ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

そりゃまたごもっともで

2009-01-27 01:43:18 | 第1紀 生きる
YAHOO NEWS を見ていると、「<トイレットペーパー>環境保護はトイレから…節約呼びかけ」というニュースがあった。

ワタシはパソコンの画面の前で一人だったので大いに笑ってみていたのだが、懸命な諸君は苦虫つぶしてウンウンうなずきながら読むのをおすすめする。

なんでも、
『トイレから環境問題を考えようと、学識経験者やデザイナーらでつくる「日本トイレ研究所」(東京)が2月から、トイレットペーパーの有効利用を呼びかける全国キャンペーンを始める。』
だそうだ。

世の中にはいろんな人がいるんだなあと、先ず感心。
なんたって「日本トイレ研究所」だもの。
学識経験者だもの。
  (そういえば、前にいた会社の常勤監査役はお役所の天下りだったが、役員の紹介欄には「学識経験者」ってあった。世間知らずのワタシが始めてみた言葉で、しばらくは大学の教授か何かかと思っていて、少なからず尊敬したりしていた。・・うぶだったな~。・・余談・・)
いったい誰が中心でこういうものができるのか、ワタシの考えの及ぶことでないものがここにもあった。

なんでも、『日本人は1人当たり年間55ロール(シングル巻き)を消費している』らしく、『出荷量は設置する公共トイレの増加で、この10年間で14%伸びた。』ということです。

なになに、まるで公衆便所にトイレットペーパーを取り付けるのが悪いってか。
そりゃあ、その意見には散々お世話になっているこのワタシは賛成しかねるよ。
なんたって公衆便所や駅・デパートのトイレがないと腸のご機嫌ななめなときに困るじゃないか。
東京にいるときは、山手線全駅のトイレの場所を記憶していたし。
こういうところのトイレなんて日常的、計画的に入るもんじゃなくて、「駆け込む」わけだから、「紙」の準備なんか考える余裕はないわけだから、「紙」は「神」。
無くて泣く経験は、人生で十回以内にしてくれないとつらいよね。
泣く泣くの経験がトラウマになったりして。(っていうか、この「失敗」の経験談は酒無しでは語れないのですよ)

は~あ、長くなった。
だから~、結論、「公衆トイレにもトイレットペーパーを」!!。

それなのにこの騎士団は『研究所は「トイレに、愛を。」を合言葉に、A4判シールに仕上げた3種類の「トイレの詩」を作成。「その紙があなたと会えるのは一瞬だ」「何度も折って何度も何度も」などと書かれている。2月中旬から張ってもらう。』

笑えるね。
こういう「省エネ」関連はやたらと標語が多い。
そりゃあ面と向かって「反対」とは言えない徴候だから、下を向いてそっと言うけど、・・・役に立たないと思うんだけど。
だって、便器の前にこんなの貼ってあったって「なんなの」さ。
トイレの前に「ワタシのお尻」にも愛をください。

『研究所は「次の利用者にきれいに引き継ぐことは、美しい地球を次世代にわたす気持ちにつながる」と期待する。』
・・・・・言葉がつながらないほど滑稽であります。

なお、ご賛同の方はこちらまでご連絡を。
問い合わせは研究所(03・3580・7487)。

さて、話は関連づけて変わる。

いつもの若き常連さん。
「最近、職場の天井を蛍光灯が全て取っちゃったんですよ」って。
人員も削減したから、実際働く人の上にだけ蛍光灯を新たに取り付けたとのこと。

そういえばこんなことは経験済。
前回のバブルの後は多くの職場で蛍光灯が半分しかつかないようにされたりしませんでしたか?
作業に必要な照度も確保されず、困った方も多いでしょう。

お昼休憩は灯を消しますよと、曇天の薄暗い事務所でうごめく社員。
商談で来た人はびっくり。
でも役員室はテレビつけっぱなしとか。
ワタシはしょうがなく自費で電気スタンドを買いましたが、おかげさまで昼に仕事をする人はいなくなり、労働環境は良くなったと思います。

ワタシの管轄する直売店も、あるトップが「お客様がいない時は照明を消せ」と言い張りました。
誰が真っ暗な店に入ろうとするのか。
知らん顔してやり過ごしましたけど、「またあいつはさからいよる」と言われたらしいです。
そりゃあ、立派なホテルでも人の動きを感知して灯がつく廊下がありますけどね。

地球温暖化とか、「エコロジー」とか、会社の利益を守る節電とか、いろいろありますね。
それぞれは、「全くごもっとも」でありますから、反論すること自体が反社会的であり反体制的であるように見えることも。
でも、少し立ち止まって考えると、まるで笑い話のようなことが平然と行なわれることも多いように思います。

そして、そういうことを熱心に、もっともらしく語っている人が、どこかみすぼらしく、いやらしいことも多くの人はわかっているはずなんですが・・・・ね。

ああ、そういえば四つの胃を持つ牛のげっぷが「環境」に悪いといって、その「改善」にまじめに取り組んでいる研究者もいらっしゃるみたいです。

人は産まれながらに罪を負っているという方もあるようですし、なるほどなとワタシもそう思います。

けどね・・・・・、けつくらい拭かしてよ、ケチ。

(って、まさか今日は「4月1日」じゃないよね?)