯はビールである。
最初から最後までペースが落ちずにビールという「ビール党」の方も多く、特に女性にこの「ビール酒豪」が多いような気がする。

飲み放題は圧倒的にビールであり、店主的にはお客様が喜んでどんどん飲んでいただくのは嬉しいが、経営者的には原価率の高いビールの樽が注ぎ次に開くのは心臓に少しばかり負担をかけることとなる。

最近はご家庭で「発泡酒」や「第3のビール」を飲まれる方が多いから、店で「生ビール」を飲むと「おいしい」となるようである。
わざわざ電話で飲み放題の「ビール」は「本物のビールですか」との問い合わせも(女性に)多い。

当店は毎日、ビールサーバーの清掃をきちんとやっているし、ジョッキーの洗浄・水切りも気をつけ、当然のようにジョッキ類の専用冷蔵庫に保管してある。
ビールメーカーさんの月一回の定期訪問でサーバーまわりのチェックを受けているので、なんとかいい状態でお出しできていると思う。

まあともあれ酒席の最初のビールは格別のものである。



これは大ジョッキ。
泡がきれいだな。
この泡のきめこまやかなのがでると嬉しい。

適度の泡はビールのおいしさを守ってくれる。
泡はいらないなんていわないで、ビール党ならこの「泡」を大事にすべきだと思うわけであります。

ビール大好き人間も、このジョッキについた泡のリングの間隔でわかるといいます。
同じ間隔で泡がついていると、同じ量を飲んでいるわけで、確かにビール好きなんだなと思うわけです。
この同じ間隔のリングが四つ、五つだと、グビグビ・・パッ-、グビグビ・・パッーっといっている光景が浮かび、楽しんでいるな~とこちらも嬉しくなります。

もっともワタシの場合は、最初の一杯はリングつくまもなく、二杯目もリング一つ、三杯目でリング二つもたいな大酒呑みでありますが・・。

当店は「キリン一番搾り」です。
キリンはビールのうまさがちょうどいい感じだと思います。
水みたいな「ドライ」とかいう名のビールは和食にはいいと思いますが、ホルモンにはちと弱いと思います。
最近はプレミアム系のビールが流行っているといいます。
これはビールとしてはすごくおいしいと思います。
料飲店の立場で言うと、杯を重ねるビールではないのでちょいとつらい部分も持ち合わせますが。

さて、この「キリン一番搾り」。
この春に麦芽100%のプレミアムビールに生まれ変わるようです。
試飲の缶をいただき、味の濃さがさらに本格派を思い起こされるような、そして華やかな香りがいっそう際立ったように思います。
さて、これが飲食店の生ビールとして好意的に受け入れられるか、期待しながら、そして少し不安に思いながら待ちましょう。

ここ何年か、「キレ」だけを求めたビールが主体となっている中、ビール本来の「コク」と「香り」を求めた方向へ転換しているのはワタシの好みから言えばとてもいい方向だと思います。

さて、あなたはどんなビールを、どんな飲み方をしているのでしょうか。

そりゃまたごもっともで

2009-01-27 01:43:18 | 第1紀 生きる
YAHOO NEWS を見ていると、「<トイレットペーパー>環境保護はトイレから…節約呼びかけ」というニュースがあった。

ワタシはパソコンの画面の前で一人だったので大いに笑ってみていたのだが、懸命な諸君は苦虫つぶしてウンウンうなずきながら読むのをおすすめする。

なんでも、
『トイレから環境問題を考えようと、学識経験者やデザイナーらでつくる「日本トイレ研究所」(東京)が2月から、トイレットペーパーの有効利用を呼びかける全国キャンペーンを始める。』
だそうだ。

世の中にはいろんな人がいるんだなあと、先ず感心。
なんたって「日本トイレ研究所」だもの。
学識経験者だもの。
  (そういえば、前にいた会社の常勤監査役はお役所の天下りだったが、役員の紹介欄には「学識経験者」ってあった。世間知らずのワタシが始めてみた言葉で、しばらくは大学の教授か何かかと思っていて、少なからず尊敬したりしていた。・・うぶだったな~。・・余談・・)
いったい誰が中心でこういうものができるのか、ワタシの考えの及ぶことでないものがここにもあった。

なんでも、『日本人は1人当たり年間55ロール(シングル巻き)を消費している』らしく、『出荷量は設置する公共トイレの増加で、この10年間で14%伸びた。』ということです。

なになに、まるで公衆便所にトイレットペーパーを取り付けるのが悪いってか。
そりゃあ、その意見には散々お世話になっているこのワタシは賛成しかねるよ。
なんたって公衆便所や駅・デパートのトイレがないと腸のご機嫌ななめなときに困るじゃないか。
東京にいるときは、山手線全駅のトイレの場所を記憶していたし。
こういうところのトイレなんて日常的、計画的に入るもんじゃなくて、「駆け込む」わけだから、「紙」の準備なんか考える余裕はないわけだから、「紙」は「神」。
無くて泣く経験は、人生で十回以内にしてくれないとつらいよね。
泣く泣くの経験がトラウマになったりして。(っていうか、この「失敗」の経験談は酒無しでは語れないのですよ)

は~あ、長くなった。
だから~、結論、「公衆トイレにもトイレットペーパーを」!!。

それなのにこの騎士団は『研究所は「トイレに、愛を。」を合言葉に、A4判シールに仕上げた3種類の「トイレの詩」を作成。「その紙があなたと会えるのは一瞬だ」「何度も折って何度も何度も」などと書かれている。2月中旬から張ってもらう。』

笑えるね。
こういう「省エネ」関連はやたらと標語が多い。
そりゃあ面と向かって「反対」とは言えない徴候だから、下を向いてそっと言うけど、・・・役に立たないと思うんだけど。
だって、便器の前にこんなの貼ってあったって「なんなの」さ。
トイレの前に「ワタシのお尻」にも愛をください。

『研究所は「次の利用者にきれいに引き継ぐことは、美しい地球を次世代にわたす気持ちにつながる」と期待する。』
・・・・・言葉がつながらないほど滑稽であります。

なお、ご賛同の方はこちらまでご連絡を。
問い合わせは研究所(03・3580・7487)。

さて、話は関連づけて変わる。

いつもの若き常連さん。
「最近、職場の天井を蛍光灯が全て取っちゃったんですよ」って。
人員も削減したから、実際働く人の上にだけ蛍光灯を新たに取り付けたとのこと。

そういえばこんなことは経験済。
前回のバブルの後は多くの職場で蛍光灯が半分しかつかないようにされたりしませんでしたか?
作業に必要な照度も確保されず、困った方も多いでしょう。

お昼休憩は灯を消しますよと、曇天の薄暗い事務所でうごめく社員。
商談で来た人はびっくり。
でも役員室はテレビつけっぱなしとか。
ワタシはしょうがなく自費で電気スタンドを買いましたが、おかげさまで昼に仕事をする人はいなくなり、労働環境は良くなったと思います。

ワタシの管轄する直売店も、あるトップが「お客様がいない時は照明を消せ」と言い張りました。
誰が真っ暗な店に入ろうとするのか。
知らん顔してやり過ごしましたけど、「またあいつはさからいよる」と言われたらしいです。
そりゃあ、立派なホテルでも人の動きを感知して灯がつく廊下がありますけどね。

地球温暖化とか、「エコロジー」とか、会社の利益を守る節電とか、いろいろありますね。
それぞれは、「全くごもっとも」でありますから、反論すること自体が反社会的であり反体制的であるように見えることも。
でも、少し立ち止まって考えると、まるで笑い話のようなことが平然と行なわれることも多いように思います。

そして、そういうことを熱心に、もっともらしく語っている人が、どこかみすぼらしく、いやらしいことも多くの人はわかっているはずなんですが・・・・ね。

ああ、そういえば四つの胃を持つ牛のげっぷが「環境」に悪いといって、その「改善」にまじめに取り組んでいる研究者もいらっしゃるみたいです。

人は産まれながらに罪を負っているという方もあるようですし、なるほどなとワタシもそう思います。

けどね・・・・・、けつくらい拭かしてよ、ケチ。

(って、まさか今日は「4月1日」じゃないよね?)

クロコダイル

2009-01-26 12:22:54 | 第1紀 食べる・飲む
気になっていた店がある。
昔は北上の工業団地を通る裏道(「裏」とか「表」とか住んでいる方、利用されている方には失礼なのだが)沿いにあって、いつも昼時はたくさんの車が駐車していた。

最近、といっても昨年かもう少し前に村崎野(北上市の花巻より)国道4号線沿いに移ったので通るたびに横目でちらりと気にしたはいた。

正月以来の自宅に帰り、いつもの日曜日のように相方と娘でどこかへ出かけようかと思ったときにふとこの店が浮かんだ。

しかし、正直、名前も様相もちょいと危うい感じがしたが、娘が「今日いかなきゃ、またどうせ気になってしまうでしょう。」と後押し。
それじゃあと出かけてみるが、先ずは外観から。



北上工業団地の交差点を北からくれば少し過ぎて、スバルの少し手前、右側。
左側にはパチンコ屋の廃墟があり、現在はなにかの安売り店と手前にもなにやら産直みたいな店があり、はなはだ失礼ながら少し怪しい雰囲気通りの一帯を醸しだしている。



この店、「クロコダイル」というが店名だけでも何者かわからないのだが、点灯の居酒屋風の提灯がまた昼には似合わなく、怪しさ度を思いっきり上げている。

何かの居抜きだろう、この提灯以外は飾りっ気の無い外装の店の暖簾をくぐって、首から覗くように店内に入る。

意外に広く、これもただただ広く飾り気の無い、よく言えばシンプルできれいな店内に入り、かなり背の高くポツンと二つだけ飾りのようにある椅子のカウンター、手前のボックス席、サラダなどが置いてあるテーブル、その横のボックス席、右側の大広間、そして私たちは奥の3テーブルある小上がりに通された。

そのサラダなどがあるテーブルと、コーラの自動給水器、炊飯器が置いてあることから察せられたように、ランチタイムはメインメニューを選び、サラダバーとご飯、ソフトドリンクがバイキングスタイルになっているようだ。

さて、メニュー。



事前にネットで調べたが余り「語られていない」店なので興味津々。
朝からカツを喰いたかったので、ワタシは「ラーメン&チキンカツ」、相方は「豚生姜焼き」、娘は「トンカツ」の定食である。

おっと、生ビールもお願いね(サッポロです。よか)

さっそくサラダバーへ。

細切りのサラダ、レタス、マカロニサラダ、和風の肴の唐揚げと海草かなんかの煮炊きしたもの。
いずれもなかなかよく、サラダも新鮮で野菜は「生きて」いたし、マカロニサラダはありきたりながら娘も喜ぶおいしさだった。

先ずはこれで一杯。
こりゃあ、いい。
ビールのつまみでお腹が膨れる。
朝風呂の後のビールはうまいし、つまみもいい。



できれば相方さんが「刺身定食」でも頼んでくれれば完璧だったのに、なんて思ったのだけど、この雰囲気で刺身を頼むのは常連さんじゃないと勇気が要るか。
後からわかったのは、この店なら刺身でも何でも値段に合うものは出てくるとという事なのだが、なんせこちらはおそるおそるの新参者でした。
  (お客様は手慣れた常連さんが多いようです)



先に来たのはワタシの「ラーメン&チキンカツ」。
ラーメンは、はいっ、「ラーメン」でした。
ほんでチキンカツは身も厚く、ジューシーさも残っていながら衣はパリッとしていてあげ方がいいよなって感じ。
ボリュームもあり、油もいいようでなかなかのものであります。
満足!!



次は娘のトンカツ。
ややっ、大振り。
写真では断面が見えないが分厚く立派なトンカツ。
チキンカツ同様、中はほどよく火が通りジューシー、外は荒目の衣がパリッ。
これも「立派」なトンカツであります。
チキンカツを交換におすそ分けをいただき、満足満足。



最後に相方の「豚しょうが焼き」。
娘のもだが、ご飯と副菜はバイキングだかから、これだけくるとなんとも貧弱に感じるのが錯覚というものであります。
このしょうが焼きだけは、ちょいと量は少なめに感じましたが、他の二品と比較しての話であって、他店と比較すればまあこんなもんでしょう。
まあ、味も平均的です。

しかしながらこれで680円~800円台とリーズナブルですね。
味もそこそこですから常連さんが多いのも肯ける。
店も広いし、新聞・雑誌も置いてあってゆっくりするにはいい店です。

なるほどと気になっていた「クロコダイル」を後にしました。
サラリーマンの方にもご家族にも推薦の店でございます。
こういう、「間違いの無い」店がいいわけであります。

ワタシと同じように前を通るたびに気になっていた方は、ぜひお試しを。
従業員の方も気さくであります。

今日のランチ、よし!!

   (場所は「ここ」を参考に、年中無休らしいです)


帰り道にある「ミッシェル」によって、パンをしこたま仕込み、またまたいい気分でありました。
いつも満車ですね。
それもそのはずの新メニューも定番も焼き立てゾクゾクのミッシェルさんでした。


名前はまだ無い

2009-01-25 18:07:11 | 第1紀 をかしら屋


斜めから見るか。



こんな感じ。
なかなかいいだろう。

なにかって。

そう、なんだかな~。

渦を巻いているのは豚バラと白菜を交互に重ねたもの。
まわりはただの飾り。そこら辺の野菜。
スープは当店自慢の白鍋スープ。

新しい鍋の試作であり、この日のまかないであった。

きっかけは何日か前に見たテレビ。
その鍋の中の映像があまりに印象強く、「まね」をしてみるかと思い立った。
ワタシはいいものをまねするのは、なんとも思わない。というか、いい物は良いものなのでなにか吸収しないといけないと思う方である。
このテレビ映像を見て、なにかしら惹かれる物があったわけです。

当店のカルビ用バラ肉では少し厚いので、薄めの物を別注。
白菜と切り揃えて、いざ投入。

その仕上がりは、見た目のインパクトもあり、味も良し。
大きめの白菜と豚バラがこれまたいい。
もっとも少し大きすぎて食べづらいこともあるのだが、これはこれで良しとしよう。

白鍋スープとの相性も抜群で、白鍋の場合はキャベツを使っているので甘さがでるが、これは牛スープを使った強い白鍋スープ本来の味がなおさらいきて、非常にいい。
豚バラの脂がとてもマッチングする。

居合わせた常連さん二名にも好評で、さて後は少し手直ししてデビューかな。

名はまだないけど、これを考えるのも楽しみ。
なにかいい名があったらご推薦を。

まだまだこれからが冬本番。
「をかしら屋」の鍋であったまりませんか。

カレー南蛮を食べるには体調を整えないといけないのであることについてひとくさり

2009-01-24 14:17:24 | 第1紀 食べる・飲む
無性に蕎麦を喰いたくなるときがある。
それも温かい蕎麦汁をたっぷりと飲み干したくなる時も。

別な用件があったから一度は店の前を通りすぎたのだが、その沸き上がる欲求と、暖簾の奥の未練が信号を渡ったときにワタシを引き戻した。

たどり着く何歩かの間に、頭の中は、もちろんつゆだくなのだが、その主役を天ぷらにするか、それともいっそ汁をカレーにするかしばし迷った。

天ぷらならいつでも喰える。
だいたいが、大好きではあるけど昭和のワタシには少しブルジョワ感があって、どうも「天麩羅蕎麦を」なんて口に出すのが小恥ずかしい。

カレー南蛮はやはり今の季節ものだろう。
いや暑い夏に熱いカレーが効くという御仁もいらっしゃるに違いないし、それはそれでたいへん魅力的なのだが、ワタシにはやはり冬のものだ。

というのも、ワタシは相当な汗っかきであるからその姿をあまり人様に見せたくないからである。

しかし冬のものだとはいいながら、食べる条件があって、それは自身の体調によるものである。

アレルギー性の鼻炎が年中おかまいなしに何かの拍子に出てくるので、その間隙をぬってお鼻の通りがいいときでないと、恥ずかしくて喰っていられない。

そして昨秋から続いた鼻炎が、皮膚科の点鼻薬のおかげでおさまっている今こそ、あこがれのカレー南蛮の日なんだと意を決して暖簾をくぐった。

店はいつもの映画館通り「一幸庵」である。

あとで店に戻り昼まかないもあるので、珍しく魅力的な「定食」仕立てではなく、力強く「カレー南蛮」(単品!!)と注文する。

かなりしばらくたって来たのは、トロトロとろみのカレー汁たっぷりのものであった。

具はタマネギと鶏肉。
カレー南蛮の王道であるが、ワタシの調査によると(真面目な調査で商品開発のレポートまで書いたのでござるよ)東京の蕎麦屋ではこの「タマネギと鶏肉」派と、「ネギと豚肉」派が競っているわけです。
カレー南蛮の「南蛮」は大阪の「難波」の事で、一昔のこの地域はネギの産地であったそうだから、本来はタマネギでなくネギなのかもしれないが。

いらぬ講釈はこれくらいにして、この「一幸庵」のカレー南蛮はすっきりとしたスープ、強めのとろみ、蕎麦汁が強くそうカレーの香りは高くはないが、後味すっきりの調和のとれたものであった。
肝心の蕎麦はカレー汁に主役を奪われそうに底に沈んでいる。
早く引き出してやらないと、「もう僕はだめだめ」とむずがって伸びてしまいそうだから、カレー汁に感心してすすってばかりいないで、時には蕎麦もすくってあげないといけない。

そうこうするちに丼の底まで見えるように汁をすすって満足にたいらげる。

はなたれ小僧はティッシュ一枚使わずにカレー南蛮をご馳走になり、満足。

一つだけ難を言えば、終わりかけに入ってきた三人組の若い女性お二人。
予期していたようなおしゃべりが始まったが、相手の言葉が終わらないうちに、かぶさるように話し始め、それが連唱する女性特有の会話で、そりゃあ本人たちも楽しいだろうし、これが他のジャンルのお店なら全く気にならないのだが、やはりワタシ的には蕎麦屋ではこの手は慎んでいただきたいのであった。
最もまことに勝手な言い分であるので、世の淑女たちは、なにいってんのこの中年親爺とお怒りにならないでほしいのであるが。

カレーのスパイスは薬である。
しかし体調が整っていないとこの刺激的なお薬も時には毒に化すので、全くカレー南蛮って奴は体調のいいときの食べ物だと改めて思いながら、ニコニコと店を後にした。

楽しい勉強

2009-01-24 11:44:21 | 第1紀 生きる
ここのところランチの混雑が終わったところで早抜けし、心身の健康のための散策がてら話題店のランチをいただきながら調査というか、勉強というか、はたまた修行というか、いややっぱり趣味というか、我が身(腹?)を考えぬ業というか、まあまあそんな感じで頂いている。

夜も酒は飲めはしないが(部屋に帰ってから食べた記憶を肴に飲む悲しさ)、店での夜まかないを控えて閉店後に夜回りに行ったりしている。

正月はとうに過ぎたのに、今年の目標も定まらないまま、いつもの癖でリサーチだけは欠かさないのである。
一年の計は・・・・・、さていつになることやら。

昨日も昼は櫻山界隈、夜はあまり好きでない大通りの向こう側に遠征。
どうも立ちんぼが多く、すっかりキャバクラ街になっている感がし、店はたくさんあるのだが歩きづらい。
条例かなんかで公道にまで出て客寄せする事を禁止すれば(本来はだめなんだろう)この街ももう少し良くなる気がする。

大通の歩道もやたら放置自転車が多いし、店によっては平然と歩道に旗や椅子を置いたりしている。
経営者の考えも全くわからないし、取り締まるべきところが機能していないのもおかしな話で、人の良い岩手県人・盛岡人が割りを喰う感じでなんともおかしい。

その点、通行人が全く少ないこちら側は、やはり自転車マナーは悪いが、大人の街という感じで安心できる。

なんてことで話はずれたが昨夜はその歓楽街の老舗のお店へ。

やはりメニューや内装やサービスなど、参考になること多々。



名物のコレなんか980円ではどうしても採算に合わないだろうが、いい宣伝ということか。
味はとても良かったので、またまた驚く。

深夜5時までの営業も毎日はしんどかろうが、席が埋まっているということはそれだけ需要があるということで、もちろん顔見知りの同業者も客としているのだが、わりと会社勤めの方が多いのにも驚く。

この時間、飲み足りない、語りきれない週末の夜。
だからといって若者が多い大手チェーン居酒屋に、こういう分別のある方々は行きたくないだろうし、そういう意味では深夜のオアシスなんだなと合点。

ああ、勉強が足りないな~。
今日も熱心にどこかへ通うか!!