ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

解体新書「コブクロの処理について 補足」

2013-10-25 12:17:24 | 第1紀 をかしら屋


いよいよ「創業祭」も月末まで。
今日からは「週末スペシャル」の最終週である。



「盛岡冷麺」半額390円!!
39ホルモン、100円カルビ。

今日は給料日(かな?)、創業祭もあとわずかとなって予約もたくさん。
大通店の今夜は小上りが夜9時ころまで満席となっています。
各店とも、ぜひ、ご予約をお願いします。



「週末スペシャル」以外にも企画盛り沢山です。

当店HPには、



さらにお得なクーポン満載です。


さて、このブログも更新の間が多くなって、アクセス数も昨日は900と少なくなっています。
なかなか(心の)余裕がないのがホントのところ。

で、最近の「アクセス解析」をみると、やはりホルモン好きの方や内蔵・肉にかかわる業種の方が多く見られているようで、アクセスページの上位に内蔵の処理や調理方法を書いた日のものが集中しています。
塩ガツミノとか、テッポーとか、豚珍三とか、豚のオッパイとかね。
なかでもダントツ見られているのが、昨年8月15日(えっ、お盆中やん)の「コブクロの処理について(気の弱い方は見ないこと!)」で、なるほどこの得体の知れない臓物の処理方法に皆さん苦労されているのかななどと勝手に考えています。
  (まさか歌手の「コブクロ」から誘導されているわけでもあるまい)
確かに図解入りで我ながらよくできていると思いますが、なにせ「我流」。
こりゃ違うよ! なんて叫んでいる内蔵処理の鉄人さん達もいらっしゃるかと思いますが、自分なりに辿り着いた道です(まだまだ道半ばですが)。



で、昨夜、遅い時間にお客様が入ったので、接客の合間を見てコブクロを相手にまたブツブツ言いながら処理しました。
  (ブツブツ言うのはいつもの事で、内蔵と会話をしながら処理すると、なぜかホルモンさんが愛らしくなり仕事が丁寧になってくるという魔法です。)
前回の補足として写真を何点か紹介します。

あぁそう、「気の弱い方はここまで」ですよ、後は見ないで下さいね。



さて、届いたコブクロ2㎏。
いつものように、先ずは「丸」で洗います。
小腸も大腸もコブクロも他の内臓も、「丸」で洗い、「開いて」洗い、「切って」洗う。
各工程とも「水が澄むまで、気が済むまで」何度も洗います。
さっと水で洗って、次に塩をたっぷり盛って水を使わず表面をなでるように洗い、さらに水洗いを数回。
今の時期はちょうどいいのですが、冬は水道が冷たくてあかぎれになるし、夏は水道がぬるいので氷を入れたり。
そうそう営業中も仕込をしますので、急に忙しくなって中断する時は、必ず氷をぶちこみ温度の上昇を阻みます。



コブクロは左右の二本あります。
この写真は右が開いたところ、左がまだ開いていない状態です。

長いの短いの、白くてキレイなの、暗赤色でまだらなもの、コブクロそれぞれです。
当店では「コブクロL」という規格のもの、すなわち母親豚の大きく厚みのあるものを仕いれています。
スーパーでよく見かけるのは小さくキレイな未経産のコブクロ、ニュルニュルして割いていないのが一般的です。
豚の雄(おす)は血統が良いごく少数の「種付け用」以外は約6ヶ月で肉豚として肥育されます。
雌(めす)の中で繁殖用として子供を作る豚の、いわゆるお母さん豚のコブクロが「L]となります。
コブクロは子宮ですので母豚のは何度かのお産を経てがっちりとした厚みのあるものになってきます。
その厚さがコブクロの醍醐味となって焼肉用として好まれるわけです。
  (多少、思い込みも入っていますので、その道の方はフンフンと笑って見過ごして下さい)

今回、入荷したコブクロは、いつもの「L」のほかに、キレイで細いものが相当入っていました。
正直、「割く」作業的には母豚の分厚く大きい方がやりやすいので、昨夜は少し時間がかかりました。



先ずはコブクロの「つなぎ目(??解剖学的には何と言うのだろうか)」にあるピラピラをナイフを滑らすようにして取り除きます。
そしてその「つなぎ目」に沿って、内側からナイフを入れスルスルと切り裂いていきます。

この「スルスル」がスルスルといくとご機嫌なのですが、腸壁(腸じゃないけど)が薄く弱いものにあたったり、ナイフの切れが悪かったり、暗かったりして本人の目がよくとらえられなかったりすると大きく時間を要することになります。
経験がものをいうんだと思いますが、なかなか慣れないのも事実です。



これは中くらいの大きさのコブクロ。
ピラピラを取って、まっすぐにします。



こんな感じでナイフを滑らすのが「我流」。
  (ほかに方法もあると思いますが)



これは立派な「L」。
分厚くて、長くて、色がくすんで、しかもどす黒い。
しかし、洗って洗って洗うと、かなりキレイになります。
管の中にどろどろとした液体も入っていますので、まな板はそうとう汚れます。



これは、細く薄いコブクロ。
ナイフをペティーにかえますが、すぐ破れますので作業ははかどりません。
これくらいになると、なにも割かなくてもいいようにも思いますが、内容物の汚れが気になります(母豚ほどではないが)ので、習慣でついつい丁寧に割いてしまいます。



ようやく2㎏割きました。
母豚のごついの=赤黒いのと、子豚の細く白くキレイなのの違いが良くわかります。
そして、割いたものを塩と水で何度も洗います。



水が澄んだら、焼きやすく食べやすい大きさに切ります。
「L」は短めに、細いのは長めに、当店は少し大きめのカットです。

そして、切った最終のを、またまた塩で洗い、水で洗い、できあがりです。

お疲れさまでした。
読了、ありがとうございます。


お客様が帰られたのが定刻を過ぎた25時半。
片づけ終わると26時過ぎ。

こりゃ、事務所に帰って、酒の肴を作る気力はもうないやと向うはマクド。

気になっていた「マックトースト」100円也をついに購入。



そして、まさかあると思わなかった「本日発売」の「グラコロ」。
本日たって、朝マックの終わった10:30からだろうと思っていたのですが、正確に0時過ぎてから発売になったようです。

「マックトースト」、100円か~、凄い。
「グラコロ」こんにちは、毎年、今年はどんなんかなと楽しみにしています。

そんな、100円+350円の深夜。

いいとか悪いとかじゃない。
そういう時もある。



天才カラス現る

2013-10-22 01:22:43 | 第1紀 食べる・飲む
またまた台風が押し寄せそうな予報です。
前回の伊豆大島被害も大きく、少し恨めしくは思いますが、かといってお天道様には逆らえないのか。
幸い予報システムも確率の高いものになっているので、できる限りの対策を打つことが肝要なのだと思う。

雨の予報通りの日曜日の催事。
暇に任せて、予定通り新メニュー「豚玉」を作る。



あんがい人気でした。
ただ、前日すっかり準備していたつもりが鉄板一枚忘れるという大事で、どうも確認を怠ったことと、イメージができていなかったことに反省。
朝早く、脳がぼ~っとしていたんだね。

雨は予報通りだし一介の市民がお天道様に勝てるわけでも無し、シトシトピッシャンだったことが幸いだが、所詮、イベントの賑やかし、予定の一時間半前に終了の合図が来たのにはちょいと驚いた。


さて、一週間働いて、イベント二連荘だったお土産に、従業員から月曜ランチのお暇をいただいたので、昨夜はぐっすり床に、いや自宅書斎の青いソファーに寝っころがった。
遅い朝食兼昼飯は相方と休みのとれた娘と久し振りの外食。

財布と相談して向かうは久し振りの「竹駒」。



注文してから竈に薪をいれ、お湯が沸いて麺を投入。
テーブル2つとカウンター。
開きっぱなしの戸からのぞく窯の炎とともに、温かい湯気の香りが古めかしい店内に移る。
「竹駒」の注文した後の醍醐味がこれで、いつまでも頭の中に残り、何年かぶりに行ってみようと思わせるのだった。

きょろきょろしているワタシタチ家族を除けば、入ってくるのはご近所の常連さんらしき方ばかり。

(客)「イタタっ、戸に指はさめちゃったよ」
(おばちゃん)「救急車よぶっか? ごめんごめん、後で戸にしっかりしかってやるがら」

もはや落語の世界である。

(客)「味噌汁、うまかったべ」
(おばちゃん)「はい、あの芋の子、うまがった。二子か?」
(客)「うんにゃ、がが様の(ガガ様ではない)実家の紫波のだ。」

ってな、ラーメンより温かい会話なのである。

しばらくしてこぶりのラーメン丼に汁たっぷりのラーメン(ワタシは大盛り)。
湯気がふわっとでて、これがたまらない。
花巻は縮れ麺、あっさりしながらもしっかりとれているスープがよく絡む。

女二人、並盛り350円、ワタクシ大盛り450円、計1150円。
今のワタシには贅沢な金額であるが、土日と催事につきあってくれた、これが相方への報酬なのだから、申し訳なくもあるが、初の「竹駒」満足してくれた。
なお、メニューはこの二つであります。

場所は旧厚生病院から郵便局の裏側に抜ける一報通行を入ってすぐ右。
古い民家に新しそうな暖簾がかかっています。
定休日は日曜日、ワタシタチが入った11時半過ぎには開いていました。

ノスタルジックで、心もホッとするラーメンをいただきたい方にはおすすめです。
店に入って、窯の火を見て、湯気をかんで、丼一杯のスープをすすって、その時その時に笑顔が出ますよ、きっと。

あ~、「ぬくたまる」。


帰り道、ある所で停車していたら、コツンと音がして空から何かが降ってきた。
カラスが一羽、舞い降り、あぁカラスの落とし物かと車を発進すると、ガチリ。

そう、カラスが落としたのはドングリか何かの木の実。
サイドミラー越しに、トトトッと割れた殻の中の実を拾いにいったカラスの姿。

カラスは止まっていて間もなく動き出すだろう車のタイヤにめがけて木の実を落とし、待っていたんです。

あぁ、街中のカラスは賢いな~。。
ワタシも相方も感心してしまった次第です。

じゃ、、

粉もん、タラ、 そして 大通店6周年によせて

2013-10-18 11:23:22 | 第1紀 をかしら屋


朝駆け・夜駆け、いや朝食・昼食・夕食・夜食・おやつに「こびり」、今週は「一人粉もん研究会」で毎食試作の「粉もん」である。

昨夜の仕事帰り、事務所兼独身寮でも「粉もん」。
「魚切れ」で昨夜はタラに粉をまぶしてオリーブオイルとバター(マーガリン)でソテーしたのだが、自分でも気づかぬ間に「粉もん」の上にトッピングしたりしている。

「をかしら屋 催事部隊」の次なるテーマは「粉もん」で、原価対策、ロス対策、売り損ね対策に
客層の拡大を狙ったビッグプロジェクトである。
今のところ第一目標として「とん平」を考えていて、今日もAmazonさんから粉が数種届いた。
昼まかないに常連氏も含めて、松園店で「粉もん試食会」をしたが、あと一歩、工夫が必要だろう。

「粉もん」「粉もん」とワタシは真っ正面から大きな課題に取り組んでいるつもりだが、従業員は「また始まった」とこっそりつぶやいたり、引いた目で遠巻きに見て見ぬふりをしている。
さもありなん、またまた新メニューという難題が襲ってくるかもしれないのだ。
ここのところ衰えているとはいえ、メニューは増えるばっかりで、なかなか減らない。
どなたかの体重とウエストみたいに。
  (ついでにエンゲル係数もね)

7年前に松園店を開店したときは、確かみひらきのメニュー表だった。
今や20ポケットの百均のクリアファイルに満載なのだから、確かに多い。
この他にも店の壁にベタベタとスポットメニューが貼ってあったり、今は創業祭だからフェアメニューも別にある。
「もう、見づらいから」と先程、常連さんに言われたばかりだが、その言葉は慣れていて、SOU・SOUと受け流している。

始まりはやはり松園店で、常連さんが増えてくるに従い、「なにか新メニューや隠しメニューはないの」というのが合い言葉のようになっていた。
和食屋さんでは魚や野菜などの季節を感じさせるメニューがあり、その都度、店に通う楽しみがあると思う。
それがホルモン・焼肉屋となると、お決まりのものだけで変化はない。
店内で調理加工すればいいのだが、厨房は基本的に肉処理中心であり加熱調理のスペースは限られている。
そこで「舌の先から尻尾まで食べ尽くす」店のコンセプトに基づいて、先ずはありとあらゆる内蔵の部位を再点検した。
それがメニュー拡大の第一歩。
お客様の欲求と、もとからの探究心の融合である。

第二は売上増進・客層拡大であった。
店の最初は内蔵と国産肉(なるべく近場のもの・県産)主体とした。
どうしても量が少なく高い牛タンや、輸入がほとんどのラム(後ほど葛巻産も扱ったが)以外は国産であった。
しかし松園・黒石野周辺の狭い商圏の中で、やはり身近の家族連れなどから「安いカルビはないの」というリクエストが増えた。
確かに和牛一筋では家族の財布にはきつい。
これが輸入のカルビを扱うきっかけ。
でも、今でもやはり輸入物はそのカルビ(丸得カルビ・中落ちカルビ)・牛タン・生ラムだけではある。

そして第三は大通店の出店である。
松園店は住宅街にあり、ほぼファミリーが主体であるが、大通店はビジネス街にありサラリーマンが客の中心である。
開店間もなく、バッカス(酒の神様)には申し訳ないが「飲み放題」というのと「宴会コース」というのがメニューに加わり、大通店では大きな売上ウエイトを占めるようになった。
そして、「しがない」サラリーマンのために(ワタシもかつてそうであった)「せんべろ」なんていうとんでもないセット物が出る。
時代も悪かった(今も消費税アップなど逆風が吹き荒れているが)。

そもそも飲食を始めるに当たってワタシが志したのは「生業(なりわい)」である。
生業:個人や家族営業で近所の方が気軽に利用している形態、店と客の距離は近く温かい、そんな業態を目指していた。
そしてもう一つ、心に決めていたのは「サラリーマンが自分の財布で気軽に飲み食いできる店」。
客単価2~3千円でたらふく呑み・腹を満たす店。
週に一・二度、ふらっと立ち寄れる店。
そんなイメージの中で、その始まりが居抜き物件を使った「ホルモン屋」だったのだ。

考えているイメージにそう間違いはなかろうと思う。
ただ、そのはじめた「ホルモン」は相当に嗜好性の高い食べ物であることは事実である。
「松園店」を出した頃は、まだ店のコンセプトの希少性におもしろがってくる客や、待ってましたとばかりに遠方からのホルモン好きも多かった。
時代の背景か「大通店」開店のころはホルモンが人気メニューとなり、サラリーマンやおじさんばかりでなく、女性客やファミリー、お子さままで幅広く客層が広がっていった。

しかし、やはり嗜好性の高いのは間違いがない。
和食やチェーン店の居酒屋と比較すると、客層も来店頻度も少ないのは否めない。

ところがご主人(ワタクシ)はホルモンにはまりにはまって「ホルモン一徹」と突き進み、バラエティーを増やしたり、短角内臓などとこだわりにはまったり、モツ鍋や一品料理を開発したりと奮戦。

これが店とお客様のいい緊張感をもたらしていると思う。
この糸を緩めれば、常連さんは離れていくだろうし、きつくすれば客層が薄くなっていくだろう。

そんな危ないところに、いま居るという自覚も、もちろんある。

さてさて、固いお話になった。
大通の6年間を、あるいは松園からの7年間をふり返るとそんな感じの突き進み方であったことは間違いない。
少しのご理解と、まだまだいかんという叱咤叱責の声もいただきたい。

もう少し6年前のあの事に触れたかったが、後回しにしよう。

「あなたはまだ若いから、悲しみを時が解決することを知らないんだわ。」

・・、しまっておくか。


では、今日、丸6年と一日目を歩みます。

牡蛎燻

2013-10-17 14:25:19 | 第1紀 生きる
台風一過、来たのは意外にも寒さ。
日記によると昨年より何日か遅いが、いつも半袖シャツ&パンツ一丁の部屋着のワタシもなんとなくストーブを取り出した。

そんなここ数日の振り返り。





中年男の涙腺は、パンツの紐や飲み過ぎの翌朝のトイレみたいに、ゆ・る・い。
「グルージャ盛岡」、サッカー東北一部リーグ優勝。
信じているからここまで来れたというのは、たぶん本当だろう。
かすかにJの灯火が揺れている。
これからが本当の闘いだ。




ノドナンコツ、塩ガツミノ、コブクロ、ハツ、全て豚。



ハラミ、カシラ(ホホ)、ドーナツ(喉笛)。



気管、カシラ(ホホの三部位の一つ、上のカシラの横の部分)、大動脈、食道。

14日(月)大通店、昼酒とホルモンをたしなむ会。
まぁ、本当にたしなんだ感じで、皆さん行儀良し、15時には揃ってシエスタ。




その日、何年ぶりかの電車通勤で、花巻駅のお楽しみはやはり駅の立ち食いそば。
学生の頃も帰省で駅につくなり「天玉そば」。
その頃のワタシにとって、そして今も大事な、花巻の味。

この方も同じようだ(クリックして下さい)。


火曜日、台風の前日。
大型台風の報道効果か、街は静か。
確かにサッカーもあったのだが。
しばらくは常連N氏とテレビ観戦。
遅くに同級生2名、話がはずむ。
今日は高い酒をといって、余市を4杯。
ありがたきは友。


昨日は本当の大型台風。
各地に被害をもたらしたよう。
ランチは誰も出て来ないだろうと思っていたが、意外に風や雨をかきわけて来られる。

夜もこれじゃと思っていたら、なんと早めの満卓。
こういう日もある。
おじさん二名で奮闘。
せわしないのがウレシイ。

深夜の帰路、買い物する気にもならず、単身赴任は淋しい冷蔵庫や食品棚を調べて、これを引きだした。



「牡蛎の燻製」。
ホテルカリーナ裏の缶詰バーでご主人に勧められて気に入った。
大通店近くの山田酒店さん経営「ロビンフッド」にあったのを購入して、しばし食品庫で熟成していた。
うん、うまい。
牡蛎の風味、燻製のいい香りを辛い辛いスープに閉じ込めてある。
おもわず、ビールから三重県宮崎本店「キンミヤ」にうつる。
たぶん、アイラに合うだろうな。
翌朝、尻が悲鳴をあげた。(辛かったのだ)



もう一つ。
横浜名物「シューマイ」、楽陽食品。
マルイチ緑が丘店で半額であったもの。
これで冷凍庫にまともなものは無くなった。

そんなここ数日。

今年も秋は瞬く間に過ぎ、冬がやってくるのだろうか。

こりゃ、急いで体に蓄えなきゃ。

  (って、冬眠かい??)

グルージャ盛岡 優勝おめでとう

2013-10-14 07:26:25 | 第1紀 をかしら屋
昨日、早起きしたのだが片づけなければいけない事務処理でぎりぎりの時間までかかる。
10時試合開始はやはり少し早い気がする。
幸い(本当は出る気で一杯だったけど)、今回は早朝だし試合後のイベントもあるから出店しなくともいいという事務局側の判断で、店は出さず試合をたっぷり堪能できた。

駐車場からたくさんの方々が競技場を目指して歩いており少しあわてたが、やはり県営、観客席の数は多く、ついてみるとさほどではない。
最終戦、決勝戦としては「もうちょっぴり」という1000人を切る観客数という発表。
「白いタオルを廻して」というボランティアチームからの呼びかけで、多くのサポーターがタオルを首からかけているが、やはり岩手県人、喜びも悲しみも静かに自分の中で受け止めるのであり、そういうワタクシも大声を出すでもなく歓声を上げるでもなく静かに試合に没頭する。
J3に「あがったとして」、そのサポーターの熱狂ぶりは、やはり岩手では違うと思うし、それでいいのではないかと思う。
まぁ、ただ、ボランティアチームの応援団組に八戸みたいに「ガールズ」がいたら、少し華々しいのかなと思うのだが。
今のは熱心な男組で、少しバンカラの高校生みたいなところがあって、そりゃそれで頼もしい訳だ。

試合は皆そう思ったろうが、早く3点くらいとり安心してみたかったのだが、案の定、前半1:0、後半も数打つシュートがみな実らず、少し気を揉んだ。
前回も(秋田戦:みてはいないが)同様の30本以上のシュートでこの点数とは、「決定力」という言葉で締めくくられてもしょうがない。
練習なら全て入っていてもおかしくないだろうが、それが試合ででないとこの先苦しくなるかもしれない。
しかし左右に振りながらの展開力も感じたし、たまにはポカもあるが試合毎に守備も固くなってきたようで、コート全面を使った試合運びは他のチームとは違うなと感心。
そしてなによりキーパーの気持ちが伝わる態度に拍手をおくった。

3:0、
試合終了で3年ぶりの優勝。
臼井先生(社長:松園店の近くのお医者さん)の挨拶も、駆けつけてくれた盛岡市長の挨拶もありがたかったが、監督が示していたように一つ上のステージに上がるには、まだこれからの闘い次第だ。
Jリーグから役員の視察も来ていたようだが、Jに向けてなお一層の活躍を期待する。


PS:ワタクシ、今日は何年ぶりかの電車通勤。本日、大通店は「創業祭イベント」で「昼酒とホルモンをたしなむ会」実施です。最長11時から17時まで6時間飲み放題、豚ホルモン食べ放題、芋の子汁お振る舞いなど魅力的ですよね。これでお一人様2500円(ノンアルの方は1500円)。昼酒食らって、腹いっぺホルモン喰って、語って笑って、少し寝て、だらだらと過ごすのもいいんじゃないかな。当日参加OKですので、ぜひお寄りください。 では、

真夜中の観戦

2013-10-12 09:58:25 | 第1紀 をかしら屋
なかなか、いいとこなかったなぁ
というのが実感。
まぁ、こういうなんともしょうがない事もある。
相性ということもあろうし、いきなり次の局面で変わるということも、ままある。



昨夜は24時半過ぎから店の外あかりも半分つけて(来客はトイレを借りにきた若者一名だけ)、午前3時まで常連N氏とザックジャパンのセリビア戦をテレビ観戦した。

久し振りにものすごく混み合った金曜日の夜。
試合開始が日本時間0時40分とあれば、事務所に帰ると途中からしか見れない。
どうせそうならとN氏とあらかじめ決めていて、もうはじまる前から運転代行の予約もすませ、特大ジョッキと豚バラと豚レバーを前に、N氏以外誰もいない店内で遠慮なく大声で声援した。
束の間、ホルモン屋はスポーツバーに変わったのである。
ただ画面はアナデジ変換器をつけた14型の日本製(ORION)ブラウン管テレビであったが。。


さて、



創業祭。

三連休は、



「週末スペシャル」。
盛岡冷麺半額、39ホルモン、100円カルビ。
どうぞ、お越しください。

そして14日(月・体育の日)は大通店限定「昼酒とホルモンをたしなむ会」。
11時から17時まで6時間飲み放題・ホルモン食べ放題、お一人様2500円。
予約も入り始めました。
三連休の最終日、お父さん、一日くらい自由な日があってもいいじゃないですか。
だらだら呑んで、つまんで、話を膨らませて、笑って、ときどき寝っころがる。
そういうものをワタシは望んでいるのだ(宮沢賢治風に)。

そして、本日は「材木町よ市」。
明日は岩手県営運動公園で「グルージャ盛岡」の公式戦最終戦。
催事販売は早朝からという事務局のご計らいでなくなりましたが、個人的にはもちろん応援に行きます。
皆さんもよろしければ、優勝とJ3加盟の大きなステップになるこの決戦を応援しに来て下さい。

じゃ、

ぶだう ~ 紅伊豆を皮ごと味わう

2013-10-11 09:07:24 | 第1紀 をかしら屋
大通店の近くの山田酒店さん経営のロビンフッド。
週中を過ぎると単身赴任の胃袋が魚を恋しくなって、魚売場が田清さんであることもありこの店を訪れるのがワタシのちょっぴり贅沢な時間なのだ。

で、昨日の夕方、店を入ってすぐ右の青果売場に釘付けになった。
「紅伊豆」がある。
葡萄はすきな果物で、この紅伊豆はたぶん大迫のワインまつりの時に買い求めて以来、虜になったもの。
葡萄のシーズンの早い時期にあらわれるから、この時期はスーパーに行って見過ごさないようにしている。
ただ、貧乏なので(表現が悪いから「貧乏性なので」に変更)、一房、一盛り、一籠398円以上になるととてもかなわない。
涎を垂らして遠巻きに見つめ、足早に通りすぎるのがせいのやま。

幸い、ロビンフッドのプライスは198円で「貧乏性」な、否、「節約家」のワタシはすぐかごに入れたのだ。
  (小さな嘘、見栄。本当は葡萄なんて贅沢かな。相方におこられるかな。まぁブログに書かなきゃよかんべと、それでも売場を一周してレジに向う直前に勇気を奮ってえいやっとかごに入れたのだ。)



パッケージには「岩手葡萄の里 イーハブドリ」とあり、宮沢賢治イメージの銀河鉄道列車が描かれている。
花巻も合併で大迫町を迎えたので、葡萄の大産地となった。
賢治には「黒ぶだう」という物語があり、なんでも拡大解釈する賢治ファンによれば、それは人間と家畜の共生の物語だと解説されるが(あぁ美しい!?)、そんなこともあり最近は葡萄かすを飼料にしたという「花巻黒ぶだう牛」というブランド牛まであらわれた。

いや、余談、余談。
しかし「JAいわて花巻」の、このぶどうのパッケージはワタシは大好きである。

さて、今朝、朝食がわりに味わう。

紅伊豆は「紅富士(べにふじ)」という品種の枝変わり(突然変異)として発見された赤ブドウの一種という事らしく、「果粒が13~16gほどの大粒になるブドウで、果皮は紫紅でやや厚みがありますが身離れがよく食べやすい。果肉はとても甘くジューシーで、糖度は18~20度とかなり高く、酸味が弱いので強く刺すような甘さが感じられます。」とある。

ワタクシ的には、「ほどよい酸味も感じる爽やかな自然の甘味を持ったジューシーなぶどう」で、確かに身離れがよく、面倒くさがりには全く適している。
果皮もワタクシ的には「薄い」というのか「オイシイ」ので、まことに面倒がりやで育ちが悪い(決して母の教育のせいではない)ワタシは皮ごと種ごと食べるのだ。
スイカも種ごと食べるのだから、子供のころはなにかの童話の影響か、そのうち自分のお腹から茎が生えてくるのではないかと怯えた。
  (結果は茎ではない何かで腹がポンポコリンに育っただけである。)

そんな事をあれやこれや思い浮かべて書いている内に、一房なくなって、我が食い意地は満足感を得たのです。

さてさて、こんな事はよくあるのだが、昨夕、ロビンフッドから紅伊豆を買って店に戻ると、名刺入れを店の前に落としていった方が預かってくれた御礼にと、なんと葡萄を一箱持って来られた。
あぁ、欲望をこらえてこの日ようやく葡萄を買ったと思ったら、今度はキャンベルが。

ありがたく従業員と居合わせた常連氏でいただく。

そんなワタクシ的、葡萄の物語。

そう、街は物語であふれている。
その一つを友と語らいに来ませんか。

創業祭実施中の当店、今日から四日間は「週末スペシャル」で盛岡冷麺半額、39ホルモン、100円カルビなのです。
予約も入り始めていますので、できればお電話一本、安心できます。

じゃ、、

岩手公園の主から3度目の電話

2013-10-10 21:50:23 | 第1紀 をかしら屋
「もしもし、をかしら屋さん。
 場所はどこにあるの。」

「はい、サンビルわかりますよね。
 公園の向かい角のサンビルさんの向こう側の小路を菜園方向に左折して、ハンバーグのベルさんの並びです。」

22時ちょっと前の電話。
070、携帯からかな。

おしさん。
かなり年配の。

でも、これから来られるのかしらん。

たぶん・・・・・


この声は一度聞いていると思う。
一ヶ月前くらいの13時過ぎだったかな。
同じように「いま岩手公園だけど」。
でも、サンビルといったら知らないといった。
盛岡の人ですかと聞いたら、そうですと返事されたのだが。
だから丁寧に道順を教えた(つもり)。

そして14時、ランチタイム終了の時間を過ぎても来られなかった。

次はそう間を置かない、やはり昼だったと思う。
従業員が電話を受けた。

どこから?
と問う、ワタシに、従業員、
岩手公園にいらっしゃるって言ってました。

ひょっとしてと思った通り、前回同様、今から行くといったきり姿を現さず。

ちょっと気になる。
来られたらいいのに。
何か理由があるのか。
電話では、今にも登場しそうに普通の口調なのです。

さて、今日は引けが早かったから、ワタシ一人。
お待ちしていますよ。

PS:明日は24時過ぎてセルビア戦(正確には明後日0時半から)。仕事を切り上げても中途半端な時間。さて、店でジョッキ片手に見るか、それともお客様が早く退けて事務所で見るか。 うん、電話のおじさんも来たらいいのに。一緒に店で観戦しましょ。 ハンバーグのベルさんの並びです。

「倍返し」 本日まで!

2013-10-10 11:21:48 | 第1紀 食べる・飲む


「をかしら屋創業祭」10月末日まで全店実施中。



そして創業祭スペシャル企画「100円ホルモン倍返し」、本日10日まで。
100円ホルモンご注文のお客様に同等のクーポン2枚進呈。

明日からは「週末スペシャル」盛岡冷麺半額、39円ホルモン、100円カルビ。
毎週末金・土・日・祝。
ご予約をいただければ安心です。



そして、「創業日スペシャル」。
大通店で14日(月・祝/体育の日)午前11時~夕方5時まで「昼酒とホルモンを楽しむ会」
最長6時間飲み放題+ホルモン食べ放題、お一人様2500円(ノンアルコールの方は1500円)。
豚ホルモンのほか試作メニューや芋の子汁の食べ放題。
飲み放題にはシングルモルト数種の在庫一掃、生ビールはハートランド。
「体育の日」といって急に体を動かすのも善し悪しなどと屁理屈つけながら呑むもよし。
パチンコでするよりは、よっぽど健康的な「昼酒」をたしなみませんか。
小上りで、ごろんとさ、呑んで、喰って、ひと眠りして、呑んで、語らい、シエスタ。
もちろん、ワタクシもおおいに参加いたします。
持込み自由、キノコや釣ったばかりのお魚さんもどうぞ。
気軽にお越しください。
お相手は当店の穏やかな常連さん約2名様がもてなす予定であります。
  (Tさん、Nさん、よろしくお願いします)


さて、ワタクシゴト。
10月はお休み無し(休みに見えても事務処理に追われるだけ)。
つかぬまの息抜きと雫石方面へ。

窓越しに3匹の小羊を見ながら、ありね山荘。



松ぼっくり。

山重、二八と十割を堪能。

帰途、大釜の「ベースマン」へ。
3周年だという。
試行錯誤の毎日はあっと言う間に過ぎて、休日も店に来るといつのまにか一日終わってしまいますと。
たぶん、ワタシもそうであるが、何年たってもその通りであろうし、それは毎日がかけがえのない日である事の証左なのだと思う。

早起きは三文の徳。
午前中のプチ旅行から帰って、午後からみっちり事務処理。

夜、常連さんのお誘いで、久々に「とらや」のおかみさんとカウンター越しにお話しを。
界隈は年に一回の喧騒。




盛岡をホームグランドにして7・8年。
どの店に寄っても常連さんや取引先などの顔見知りにあう。
少しはこの盛岡に溶け込んできたのかと振り返る。


そして、事務所兼仮宿。



相方のプレゼント、噂の「キリン」さんのラーメンは、もったいなくてしばらく眺めるだけとなりそうだ。
このところのマイブームは「ホットサンド」で8斤98円の食パンもお焦げがあればオイシイ。
我慢して一回二枚だから、24円50銭の朝食は、いや、なかなか充実しているのだ。

自由奔放

2013-10-08 11:57:15 | 第1紀 自然・季節
(撮影:2013年10月6日朝)



こじんまりとまとまると気品が漂い淡いピンクが美しい。





まぁしかし、やはり夏の暑さにもへこたれず、庭のあちこちに出没するサフラン。
花びらが少し閉じているときはキュートだが、その少女らしさも短し。
あっという間に、お口広げっぱなしのだらしない姿にかわる。
ピンクもこうなるとただの「お馬鹿さん」的で、それが集団でいるもんだから、できれば庭を見ないで出かけたいという臆病者にワタシはなる。



目を閉じたからって、目の前の事象は何も変わらないのだが、目を閉じて肩をすぼめて静かに事が去るのを待つというのは。誠に北東北人らしいのだ。

(閑話休題)



さて、「創業祭」。

一昨日の日曜日は松園店の駐車場で恒例の「松園テント屋台市」。



告知も足りず天気ももう一つであったが、読者の方も来られたり近所の方々とお話したり、一人で「ハートランド」をおかわりしたり、毎回自己満足の固まりの日とは認識しているが、創業祭の、その一区切りを自分の体で感じたいというしきたりは、まぁ許していただきたい。
何より自分的に満足したのは、一日、心地よい風に吹かれて仕事(あるいは呑んだりつっついたり)した事で、どうもワタクシは同じ空気の漂う室内よりは、風の吹く外の方が居心地いいのである。

さて、「100円ホルモン【倍返し】」なんてのも明後日まである「創業祭」。
企画満載ですので、ぜひお得なクーポン満載のホームページをご覧いただいて、この機会にご利用いただければ幸いです。

しばらく愚図ついた天気ですが、そういう時こそ腹一杯食べ、目の廻るまで飲んだくれ、口泡ふかして雑談するのもいいでしょう。

昨夜も笑い声で賑やかだった大通店から、今日もお待ち申し上げます。

ほなら、、