ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

やっぱ、ビールは幸せ

2009-01-28 09:10:09 | 第1紀 生きる
ほとんどのお客様が、最初の一杯はビールである。
最初から最後までペースが落ちずにビールという「ビール党」の方も多く、特に女性にこの「ビール酒豪」が多いような気がする。

飲み放題は圧倒的にビールであり、店主的にはお客様が喜んでどんどん飲んでいただくのは嬉しいが、経営者的には原価率の高いビールの樽が注ぎ次に開くのは心臓に少しばかり負担をかけることとなる。

最近はご家庭で「発泡酒」や「第3のビール」を飲まれる方が多いから、店で「生ビール」を飲むと「おいしい」となるようである。
わざわざ電話で飲み放題の「ビール」は「本物のビールですか」との問い合わせも(女性に)多い。

当店は毎日、ビールサーバーの清掃をきちんとやっているし、ジョッキーの洗浄・水切りも気をつけ、当然のようにジョッキ類の専用冷蔵庫に保管してある。
ビールメーカーさんの月一回の定期訪問でサーバーまわりのチェックを受けているので、なんとかいい状態でお出しできていると思う。

まあともあれ酒席の最初のビールは格別のものである。



これは大ジョッキ。
泡がきれいだな。
この泡のきめこまやかなのがでると嬉しい。

適度の泡はビールのおいしさを守ってくれる。
泡はいらないなんていわないで、ビール党ならこの「泡」を大事にすべきだと思うわけであります。

ビール大好き人間も、このジョッキについた泡のリングの間隔でわかるといいます。
同じ間隔で泡がついていると、同じ量を飲んでいるわけで、確かにビール好きなんだなと思うわけです。
この同じ間隔のリングが四つ、五つだと、グビグビ・・パッ-、グビグビ・・パッーっといっている光景が浮かび、楽しんでいるな~とこちらも嬉しくなります。

もっともワタシの場合は、最初の一杯はリングつくまもなく、二杯目もリング一つ、三杯目でリング二つもたいな大酒呑みでありますが・・。

当店は「キリン一番搾り」です。
キリンはビールのうまさがちょうどいい感じだと思います。
水みたいな「ドライ」とかいう名のビールは和食にはいいと思いますが、ホルモンにはちと弱いと思います。
最近はプレミアム系のビールが流行っているといいます。
これはビールとしてはすごくおいしいと思います。
料飲店の立場で言うと、杯を重ねるビールではないのでちょいとつらい部分も持ち合わせますが。

さて、この「キリン一番搾り」。
この春に麦芽100%のプレミアムビールに生まれ変わるようです。
試飲の缶をいただき、味の濃さがさらに本格派を思い起こされるような、そして華やかな香りがいっそう際立ったように思います。
さて、これが飲食店の生ビールとして好意的に受け入れられるか、期待しながら、そして少し不安に思いながら待ちましょう。

ここ何年か、「キレ」だけを求めたビールが主体となっている中、ビール本来の「コク」と「香り」を求めた方向へ転換しているのはワタシの好みから言えばとてもいい方向だと思います。

さて、あなたはどんなビールを、どんな飲み方をしているのでしょうか。