ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

だら飲み

2010-01-31 20:03:46 | 第1紀 をかしら屋
今日、末日の松園店。

仕事の手伝いに毎週かけつけてくれる相方と娘と昼まかない。

閉店時間を過ぎているが、奥の2テーブルと、いつもの常連さんが昼呑み。

まあ、よろしい事で。


で、4時過ぎ、大通店を経由し本宮店に出勤しようと立ち寄ると、駐車場にはまだ店長の車が。

店に入るとまだまだ昼宴会続行中。

確か12時過ぎくらいから呑んでいるから、中年のおじさんたちのなかにはお疲れモードの方も。


我が店長とN女史は、しゃあないなとテーブルでくつろいでいる。

家庭の主婦たちだから中休みの間もいろいろ家事があるだろう。

ご苦労さんな事だ。


でも、呑む身になると、こう昼からだらだらとやるのもいい。

中年のおじさん達が、ぼそぼそと家の事や、嫁の事や、子供の事や、仕事のグチや、同級生のことや、そう話題になるのはポチ、いや愛犬の事や、そうそうそろそろ孫の事や、血圧の事や、血糖の事や、初恋の事や、あこがれのマドンナの事や、しょうもない政治や株の事や(こういうのはたいてい嫌われる)、行った事も無いキャバクラやガールズバーの事や、時々はBGMにあわせて青春歌謡を歌ったり、校歌斉唱したり、髪の薄さを競ったり、赤玉でたかと下の話になったり、そうはしながらお互いの給料や社会的、あるいは閉鎖会社的地位の話には触れずに、わいわい、ぼそぼそ呑み続けるのは非常にいい感じであります。

だから、まあ従業員さん達よ、ちょいと我慢してくれ。

そう思いながら店をあとにした。

「短角牛祭り」企画決定!!

2010-01-31 11:46:26 | 第1紀 をかしら屋
明日からはじめる「短角牛祭り」の企画が決定したのでご連絡します。

まず、買った枝肉は岩泉町畠山利勝さんの短角牛メス。

まあ、不足の部位も発生するので、岩手県産短角牛をパーツで用意している。

定番メニューの「カルビ」(バラ使用)「ロース」(サーロイン、リブロース使用)はそのまま。

ただし、「短角牛カルビ」は定番価格945円を840円でご奉仕。

ランチタイムはご飯がついて 1000円だわい、わい、わい!!

「短角牛祭り」(2月中の展開予定)期間限定・数量限定(ごくわずか)で「短角牛上カルビ」(サンカクバラ使用)を1260円で。

そして、「短角牛ステーキ」を三部位。

「短角牛サーロインステーキ」(200g) 特別価格2100円!!

  ただし、全店14枚限り

「短角牛ヒレステーキ」(100g)    特別価格1890円!!

「短角牛モモステーキ」(100g)    特別価格 945円!!

そして、店毎に部位の違う数種(バラ、カタロース、ブリスケ、シンタマ、ランプなどから)を組み合わせた「盛りあわせ」を大特価で提供。

「岩手県産短角牛 盛りあわせ皿」 三種盛りあわせ 2520円

さらに、これに上カルビやロースを入れた

「岩手県産短角牛 満腹皿」    数種盛りあわせ 5250円

まずは、この盛りあわせ皿から注文される事をおすすめする。

そして、焼肉に適さない部位は挽いて「ハンバーグ」にしました。

一枚100gのハンバーグを二枚組みでボリュームたっぷり。

「短角牛ハンバーグ」     特価 1050円

ランチタイムはご飯がついて  特価 1260円 也

いかがでしょうか。

2月1日より、「をかしら屋」全店で実施します。
  (明日、月曜日は松園店・本宮店が定休日です)


さらに、さらに、さらに、このあとも「短角牛丼」「短角牛カレー」が・・・。
  (3月企画かな??)

「をかしら屋」は「岩手県産短角牛」を年中、取り扱います。
  (と言っても、いま現在、短角牛の手当はそうとう厳しいんですが)

晦日

2010-01-31 09:14:47 | 第1紀 をかしら屋
瞬く間に1っヶ月が過ぎようとしている、今日は1月31日、晦日。

昨年と比べ、雪も多く、寒い日も続いた。

客足にもひびいたと思うが、幸い、今日が定休日で昨夜に棚卸をすませた大通店は、正月2日からの営業も寄与し、週末にどかっと賑わったおかげで昨年より一日稼働日が少なかったが売上はやっとこさクリア。

一日当たりの売上も108%伸びた。

松園店も昨日で前年同月を越え、大通同様の伸びで終りそう。

常連さん、お客様に感謝。

若いお客様、女性(ホルモンヌ)様が増えたような気がするし、本宮店の話題が既存店にも好影響を及ぼしたと思っている。

その、先月OPENした本宮店は、さすがに一ヶ月を経て、今週は少し落ち着きを取り戻した。

あんまり売上が落ち着いても困るが、ここでメニュー、サービスを見直す良いチャンスだと思う。

生え抜きがいないまま、新しいメンバーでやってきたので、まだまだ未熟であろう。

フロアの従業員の商品知識を少しずつあげていきたい。

一通りの勉強会はしているのだが、一回や二回で覚えきるものではない。

レアなメニューがあり、専門的知識をバックボーンに抱えていないと、やはりホルモン好きのお客様の質問にはこたえられない。

来月は少し本格的な研修をしようと思う。

皆様にはおおらかな目で見ていただきたいと、勝手、都合のいい話をするわけで、申し訳ございません。

さて、2月の短角牛企画のPOPでもつくりますかな。

プリンター(ごくごく家庭用のインクジェット)も昨日から千枚以上の印刷でちょいと悲鳴をあげそうです。

ファミレス

2010-01-30 22:13:36 | 第1紀 をかしら屋
土曜日の「をかしら屋本宮店」は6時前にはファミリー客で満席となった。

厨房のS君が言うには、「ホルモンファミレス(ファミリーレストラン)」である。

まあ、小さい子も良くホルモンを食べる。

小学校に上がったくらいの女の子が「コブクロ大好き」なんて言われると、この先が怖い(ことも無いか??)。

予想外の客層で正直、少し当惑しているが、メニューを変える気もない。

たぶん、これでいいというか、こうだから来ていただけるのだと良い方に考えよう。

まあ、そういうわけで大層賑わうが、客単価がそう高くないのは食事中心であるから(ファミレスだもん)。

松園店同様、酒のウエイトは大通店の半分である。

そうそう、松園店はどうかというと、やはり週末はファミリー中心である。

本宮店は近所に地元の会社や大会社の出先が多く、平日の会社員たちの飲み会もあてにできるが、松園店は「ニュータウン」だから会社も少なく、やはりファミリーやプライベートのしようが多い。

ただ、無煙ロースターの小上がり席なので、ちょっと和風であるからファミレスではなく、まあ「ホルモン食堂」みたいな感じかな。

従業員の接客もその通り親しみがあるのではないかと思う。

本宮店は洋食屋さんの居抜きで、なんとなく応対もかしこまってしまうのが「をかしら屋」的でないな~などと感じているのである。フム。

そして、9時ころに移動してきた「をかしら屋大通店」は、土曜日の今夜はいつになく若者が多い。

しかし、普段は会社員がメインで、ここはまさに「ホルモン居酒屋」であり、主人のワタシとしては非常に居心地がいい。

「ホルモンファミレス」

「ホルモン食堂」

「ホルモン居酒屋」

全くメニューもサービスも同じ形態ながら、三店舗、ちょっと違った様相なのは、はてどう表現したらいいのか。

常連の皆さまも、あんがい三店舗を自由に使いこなしているので、その時々の感じで使い分けれるのかもしれない。

もう少し、様子を見てみようかと、我が店ながら比較的冷静な気分であります。




まあ難しいさな~

2010-01-30 14:53:04 | 第1紀 をかしら屋
「舌の先から尻尾まで食べ尽くす」というのが「をかしら屋」のモットーと言うかコンセプトと言うか・・。

つまり、人に命を捧げてくれる豚さんや牛さんの全てを食べる事で感謝を捧げようと言う事。

固いとか、処理に手間取るとか、料理に向かないとかと言って、特定の部位だけを重宝し、使えないものは棄てるというのに、ちょっぴり考えさせられてきたわけです。

なんとか、豚内臓一頭セットをうまく使い切るようになったとは思う。

昨秋から牛内臓の一頭セットを買いつけているが、まだ正直、メニューの出し方や告知に慣れず、試行錯誤と言った塩梅。

着実にファンは増えているが、豚の何倍もの量がある牛の内臓は、やはりたいへん。

どうしても最も重量のある小腸が残るので、鍋やモツ煮の方向性を模索している。


そして、今回、岩泉産の短角牛を枝一本購入した。

これも部位ごとにどう使うか、そうとう考えなければいけない。

そまあそういうわけで、来週から「短角牛まつり」を実施する事にしました。

詳細は後ほど。

大通店には短角牛ファンの新聞記者さんもいらっしゃるので、楽しみにしている事でしょう。

「田舎なれどもさ~」と「南部牛追い唄」を口ずさみながら、ただいまPOP制作中!!

ボタ雪

2010-01-30 01:04:01 | 第1紀 生きる
月末の金曜日。

一年の最初の月を終えて、少し気を緩ませようと、今日は皆さんうかれ気味。

5時きっかりにタクシー2台で乗り付けたお客様をかわぎりに大混雑の本宮店を9時過ぎにあとにし、大通店へ。

今宵はこちらも5時半からの宴会もあり、2回転目突入との事。

焼き網もあとわずか。

メインバンクもかけつけていただき、金曜日らしい夜。

外は雪。

時計がてっぺんを廻っても、暖かい夜にボタ雪は降り続く。

マメまでこしらえて氷を割った本宮店の駐車場にも、同じ雪が降っているのかと思うと悲しくなる。

大通、店の近くのマイ駐車場はあたりが建物で囲まれ、今や冗談じゃないほどのスケートリンク。

車も人もすべるすべる。

オーナーは遠野にいるおじさんだが、コラッ!! なんとかせんかい!! プンプンと怒りたくなる無責任さ。

まあ、毎年の事だが・・。

借りている身は弱い。


松園に帰ると、少し雪深いか。

こう言うと、松園住民は怒るから、静かにしていよう。


今宵も火星は見えず。

さて、仕事を続けるか・・。

粉雪、霧雪、一平ちゃん

2010-01-29 01:13:40 | 第1紀 生きる
1月28日、深夜。

日付はもう29日。

細かい雪。

気温はそう低くない。

粉雪より細かい、霧のような雪。

星は見えない、火星も、月はうっすら。


夕飯(こう見えても、昼まかないのあと、仕事が終わる深夜まで食事はしない)。

今宵は、一平ちゃんの焼きそば。

南部煎餅の上にのせると、おつまみ風。

さらにマヨネーズをかけると完璧そうだが、ぐっと我慢。


買い置きの麻婆春雨、AJINOMOTO。

唐辛子プラス。

キクラゲがおいしい。

これには煎餅はのせない。


横に、本宮ガレットのパン。

ぐっと我慢。


炭水化物の洪水。

そして、キリン一番搾り、ピッチャー。


いつもと同じ。

いつもと同じなのに、なぜかしら成長する体は、相当に省エネ体質なのか。


そんな事は無いと理性が知らせるが、感性と惰性が退ける。


しんしんと冷える夜の一人宴会は続く。

さて、木曜日は・・・

2010-01-28 19:55:34 | 第1紀 をかしら屋
木曜日。

「をかしら屋」に「和牛内臓一頭分」が入会する日。

大通店に8時前に戻ると、階段にうら若き女性3名。

まあ、あがんなさいよ と声をかけると、待ち合わせ風。

少したって到着。

一緒に作戦会議に入る。

後で、もう一人、来られるとか。

ホルモンヌ4名様だな!!

今月一杯の企画、「ごちゃまぜホルモン食べ放題」はもう決めているとのこと。

じゃあ、本日入荷の「和牛ホルモン」をいただけば、もう即席ホルモン博士になれると誘うと、豪勢に大皿のご注文。

おっと、その間に待ち合わせのもう一方が現れる。

さて、今からホルモンヌ大宴会ですな!!

「和牛ホルモン」は現在、大通店、松園店で実施します。

2月は毎週ではなく、2回ほどの入荷となりますので、ぜひこの機会にどうぞ!!

MY FOOLISH HEART

2010-01-28 10:47:39 | 第1紀 読書・JAZZ
先日、「盛岡大通佐々木電気」で買ったばかりのmarantzのあCDプレーヤーのエージングをと、事務処理の間中、聴いている。

朝起きてすぐ真空管アンプのスイッチを入れ、30分ほど温めてからトレーにCDを差し込む。

少しずつボリュームをあげる。

JBLスタジオモニター4408Aから、澄みきった音が出てくる。

売上、決算事務とBGMは軽めに。

一息ついて、エヴァンス。

プレーヤーの前、左右のスピーカーの真ん中で出てくる音を確かめる。

何曲か目に、「MY FOOLISH HEART」。

仕事は中断。

このアルバムはオリジナルの「Waltz for Debby」ではなく、ベスト盤。

音質のいい「XRCD」盤だ。

抑揚を押さえながら軽いピアノの音。

後を追い、時にまとわるベースとドラム。

この曲を聴いてJAZZの世界に引き込まれたという人は何人もいるだろうが、ワタシもその一人。

ビル・エヴァンスのピアノも、もう詩人のようでいいが、この録音の10日後に他界したスコット・ラファロのベースが、やはりいい。

ニューヨークの名門ジャズクラブ「ヴィレッジ・ヴァンガード」でのライヴ録音だ。

客のグラスを合わせる音や話し声も入り、こちらもこの素晴らしい演奏に聞き入る客席にいるような名録音だと思う。

さてさて、歳のせいにはしたくないが、こういう淡い気持ちが心を満たす日はもうないと思う。

若かりし日にあったかといえば、しらふではとても言えないし、そうは言いながら想い出すだけで頬が赤かくなるのを覚える。

ここ数日、久しぶりの楽しみが増えた事に感謝。