小さいころ、そう小学生の高学年の少し手前あたり。
授業が終わり、学習塾とか無い田舎だから、家にカバンを置くと、ようやく慣れてきた自転車で「友達」と外で遊ぶのが日課であり、それは楽しい日々だった。
自転車で風を切る爽快感は、なぜか子供心にも植えつけられていて、それはいまでも忘れられない。
自転車を漕ぐ事も、よもやのウォーキングやマウンテンバイクで遊ぶ事もない今は、ちょうどこれからの秋口から冬の始まりや、春の雪の溶けるあたりから鯉のぼりが泳ぐあたりのほんの短いすごしやすい期間に、愛車から右腕を出して当たる風に季節を感じるのが精一杯だ。
台風が来るという。
生暖かい風が、正直気持ち悪い。
暑い夏で相当まいっている体にべとつく温い風は歓迎したくない。
そんな、毎日。
いつまで雌伏すればいいのか、季節感を失い、戸惑いが隠せきれない今日この頃。
授業が終わり、学習塾とか無い田舎だから、家にカバンを置くと、ようやく慣れてきた自転車で「友達」と外で遊ぶのが日課であり、それは楽しい日々だった。
自転車で風を切る爽快感は、なぜか子供心にも植えつけられていて、それはいまでも忘れられない。
自転車を漕ぐ事も、よもやのウォーキングやマウンテンバイクで遊ぶ事もない今は、ちょうどこれからの秋口から冬の始まりや、春の雪の溶けるあたりから鯉のぼりが泳ぐあたりのほんの短いすごしやすい期間に、愛車から右腕を出して当たる風に季節を感じるのが精一杯だ。
台風が来るという。
生暖かい風が、正直気持ち悪い。
暑い夏で相当まいっている体にべとつく温い風は歓迎したくない。
そんな、毎日。
いつまで雌伏すればいいのか、季節感を失い、戸惑いが隠せきれない今日この頃。