ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

年末ジャンボ バラ10枚に2等が2枚! あな恐ろしやビギナーズラック

2017-01-07 11:28:40 | 自然、読書、仕事、そして生きている
年初から「神ってる」のは、我が長女Aだ。

思い起こせば昨年末。
長女Aはおもむろに諭吉を一枚取り出し、ちょっと買ってきて頂戴って。

一億2千万人の日本人が毎年楽しみにしている「年末ジャンボ宝くじ」。
10億円のジャンボは連番で20枚、1千万円の「プチ」をバラで10枚。
彼女にとって、オギャ~と産まれて数十年、初めての宝くじだ。
親が財政難からまだ一枚も買っていないのに、ムスメが親に託す初めての宝くじ。
ビギナーズラックって、きっとあるよねと念押しされると、お買い物代行の親の責任がヒシヒシとのしかかる。



どれ、わしも一枚かんでと、いつものサンビル、そういえば最近ロトで8億円当たっているし、窓口のお嬢さんがたがランチに来てくれたりしているからと、二拝二拍手一拝、ナミアムダブツにナダソウソウなどとつぶやきながらお買いもうした。

そして正月、なんと驚くべき発表があった。
そのバラで10枚買った「プチ」のほう。
なんと2等が2枚も入っていたと。



ゲゲゲの鬼太郎、「2等」が「2枚」も・・・・・・・

父、うなる。

ムスメ、軽く「2等といっても一万円だからね」って。

確かに当選確率が高く設定されている「プチ」。
そうは言えど、下3桁が2通りであるから、確率千分の一割る二で五百分の一。
それが10枚で2枚当選となれば、500×500÷10=2万5千分の一の確率(数式があっているかは不明)。

この子には何かあると辛抱して育てた甲斐があったなと、親、涙するも、ムスメはわりと平然として、「売場の方にありがとうとご挨拶して換金してきてね」と当たりくじを渡す。
おいっ、育ちが良いから「売場の方」にも感謝するのだけど、そのオマエ様を大事に育てて、当たりくじを祈りながら買ってきた「親」に対する「感謝と謝礼」、否、「感謝」はどうでも良いけど「謝礼」は無いのかな?
落とし物だって一割くらいの謝礼はあるべ!

で、ムスメの強烈なもう一言。
「10億の方はかすりもしなかったから、もう宝くじは買わない!」ってさ。
この子、偉いんだか賢いんだか、なんだかわからぬ精神構造。
毎回かすりもしないながら夢だけ買い求めるバカ親とは一線をかくするムスメだなと感心するばかり。

そのバカ親がなけなしの金で10枚だけ買った「10億の夢」を、ついているムスメに調べてもらったら、「なんにもないね」って。
まぁ、昨年は最悪の「凶」、今年は「小吉」で喜んでいるくらいのオレ様にはそんなもんかと過去をひもとけば、昨年のtoto末等、宝くじは本町に第一勧銀の支店があったころの青いソファーと消えた5万円と、一昨年の何だかんだで結局全額苦しい月末支払いに廻された10万円くらいしかない。

なんで当選番号調べないで神棚にためておくのとムスメにもかみさんにも従業員にも問われるが、それはね、これがオレの夢だからさ。
当選番号調べたら、夢がはじけてトタンに現実っていうものが踊りだすって、それが哀しい個人史というか経験則っていうものなのさ。

まだまだ事務所の神棚と、店の神棚と、自宅の神棚には数束の宝くじが「オレの夢」とともに奉ってある。
現実へのかすかな抵抗がそこにはあるのだよ。

さぁムスメ、明日明後日はかみさんが遅い正月休みの帰省でいないから、父に上寿司でも奢って下さい。
なにっ、全額貯金だって!?
おいっ、そんなこっちゃ日本の経済は廻らないよ。
みんなすっかり保身の体勢に入って、呑みにも喰いにも廻らねぇから、街の小さな飲食店も悲鳴をあげるんださ。
金は天下のまわりもの。
黙って俺について来い、そのうちなんとかなるだろうなどと植木等も歌っているだろう。

とかなんとかいいながら、
正月もめでたさ終わりの七草粥。(パパ一句)

PS:なおこの個人情報の開示に当たっては、本人、長女Aの同意を得ています。
   また、父である小飲食店主が「神ってる長女Aと宝くじ共同購入しよう 参加資格は当店で一万円以上の飲食をされた方に限ります。」という企画を提案したが、やんわりと拒否されたことはまことに残念至極であります。

PS2:おそまきながら本年もよろしくお願いします。月に数度の書き込みながら、毎日千人あまりのご拝読、ありがとうございます。今年も皆さまにとってよい年でありますことを念じまして、年始のあいさつといたします。