ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

石がまパン工房 ミッシェル花巻店

2008-03-31 11:54:21 | 第1紀 食べる・飲む
いつも通る星が丘の通りにあるミッシェルとケーキ屋さんの併設店舗に、「ミッシェルが移転します」とありずっと気にしていたが、3月上旬に開店し大賑わいだという。
先週も前を通ったのだが混雑ぶりにおののき、入らず。

今週こそはと日曜日、花巻公設市場内の料理屋さんがなぜか休みで振られ、おなかをすかした帰り道、ついに寄りました。



立派ですね。広いですね。すごいですね。えっ、これがパン屋さん。
みたいな感じでびっくりですね。
駐車場も4~50台は入れるかな。
名前も、『石がまパン工房 ミッシェル花巻店』。
店舗にパンを焼く工房と、さらにサンドイッチ工場までついています。
店は混雑しているから狭く感じましたが、実際は相当広いでしょう。
レジが三台もありますが行列です。
この人では売り場が小さく感じられるの揉む利ありません。
次から次へとパンがトレーに入り、補充も大変そうです。
売場と工房がカウンターでつながっていますので、すぐそこがパン工房と、焼きたて出来立て感がリアルにあります。
店内にイートインが4テーブルあり、パンを買った人にはコーヒーとカルピスがセルフで無料サービスされます。

私たちは外のテーブル、これも五つくらいあるんですが、ここに陣取り、さっそくいただきました。
この日は前日に比べちょっと肌寒く、空きもありましたが、これからは店内のテーブル席も店外のテラスも混むでしょうね。

サービスのコーヒーとカルピスをいただきながら、出来立てのパンを頬張るのは本当にいいですね。
お子さま連れのファミリー客も喜んでいました。



新作のパンなんかもあり、いつ来てもおもしろそうです。
花巻市民はわかるかもしれませんが、遠くからの方はちょっとわかりづらいかもしれません。
でも、国道4号線のバイパス工事が完了すれば、新しい街づくりが行われているこの道路は入りやすくなり、観光名所にもなるかも。

思い切った展開に、「見事」と拍手をしたくなりました。

ようし、精肉店付属の惣菜直売店兼「をかしら屋」を構想しよう、なんてね。
実は企画書がもうあるんですが・・。

日一日と近づく春を迎える庭ですね 3月30日版

2008-03-31 08:23:14 | 第1紀 自然・季節
自宅の庭を毎週お届けしています。(平成20年3月30日版です)
どちらのお庭も、日一日と色づいていることかと思いますが、やはり見るたびに嬉しいんで、写真を撮ってしまいます。
おつきあいを。



前回まではおしとやかだった白いクロッカスも陽気になっちゃいました。
みんなお揃いで満開です。



水仙ももうすぐですね。
すくすくと育っています。



これは何だったかな。
咲いています。



チューリップの葉も厚く伸びてきましたが、まだまだですね。
庭のあちこちからすくすく育ってきています。



これも名は忘れた。
次々に拾ったり買ったりしているんでわからない。
植え方もいいかげんなら、名を覚えることも無い。
ただ咲いていると嬉しいだけ。



これはキレイですね。
青は私の色で、庭にもこの色が多いかな。
群生しています。



ポチの散歩道の畦道にはバッケが伸び放題。
もうこうなると誰も手を出しません。
天麩羅もバッケ味噌もいいんですが。



これくらい若いと食べてもおいしいんかな。



散歩の帰り道の自転車道。
近くの花巻東高の通学路でもあります。
冬の間は小さい除雪車が通りやすいように、車道と交差する所に置いてあるフェンスが横向きに退けられていますが、新入生が来るころにはまた元に戻るでしょう。



自宅に戻り、道端に伸びている木。
枯れているように見えて、もう少したつと青い芽が出始め、枝の表皮も枯れ色から生きた色に戻ってきます。
不思議ですね。



紫陽花の花の残骸も、これはこれでいいようで、生け花に使われるそうですから、やはり日本人の美意識はすごい。
なにか、はかなさと言うよりは力強さ、妖艶さを感じるのはわたしだけかな。

・・また明日は違う春が見えるんだなと思います。
つくしんぼはまだ見えませんでした。
タラの木も、まだ枯れ木然として、何知らぬ顔をしています。

名人の餃子

2008-03-30 18:40:34 | 第1紀 をかしら屋
無性に中華を喰いたくなる時がある。
週に一回はある。
中華の性格上、かなり胃腸の調子がよくて、かつおなかがすいている時。
あるいは、かなり体が損耗して、ダメージ感が強い時。
つまり、調子のいい時と調子の悪い時だ。

土曜日。
わたしには休日が無いが、「をかしら屋盛岡大通店」を基準に考えると、いわゆる週末。明日は休みである。(わたしは明日は「をかしら屋松園東黒石野店」だが)
一週間の疲れがたまる時なのか、無性に中華が欲しくなった。

で・・・・、「をかしら屋松園東黒石野店」に寄り、シェフから「手作り餃子」を二袋いただいて大通店へ向かう。

この松園店シェフ=中華名人の手になる餃子がうまい!!
当店の豚バラ肉を使っているから原料は問題なくいい訳だし。
身がみっちりで、しかもジューシー感がある。
あつあつを頬張ると、みっちり感のある歯応えと共に、豚バラのおいしい脂と野菜のうまさが詰まった汁が口腔にほとばしる。
これが餃子の醍醐味である。
皮の中の熱く燃えるカオスが舌を焦がし、頭のてっぺんにうまさが突き抜ける。
熱い脂が、知らず次の餃子に箸を走らせ、生ビールの冷たさを誘う。
タレは醤油3:酢7。ラー油たっぷり。
熱さと辛さに酸味が溶けあい、脂の甘さが最後を締めくくる。
弾けた皮はするりと喉に吸い込まれ、脂の溶けたあとの赤身の肉とニラ、刻まれた野菜が口腔の中で渾然とし、歯茎に粒々の感触を残しながら喉に消える。
のこる香と熱い気をビールと共に流し込む。

喰いましたね。
餃子、三人前は、軽く!!
そして、ねぎ味噌で仕上げた辛口コラー麺と、辛味噌仕立てのカクテキ入り豚キムチ飯。
中華は満腹にならなきゃ意味がない。



それにしても満腹過ぎて、夕飯は「抜き」でした。
残念ながら生ビールも「抜き」でしたが、満足満足な「をかしら屋」の昼まかないなのでした。

★宣伝です。この「餃子」、「をかしら屋松園東黒石野店」で召し上がれます。ランチタイムは「こら~麺+餃子+ライス」の「餃子セット」もありますよ。常連さんはこの餃子だけで飲んで帰ったりしますっけ。「をかしら屋」って何屋さんだっけ?

クリスマスローズ、クロッカス、そして魔法使いが桜を咲かす(NEWS)

2008-03-29 23:44:07 | 第1紀 自然・季節
五日ぶりに自宅の庭を見る。
春の訪れを確かめに。
春は一日一日、春になる。
庭の四方を見、裏庭を見、隣の庭を見、ポチの散歩道の土手を見る。
バッケはもう咲き狂いで、花弁(?)を思いっきり拡げ、ちょっと浮かれすぎてだらしない。

あちらもバッケ、こちらもバッケ。畦道もバッケ。
バッケ味噌とか、バッケの天ぷらとか想像したくないほどバッケだらけ。
しかも浮かれすぎている。
これが伸びすぎてはただのバッケになるのに、皆、背比べだ。
バッケもほどを知らない。

庭の片隅に「クリスマスローズ」が咲いた。
岩手県に一部では、誰が仕掛けたのか大はやりらしい。
しかし、その花はおしとやかでうつむき加減で、そんな華々しいことは本当は嫌いなんだろう(と思う)。
母の好きな花だ。
残念ながら庭の反対側のクリスマスローズは今年は知らん顔している。
この花は少し持ちもいいので、しばらく楽しませてくれるだろう。



クロッカスも早いものはもうさっきのバッケ状態で、花が細り散りかけている。
自宅の庭では春一番を告げるクロッカスの命は短い。
でも、大輪のものがこれからだ。

変わり種の青いクロッカス。
ちょっと異国風。
トルコの教会か、カスピ海を思わせる。



大輪の白いクロッカスもこれから。
花嫁衣装みたいなシルクの艶の白だ。
透けそうで透けない。
純白の中はなんだろう。
私が出かける頃まではまだ蕾を開こうか開くまいか迷っているようで、そこが清純だ。



自宅の庭をあとにして、母の家に行く。

母は魔法使いになったようだ。
昔からそういう気配はあったんだが。
一昨年は柳をもらった。

母の庭に落ちてくる枯れ枝を、瓶に指す。
毎日、水を取り替えるそうだ。
ただ、それだけでないことは事実が物語る。
何かを仕掛けている。魔法の何かを。

枯れ枝は冬の間、母の居間で時を過ごし、そして根を生やし葉をつける。
枯れ枝に葉が茂る。
折れた枯れ枝に命がともる。

そして、今日はとてつもないものを見てしまった。

「桜が咲いているよ。」、母。
「えっ、どこに。」、私。
「戸を開けてごらん」、伏目がちに素知らぬ振りでさりげなく言葉を発する、母。

ガラス戸を開けた台所の緑色のバケツに咲いているのは、「桜」。



「ちょっと過ぎてしまったね。」、母が、いや魔女が言う。

唖然だ。
まあ、この母の気配から何やらただならぬものは感じていたが、このしれっとしたしぐさは、母のものというより魔女のものだ。

こういう時は、静かに去る方がいい。
へたに驚愕した顔をしたり、ほめたりしてはいけない。
そんな事すりゃ、そこら中の枯れ枝の花を咲かせるに違いない。

静かに後ずさりしながら、母の家を出た。

今夜のまかないは、「焼きそば」

2008-03-28 17:35:45 | 第1紀 食べる・飲む
今夜(といっても3月17日)のまかないは、「焼きそば」だ。
週に一回は焼きそばを食べたい。

無性に食べたくなる焼きそば。
通勤途中に、線路を過ぎ、「ファル上田店」に寄る。
多くの店が「ユニバース」に名を変えても、さすがに「むらかみスーパー」時代からのドル箱、上田の店は「ファル」のままである。
大きな改装後もこの名が残って、何か一安心した思いがある。

私が営業マン時代、岩手は地元スーパーの「協同組合ベルマート」グループが健在で(もちろんいまもそうではあるが)、大手量販店が入ってこない無風地帯を築いていた。
両巨頭の「いちのへストア」は「ジョイス」に、「むらかみスーパー」は「ファル」に名を変え、時代が変わった。
そして、「ファル」倒産。

そう言えば、東北の雄、「エンドーチェーン」や「亀屋」も姿を消した。

私の入った食品メーカーも昭和45年以降の量販店台頭に合わせて急激に売り上げを拡大した。
今のナショナルブランドの食品雑貨メーカーはほとんどそうであろう。
所得が上がり商品が伸びて、量販店という業態が拡大し、メーカーも伸長した。
そういう時代だった。
外食店でしか食べれないメニューが、「インスタント化」され家庭でもおいしくできるようになり、食卓のバラエティーが増えた。
庶民的なラーメンや焼きそばだって、一昔は中華そばやで食べるものだったと思う。

(話が大きくそれたので、急に戻そうと思うのだが・・・)

で、18で東京出るまではあまり口にしなかった「焼きそば」が、今では台所にカップのものが2・3個ころがって、いつでもお湯さえ沸かせば食べれるようになっている。

私の好みは、生麺ならやはり特売の「マルちゃん」。東洋水産だ。粉末ソースがいい。私も息子もこれだ。これ以外は認めんといいながら、今日のファルの焼きそばは知らないメーカー。でもなかなかいい。
カップめんは「一平ちゃん 夜店の焼きそば」。辛子マヨがいい。
最近、意外にはまっているのが冷凍麺の日清食品。乾めんの出来の悪いのより、冷凍麺のしなやかでコシの強い麺が私にはいい。マイブームになりかけている。

昔は袋麺だった。ブランドは忘れたが、今でも岩手のスーパーにはこれがある。
受験生時代はダルマストーブの上で袋麺のラーメンや焼きそばを炊いた。
焼きそばは薄い底の鍋で、すぐ焦げた。
このお焦げがうまかった。
熱いときはなかなかとれないお焦げも、冷めるととれやすい。
今でも中華鍋にこびりつくお焦げを相方や娘と奪い合う。
何でおいしいのかなと思うが、広島に行ってわかった。
焼きそばが乗っかる「広島風お好み焼き」だ。
やはり丸く長い麺だけでは満足感がいかないのだ。
小麦粉類の焼き焦げた、のべっとしたものが、ソースの甘じょっぱい汁を吸って、鼻孔もくすぐる。
これがいいのだ。
餃子も博多の一口餃子みたいに、羽根があるのがいい。
わざわざ片栗粉を溶かして仕上げるのもおつなものだ。

焼きそばといえば、紅生姜は欠かせない。
マルちゃんの焼きそばなら2~3袋分は一気に食べるから、いくら好きでもあのソースの甘さは口に残る。
それを紅生姜でさわやかにして、また焼きそばをかっこむ。
この繰り返しがいいのだ。
だから、我が「をかしら屋盛岡大通店」のT嬢も私の分の皿には紅生姜をどっさり入れてくれるのだ。

これを見よ。きょうのまかない焼きそばは、ファルで衝動買いしたコロッケ二種がついている!!。



カレーコロッケは、おじいちゃんが頑張ってかちゃかちゃ(ビニール容器)に詰めているのを遠目に見て衝動に駆られた。
そしてクリームコロッケは女性の店員さんが製造時間を見ながら値引きシールを貼るあとをつけて、さっとかごに入れたものだ。
賢いというよりスーパーの思うがままなのだが。
焼きそばは3食分が二つだから、一人ふた袋。
元気な従業員はこれにご飯をつける。

残念なことは、今日は目玉焼きがないことだな。
「焼きそば」には目玉焼きは欠かせないのである。
あの、たまごの黄身がぐちゅっと破れて、焼きそばに絡まるのがたまらなくいいのだ。
広島のお好み焼きも焼きそばと卵で仕上げるのがいいのだ。大阪よりうんといいのだ。
こういうときの卵は、特売にかかりづらいLLサイズがいいのだ。
おまけに二個もあれば大満足なのだ。

それからそれから・・・・。(文体がだんだん大げさに熱気がこもってきているのはご勘弁ください))
それからそれから、「焼きそば」には絶対、「コカコーラ」なのだ。
コーラの炭酸が甘ったるいソースをぬぐい、胃に刺激を与えて、次の箸を進める。
氷たっぷり、冷え冷えで大ジョッキーのコーラなのだ。
ついでに、カレーにはビール、ハンバーガーにもやはりコーラなのであるし、南部せんべいには牛乳、たこ焼きにはやはりコーラ、ケーキにはカルピス、チーズケーキにはカルピスソーダだよね!!

昔・・・・・。
むかし営業マンだったころ、新製品を渡された。
「ソバゲッティー」。
なんたる代物。
焼きそば味のインスタントスパゲッティなのか、スパゲッティ風の焼きそばなのか。
一度に二度おいしい、焼きそばとスパゲッティが一度の味わえる、なんて感じかな。
商談のバイヤーさんと、我が寮生には受けが良かったが、おしくもまもなく終売となった。
今でも記憶に残る名品の一つである。
(ほかに、記憶に残る名品は「パパンがパン屋さん」と「プルコレモン」かな)

ああ、書いている間に、さっきまでは甘いソースのゲップが出ていたのに、また家に帰ったら焼きそばでも食うかなと思ってきた私が書いた文章は、すでに2500文字を超え、原稿用紙6枚半分になろうとしている。

嗚呼、焼きそばよ。我が愛する、焼きそばよ。

速報!! 「とんこつ」炊けました 「清美 モモチャーシュー」も仕込み中です

2008-03-28 00:52:28 | 第1紀 をかしら屋
前回は早々と売れ切れた、「とんこつ」。
そう、鹿児島名物の骨つき豚バラを焼酎で煮込んだもの。
また、つくりました。

前回同様、「岩手山麓豚 清美」の骨つきバラ肉を特別に仕入れ、鹿児島芋焼酎「七夕」一升、地酒一升、ワイン、黒糖、ザラメ、昆布、にんにく、しょうがなどに今回はフルーツたっぷり(過ぎたかな?)入って、前回の煮汁も加えた豪華なソースで煮込みました。
一日目は下ゆで含めて、昼から夜まで。
一晩、肉を落ち着け、汁を吸わせてまた昼から夜まで煮込み、また一晩寝かせました。
煮汁を漉して、大根、たまごを加えて、またことこと。
フルーツ多すぎで、前回より香り高いけど、少し酸味が強いかもしれませんね。

さらに、この煮汁で「岩手山麓豚 清美」のモモを縛って、同じように二日間煮込む予定です。
ただいま、一日目煮込み中。
今回はモモはわずか1キログラムですので興味ある方はお早めに。
「チャーシュー丼」と「チャーシュー小鉢」を用意します。

「とんこつ」の方はいつもどおり量り売りで。
骨つきバラ、一本、約200~400グラムですね。
もちろん小分けもしますよ。

そして、ブログだけの内緒話。
「をかしら屋盛岡大通店」従業員まかないで大ヒットの「とんこつ飯」。
とんこつのスープの具の、昆布、長ねぎ、しょうが、大根などと煮汁をご飯にぶっかけ混ぜた「猫まんま」。
これがうまい!!
ご機嫌よければリクエストにお応えできるかも。
飲んだ後にも最高です!!

SHOGO

2008-03-27 00:08:39 | 第1紀 生きる
春である。
球春である。
野球もサッカーもゴルフも、関係ないけど岩手競馬も春、シーズンインである。

我が盛岡のサッカーチーム「グルージャ」も何人かの新加入選手を迎え、新しいスタートをきるようだ。
今年こそJFLへ昇格してほしいと陰ながら応援している。
 (なお、「をかしら屋」全店~といっても二店舗だが~、グルージャ会員は10%OFFですので、ぜひ会員になりましょう!?)

「グルージャ盛岡」といえばこの時期気になる選手がいる。
桜井鐘吾くんだ。

グルージャにいたのは、2004年から2005年。
このあとの方の春から秋にかけて、今は閉めてしまった私の店でアルバイトをしていただいた。
試合や練習の合間の平日のランチタイムが彼の勤務時間だった。
まだ二十そこそこで若いわりには素直で明るく、何より飲み込みが早くまじめな若者だった。
彼がいると店が活気にあふれ華やかになる感じがした。
まかないも人一倍食べた。

彼の試合を何度か見に行った。
北国の気性か、まだまだ出始めのチームであったせいか、応援もばらばらで静かだったが、鐘吾が出ると若い女性から応援の嬌声が出たのはびっくりした。
人気者である。
ちょっと夜がかったけばいねえちゃんも多かったが、おそらくチームでは一番人気ではなかったろうか。

気立ては良かったが、フォワードとしてはその性格が少し気になった。
若いのにJリーグ経験者であり、チームの中でも卓越した技術があるし、やはり試合の流れや全体をみる力が飛び抜けていたように思う。
だが、「おれが、おれが」というところがない。
強引にシュートしてもいいチャンスに、球をもっといいポジションにいる仲間にまわす。
そりゃあ、そのほうが得点の確率は高いかもしれないが、能力的には鐘吾の方が上なのである。
もう少しわがままさが欲しかったな。

彼の得点はいつもきれいに決まっていたし。

その冬、上を目指して故郷の佐川印刷SC(京都)に移籍した。

ファンによる「SHOGO」という彼のページも更新されないまま残っている。

今は、同じJFLを目指す「FC京都BAMB1993」に在籍しているという。
まだまだ若い。
若いということは、チャンスがたくさんあるということだ。
またもまれて、上に這い上がってきてほしい。
健闘を祈る。

菜園ろばた

2008-03-26 00:26:53 | 第1紀 食べる・飲む
月末が近い。
三月は決算月の会社も多いと思い、銀行が混む前にと早めに振込やら支払いに出る。
昼、一時過ぎに出て、「をかしら屋盛岡大通店」近辺の銀行や取引先をまわり、さて昼飯は・・。

通りがかりに気になっていた店に入る。
「菜園ろばた」。
ロイヤルホテルから入る夜の繁華街。日中は裏通りだが。
少し階段を上がった一階にある。
外から見た目には細長く狭い感じなのだが、中に入ると結構広い。
このビルは、入り口左側から迷路のように入る店もあり、不思議な感じがする。
間口狭く、中が広いのは京都の長屋か。
カウンター約6席と、4~6人がけのわりとゆったりしたテーブル席が4だか5だか。
BGMはジャズである。
アコースティックなジャズギターやピアノトリオ、ときおり女性ボーカルが入るから有線かな。
いい感じなのに、入り口の棚の上にとっくつにおかれたブラウン管テレビの音も混ざり、日常と非日常の混じり合う感じがせっかくのいい雰囲気の店内にもったいない。

もりそばの大盛りを頼む。
850円。
店員は一名。
若い経営者の店長なのかな。
厨房にこもり、しばらくして茹でた蕎麦を洗う音がして出てきた。
きれいに巻かれて、岩手山なみに高く盛りつけられている。
お品書きにはそば粉十割の「南部手打ちそば」である故。
黒く太い蕎麦が短めに切られ盛りつけられている。
薬味は細かく切られた白葱。おろし、わさびである。
蕎麦汁は藪系の濃いものではないが、県内によくある甘ったるいものでもなく、程よい。
十割蕎麦で太くかなり腰もあるため、やはりこの短めの切り方と、どっぷりつけてもいい蕎麦汁があうのだと思う。
性格上、汁が蕎麦に絡むこともないのだから、気取って蕎麦の先だけをちょっとつけていただくよりは、しっかり浸してもいいんじゃないかと思う。

蕎麦の香りが際立てて高いとかいうわけでもなく、出汁の味が格別とほめるわけではないが、朴訥とした姿がいい。
まあ、田舎風の十割蕎麦、そのものであり、これはこれで非常に好感がもてるわけである。
量もいい。これが一番いい。

他の客も入り、店主一人では、蕎麦という性格上、会計を済ますタイミングも難しく、しばらくして落ち着いたころを見はからい、帰る。
実は心の中で、「蕎麦湯、蕎麦湯」と言っていたのであるが、出てくる気配なし。
催促するのも悪いような一人健闘ぶりであり、心残りで店を出る。
やはり、黙っていても食べ終わるころにすっと出てくるのがそば屋のいいところだと思うのだが。残念。これだけがすごく残念。
(蕎麦湯だけで店を評価する馬鹿者でした。わ・た・し。)

なかなか一人で店を切り盛りするのはたいへんだなと、我が事のように思う。
一人では、作る事と、客をもてなす事との両方をこなす事が難しいのかもしれない。
我が店も遅い時間はわたし一人。
飲み客が多い中で、客が求める飲み物を出すタイミングにそえないときがあるのは承知している。
常連さんだからほっておいていいという事もない。
三組も入ればもうたいへんなのだ。
不思議と、飲み物のオーダー、網交換、会計などが同じタイミングで重なる。
「はい、ちょっと待ってね。」となるが、いい事ではないなと、他の店にいて我が身の足りなさを実感させられる。

さて、この店。
さらに興味があるのは、昼は「菜園ろばた」。夜は「扉 door」という別の名の店になる事。
店内は所狭しと日本酒や焼酎が並んでいる。
カウンターの横の壁には「焼酎アドバイザイー」なる証明証が。
どれをみてもおいしそうで、夜も楽しそうだなあと興味をひかれる。

しかし・・、昼はそば屋だから、自分で蕎麦を打つんだろうか。
夜も遅くまで営業しているし。
たいへんだなあ、若いけどね。なんて気をまわすわけである。
でも、若いから自分のやりたい事を思いっきりやっているんだろうと、ここも感心してしまうわけです。
こんなにたくさんの種類のお酒。
仕入はどうるのかな。
全部自分で飲んで決めているんだろうけど、幾夜あれば飲み干せるのかな。
焼酎は蒸留酒だからいいとして、日本酒は開けてからの管理をどうするんだろう。
この湯飲み、手にしっくりくるけど、調度品もなかなか選んでいるね。
内装も若向けでおしゃれだね。
などと、また細かく見てしまう。

面白そうな店。
ネットで探ると、郊外にある「ろばた」と同じ系列みたい。
なるほど、とうなずく何者もないのだが。

(再訪予定、大いにあり)

「カタヒモ」入りました。4個だけ。

2008-03-25 02:57:04 | ホルモン・肉
「カタヒモ」というらしい。
ネットでググるが出てこない。
  (出てくるのは女性の着けているものだけ)
職人さんしか使わない言葉だと仕入れ先は言うが、違う言い方があるんだろう。



和牛の肩ロースについてきたという。
ならばネックかと思えばそうでもない。
(ネックはネックで別についていたらしい)

なぜ?
もちろん、早速食ってみたから。
ネックの固さはない。
むしろ柔らかい。
柔らかいが最後の噛みしめるときは充分な弾力性がある。
深い味わいである。
もちろん、さしっけも充分にあるのである。

まかないでけっこうな量をいただいたので、商品としては四皿分しかとれなかった。

次回はいつ出るかわからないという。
肩ロースもネックなしが主流だし、これもついてくるのが珍しいという。

まあ、お品書きにも書かないでおくかな。
興味ある方は来てください。

前沢牛サーロインステーキあります

2008-03-24 12:04:28 | 第1紀 をかしら屋


前沢牛のサーロインステーキである。
「をかしら屋盛岡大通店」に三枚だけ仕入れた。
一枚はお祝いに出させていただいた。
残りは二枚である。

転勤、異動、定年、離職、栄転、左遷、進学、進級、なんだ、かんだ。
たまにはいいじゃないか。
そんなに気を張る値段じゃない。たかがホルモン屋だ。
  (値段はまだ決めていない)
たった二枚だ。
さっと焼いて、食べてけんろ。