ホルモン屋徒然草~珍しホルブロだ

新米ホルモン屋の親爺の日々。ホルモンのこと、店の出来事、周辺の自然や話題。

大七 雪しぼり

2011-02-28 06:12:48 | 第1紀 をかしら屋
朝、

4時半に携帯をセットしたが、少しだけ二度寝。

外はまだ薄暗い。

雲も厚そうで、たぶん今日はただただ明るくなっていくだけか。

朝焼けにはあずかれそうもないが、冬の朝は雪があるから静かに開ける朝も青のグラデーションで美しい。

一番みすぼらしい朝を迎えるのは雪がとけてから木々の芽が吹き出す前の3月後半から4月にかけて。

大地はただただ茶色だ。


昨夜、日曜の夜は週に一度の花巻の自宅と決めているのに、しかも母が泊まりに来ているというのに仕事が溜まって事務所で夜まで仕事。

日曜も月曜(月末だもの)も帰れそうに無い。


上の店からそろそろお食事でもと声がかかったのが22時前。

自分では盛岡一と思う大好きな餃子とサラダをあてに、やはり生ビール。

松園店にしては珍しく遅い客が二組。

閉店時刻を過ぎても楽しそうにしている客の注文に、あたりまえのように応えてくれるのが松園店のいいところ。

BGMの昭和ミュージックに、酔いもまわって一緒に口ずさみながら、小一時間。

生ビール3杯と、コイツを仕上げに。



大七の雪しぼり。

淡くはかない、真綿の雪のような綺麗な味わい。

瓶内発酵。

どうも季節のせいか、最近、この手の、「どB6」とか泡物をいただく機会が多い。

泡物は大好きだが、突然、酔いがまわってくるので早めに退散。

23時、閉店時間を一時間過ぎて、客は一組残っている。

たぶんワタシより少し上の年代のお父さん方が、会社のことや家族のこと、趣味の釣りのことなどと、話は尽きることがなさそうだ。

やはり、私自身もそうなのだが、この松園店のたたずまいは、たいそう人を落ち着かせるのかもしれない。


さて、仕事、仕事。。。。

驚きの夜食っっったら

2011-02-27 01:13:18 | 第1紀 生きる
いつもニコニコ、照る照る坊主のような(失礼!!)Mくん、松園店だけの頃からの常連さんというか、若き友というか、とても変な、とても純な、とても(方向は別として)真っ直ぐな彼が、今日は団体で大通店に来てくれた。

春を予感させられる陽気とともに賑わった今週のトリを飾る賑わいのあと、松園の店に戻り集金袋を回収しようとするとお手紙。

なんか、事務所に夜食が用意してあるそうな。



そう、これ!!

先ほどの照る照る坊主、いや失礼、M君が今朝つってきた「タラ」の刺身を中華名人がつくってくれたわけだ。

見てはいないが、相当に大きな寒鱈だったみたいだ。

身が締まって、オイシイ!!

いや~~~、オイシイ!!

去年も、今頃、いただいたっけ。

あ~、酔いとともに朦朧とした頭は英国へ飛び、パブでフィッシュアンドチップスを食べている光景が浮かぶ。

あのモルトビネガーがアクセントだ。

そして、もちろん手にするは愛しのアイラだ、ボウモアだ。

おっと、今度はテンガロンハットの米国で、片手に持つはマクドのフィレオフィッシュだ。

マクドで一番好きなのはコレ!!

、、、などと、鱈と一緒に世界をめぐる。

この、束の間の幸せを、ありがとうMくん。


・・少し寝て、仕事するか。

一日、72時間欲しい、ギリギリのワタシ。

   でも、寝よ!!

(っと思ったら、娘からメール。ご苦労さん、深夜までワタシの頼んだ仕事をしてくれて。ありがとう)

「ニラ玉牛乳うまかっちゃん」

2011-02-26 08:56:47 | 第1紀 食べる・飲む
少し寝坊。

7時起床。

疲れはとれた。

さあ、朝から一発



今日の朝麺は、「ニラ玉牛乳うまかっちゃん」。

まずは納豆を喰いながら調理。

男はにおいを気にせず、朝から気合のニラ。

今日もニコニコ、卵は二個(Lサイズ、相方に頼むと当然のようにMS)。

カルシュームたっぷりの牛乳の水割りを沸かし、二袋しか残っていない「うまかっちゃん」を一個使っちゃいます。

あ~、うま~。

ニラの香り、卵の優しさ、牛乳の柔らかさに包み込まれ、「うまかっちゃん」絶頂!!

じゃ、今日も、いくか!!

♪♪ニシン来たかとカモメに問えばァ♪♪

2011-02-26 01:48:01 | 第1紀 をかしら屋
疲れたと感じた。

しかし、あと4日は自分を追い詰めなければいけない。

怠けていたつけがまわってきた。

しかしギリギリだが輪郭は見えてきた。

こういう時は寝るに限るが、寝る時間が惜しい。

だから、疲れに効く「クスリ」(=酒)をさっと呑んでパタンと寝ようと決めた。

そのためには、肴が必要だろう!!

今夜のIBC敷地内のマルイチには、、、、あった!!

大きなニシンが一匹。

帰って、入りきれないのを無理して、チン。



どうだい、パソコンの画面ほどの大きさ。

いや~~、パワフル。



あぁ、小樽を想い出すぜ、ニシン御殿だ。。。。。。

・・なんて、ほいっと、あぁおいしいね。

なんだか気持ちよくなってきた。

さぁ、寝るかっっっっっっ

ケチャップとタバスコとチーズの想い出~ナポリタン物語

2011-02-25 11:06:48 | 第1紀 食べる・飲む
誰でも想い出を一つや二つ持っている食べ物メニューってのはいくつかあるだろう。

そう、カレー? オムレツ? ハンバーグ? お好み焼き? ケーキ? アルコール? 酒? ぐでんぐでん???

ねっ、名前を聞いただけでも、あぁあの時のアレって情景が浮かんできませんか。

そう、ワタシタチ年代はスパゲティー、いやスパゲティーといえばナポリタンかミートソースだった、あの食べ物に、一つや二つどころじゃない物語を浮かべることができるんじゃないでしょうか。


ワタシも少し思い起こせば、ナポリタンって、そりゃナポリタンが主人公だけど、脇役もすごくて、ケチャップ(当時、レトルトソースなんてなかったころ家庭ではケチャップで作っていたんだ)、タバスコ、チーズ、ベーコン、ああこの一つ一つだけでも充分に語れるほど、、、、

ナポリタンを語るって、だから長編小説じゃなく、珠玉の短編集ってかんじなんだよね。

当時、洋食っぽいものって誕生日くらいしか出ないし、パスタという言葉もなく、スパゲッティーはたいへんなご馳走。

そして「喫茶店」(今はさがしてもなかなかない)なんかのお外で食べるのって、自腹では大概スパゲッティー(ワタシはナポリタン派)だった。
  追記:ファミレスもなかったから、ね、外食は「喫茶店」が主

タマネギとベーコン、このベーコンが厚切りだと得した感じ。

ソースも濃い方が好きで、「オヤジ、ケチャップけちるなよ!」なんて薄めの醤油とかソースかなんかで味を誤魔化した色の薄いそれを見て心の中で怒鳴ったりしていた。

そして、粉チーズ!!!

もう、一本丸ごとかけたいんだけど、当時は優等生の名残があったから、ウエイトレスさんの目を気にしたりして(あああああ、上町角二階の「レブロン」のキレイなネエチャンを思い出してしまった)、少しずつ何回もかけたものだった。

あの、雪印かクラフトの緑に黄色の蓋の奴を持った瞬間、軽いと愕然、開けたばっかりの感じだと、よしっっっと笑みがこぼれた。(・・・家には常備していなかったから、まぁ、一つの贅沢)

アンド、タバスコ。

これは強い想い出を持っている方がたくさんいようから、ワタシは遠慮するよ。
今でも気が狂ったように瓶を降り続ける人がいるが、あれは冷麺の辛み(カクテキ)を何度もおかわりする人と共通して、なんか小市民的、あるいは係長的、主任的、下の方の(失礼!)中間管理職的悲哀を感じるわけです。

そういうワタシも、今日も買ったばかりのタバスコを台所でロボット的に降り続けていた一人です。

これは記憶が曖昧で、同じ昔ご馳走仲間のオムライスとか親子丼とかと勘違いしているかもしれないが、店によってはナポリタンの上に刻んだパセリとかじゃなく、グリーンピースが乗っていたような気がする。

もっとも定食屋さんなんかは、当時、何にでもグリーンピースをのっけていたのだが。。。。



そして今日の朝麺は、「ナポリタン丼」。

2時半就寝、6時起床だったから、おとなしく「普通」の乾麺100g盛り。(いつもは150~200gくらいで、毎回、茹で上がった量にびっくりしている。まぁ、これを軽く食べる自分にもびっくりするのだが)。

具は珍しく冷蔵庫にあったシメジをバター、いやマーガリンで炒めて。

ソースはケチャップじゃなくて、某社のレトルトソース。

少し「ゆるかった」からチーズをたっぷり入れてとろみを増す。

ワタシは粘着質がわりと好き。

後はタバスコと内緒で唐辛子も(香りが、よか)。

市販ソースだからお上品だが、麺はわざと茹ですぎ。

レストランではアルデンテでも、ラーメン屋では「バリカタ」でも、自分で作るときはラーメンもスパゲッティーも「茹ですぎ」くらいが丁度いい。

長かった学生生活の知恵で、茹ですぎて太った麺は貧乏者のお腹に適していたわけなのだ。


さて、仕事。

じゃあ、ね。。

草を食む(クサヲハム) ZUBROWKAな夜

2011-02-25 01:10:20 | 第1紀 生きる
店は早仕舞いだ。

昨日と今日はそんなに違わないようで、点を見ると大きく差が出る。

そんな「差」に、覚悟はできてもよろめく夜。

午後一杯、一台のパソコンで二台のプリンターを駆使し、1200通のDM封筒をつくり上げた(妻よありがとう!)。

そして今、L版の用紙にクーポンをその枚数、印刷しようとしている。

まあ無理だ、明日の朝早く、6時ころに起きてやってみよう。

じゃあと冷蔵庫を開けても、アルコールは無い。

わずかに冷凍庫に眠っていたコイツ。



ズブロッカ。

若いころ、ずいぶんとジンやウォッカのお世話になった。

安くて、がつんときて、うまかった。

蒸留酒が好きだ。

人をだめにするきちがい水は、少しだけ芋や麦や木の樽や泥炭や荒海の潮や、そして草の香りを含む。

もう、人間という世界の渕から落ちそうになる快感を、この蒸留酒たちは教えてくれる。



ズブロッカには、そして一本の草が入っている。

その草を食む(はむ)。

少し甘い、

この甘さは純粋なアルコールの甘さで、草がもたらすものではなく、その草は氷土にたなびいていたのか、ぴくりとも味がしないはずなのである。

深夜、1時半を廻ろうとしているが、プリンターは今夜の勤めの4/1で、しかしながら一生懸命、紙を吐き出している。

どうも、インクの方がヤバイ(不足)かなという感じだが、もうしばらくつきあってみるか。

こういう夜は、勤め人の頃から、実は好きなのである。

今日の言葉2

2011-02-24 09:42:05 | 第1紀 生きる
母の長電話。

今日も息子に教訓をたれました。

「忙しいのは良かったね。あなたがしんどい時は、従業員はもっと疲れているんだから気をつかいなさい。」

が前置きで、

「想いは通じないこともあるけれど、思いやりはつながるものだよ。」

だって。

はい、、、

骨はだ牛カルビ

2011-02-23 22:17:53 | 第1紀 をかしら屋
暖かくなってきました。

23日と給料日前の平日なのに、この暖かさに誘われて、久々に大通店は満卓の満卓。

珍しく出前もあったりして(大通店は仕出し免許があります)、夜10時まで休むまもなく働き続けて、正直オジサン膝がくがく。

こういう時は予約の電話も多く、どうやら皆さん今週末に集中しそうな気配ですね。

お天気さん、ずっともってて下さいね。



そして今日は早い時間にメニュー撮影。

ようやく新メニューの「骨はだ牛カルビ」を撮りました。

これがまぁ絶好調に出ています。

常連さんはやはり新メニューが出ると飛びつきますね。

さて、今度は内職(企画事務)にとりかかりますか。。。

太麺堂々

2011-02-23 11:47:06 | 第1紀 生きる
何ヵ月ぶりかで店で珈琲を飲む。

元来、珈琲好きで会社勤めの頃は一日に何杯も飲んでいた。

まあ、しかしわがままだからインスタントや味の好みでないのは同じ珈琲という名でも口にしないので、店を持ってからはホルモン屋なのにエスプレッソマシーンを入れたりなんかして自分の嗜好に合わせていたのだが、ここ数年はほとんど飲む機会もない。

急に珈琲が欲しくなったのは、眠さからで、仕事に向かうために体が必要としたのだ。


そんな朝は体が水分、いやあたたかい「汁」を欲していたので、朝カレーの予定を急遽、カップ麺にしたのだ。



「太麺堂々」。

うん、確かに太い。

インスタント麺だからさすがに「歯ごたえ」というほどでも無いが、太い麺という発想も最近の流れだし、意外に汁とからんでうまい。

ナイスや。


まぁしかし、これというのも珍しい「洋物どB6」みたいんのが手に入ったからで、飲み口良し、しかし和製田舎風のそれと同様に、後でガツンと一発みまわれたのだった。




そんあある夜の「手」。

じっと手を見る。

街ですれ違った、陰と陽を思い浮かべながら。