八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

総代会長会議

2010年07月11日 12時56分06秒 | 神職所感

今日は雨の予定だったのですが・・・。意外にも降雨は免れたみたいです。こんにちわI権禰宜です。

さて昨日、岡田宮及び兼務神社の総代会長会議がクラウンパレスホテルで行われました。

岡田宮の兼務しております神社は、

八幡西区則松の高見神社

遠賀郡水巻町の河守神社・貴舩神社

の以上3社です。

これに本務の岡田宮を加えた4社の総代会長さんが揃われ会議が行われました。

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各総代会長+その4社を束ねる宮司。

例え属する神社が違っても、各社の祭典の際には相互に協力しあう頼もしい方々です。

これから秋頃にかけて各神社での行事が目白押しになって参ります。

我ら岡田宮神職も各総代会の方々と一致団結して、滞りなく、また盛大に厳粛に祭典を執行しなければなりませんね。

その際はどうぞよろしくお願いします。

I権禰宜


山笠組立中・・・

2010年07月10日 13時21分29秒 | 黒崎祇園祭

どんより空ですが、雨は未だ降っていません。しかし時間の問題かな・・・?こんにちわI権禰宜です。

さて本日は「黒崎祇園山笠」の主役・山笠の組立作業が行われていました。

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この長い棒は担ぎ棒です。これを水で磨いていきます。

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藁をつかってゴシゴシゴシ・・・・・・一年分の汚れを落としていきます。

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そしてこの棒を車へ

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合体!!

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これで山笠の骨組みが完成です。

こちらの山笠。まずは笹で飾られた伝統的な「笹山笠」となり、その後華やかに飾り付けられる「飾り山笠」へと変身いたします。

後日、この山笠がどの様に変身するか、お見せできればと思います。

I権禰宜


お食い初め

2010年07月09日 13時09分13秒 | 日本の風習

今日もぐずつくお天気です。こんにちわI権禰宜です。

さて本日は「お食い初め」の御紹介です。

「お食い初め」とは赤ちゃんの生後100日目辺りに行われる儀式で、その為に「百日(ももか)祝い」などと言われたりもします。

なぜ100日目かと言うと、丁度その頃に大体の赤ちゃんに「乳歯」が生えてくるからだといわれます。そして「お食い初め」は、乳歯が生えた赤ちゃんが「一生食べ物に困らない様に」と願って行う儀式です。

勿論乳歯が生えたばかりの赤ちゃんに普通の食事を用意して食べさせるわけではありません。あくまでも「食事の真似事」です。しかし現在では母乳から離乳食への切り替えの切っ掛けとして行われる場合も多いようです。

よく初宮参りとお食い初めを混同されている方が多いのですが、本来は別の儀式です。初宮参りを生後1ヶ月前後に行い、その後100日目にお食い初めを行う・・・という流れになります。

ちなみに岡田宮で初宮参りの「大祭式祈願」をお選びいただくとこちらの品をお授けいたします。

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「岡田宮御食初め膳」※飾り付け一例。白木の折敷と御箸が付きます。

初宮参りで神様に赤ちゃんの御成長を御祈願し、こちらの御膳で赤ちゃんの御食い初めの儀をされてみてはいかがでしょうか。

I権禰宜


仕事も様々

2010年07月08日 15時05分29秒 | 日々是神明奉仕

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本日も薄日は差すもののハッキリしない蒸し暑い天候となっております。

本日の岡田宮は朝一番、外祭からの始まりとなりなりました。(祭典奉仕は宮司さんが執り行いました。)

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祭場は、八幡西区築地町に在所する桑原電工株式会社の工場内で上の写真の様に祭壇を組み祭典を行いました。

機械の竣工と運転の安全のお祓いを行ったのは、こちら・・・

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どアップの写真だけ見ると、なんだかオルゴールの様に見えません?(私だけでしょうか?)

しかしこの機械は、ミル用直流電動機電機子(みるようちょくりゅうでんどうきでんきし)と言う巨大なモーターなのです。(ミル=まわる・・・を意味するそうです。)

なんと!!総重量87tだそうです。

桑原電工株式会社さんの工場の中枢を担う機械なのでしょうが、どの位の電力をつくりだしてどの位の動力として起動するのでしょう。

とても想像がつきません。

しかし、大きな機械を動かすので大変な負担もかかると思いますので、機械のメンテナンスも大変で重要なことでしょうね!!(点検中の赤いカードを掛けて安全に点検して下さい。)

桑原電工株式会社の皆さんこれからの季節、熱中症に気を付けて安全第一に無事故・無災害で業務や点検を行い下さい。(ご安全に!!)

午後からはメイト黒崎専門店会の方々が岡田宮に来られて、七夕の短冊奉納祭を行いました。

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こちらは、ほんの一部の短冊ですが、短冊に書かれた願い事が叶う様またメイト黒崎専門店会の皆さんの店舗が其々栄える様に御祈願いたしました。

メイト黒崎専門店では全5階、各フロアに笹竹2本づつ用意して、お客さんに短冊に願い事を書いていただき飾っていたものを七夕が過ぎた本日短冊だけを岡田宮に奉納されたんですが・・・この不況の中・・・短冊の数は昨年より更に増えたそうです。

しかし、この催し物がある事で、お客さんも少し幸せな気分になれると思いますので永年続けてきた催しこれからも続けて戴ければと思います。(その幸せがメイト黒崎専門店会の繁栄につながればと御祈念申し上げます。)T権禰宜でした。


どういたしまして

2010年07月07日 14時44分36秒 | 日々是神明奉仕

今日は晴れました!ここの所生憎の天候が続いていたので久しぶりに気持ちの良い一日でした。こんにちわI権禰宜です。

さて今日は(主に私の)心が温まったお話。

先月、神社に鳴水小学校の児童さん達が「地域を知る学習」として岡田宮に来られまして、神社のお話を聞かせてほしいとの事でした。

そこで不肖私I権禰宜が応対したのですが・・・

いやぁ、やっぱり「人に教える」という事は難しいですね。特にそれが子供さんだと、さらに難しい。

普段何気なく使う言葉もそれは神社特有の単語であったりするため、それを参拝の方に判り易く説明するのはとても難しいものです。

私が以前奉職していた神社では、神社での職場体験を通して小学生・中学生に神社の話をする機会が多かったのですが、その時は自分の言葉をいかにして相手に伝えるかと言う事に、毎回苦労したのを憶えております。

神職にとって当たり前の単語でも、一般の人、特に子供達にとっては全く馴染みの無い単語ですから慎重に相手に判り易く伝わる様、言葉を選んで説明しなければなりません。

今回の場合も小学生にも理解できるよう判り易く丁寧に説明したつもりですが・・・う~ん・・・上手くいったかなぁ・・・?

と思っていましたら、先日この様なお手紙が届きました。

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「詳しく教えてくれてありがとうございました!」

心があったまりましたねぇ・・・・・・。

未来を担う子供たちに神社の話が出来て、さらにお礼の手紙まで頂けるとは、まさに神職の本懐であります。

これからも様々な方々に神社のお話が満足に話せるよう日々精進していきたいと思います。

最後に鳴水小学校の皆さん、お手紙ありがとうございました。またいつでも岡田宮へお越しくださいね。

I権禰宜