八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

お食い初め

2010年07月09日 13時09分13秒 | 日本の風習

今日もぐずつくお天気です。こんにちわI権禰宜です。

さて本日は「お食い初め」の御紹介です。

「お食い初め」とは赤ちゃんの生後100日目辺りに行われる儀式で、その為に「百日(ももか)祝い」などと言われたりもします。

なぜ100日目かと言うと、丁度その頃に大体の赤ちゃんに「乳歯」が生えてくるからだといわれます。そして「お食い初め」は、乳歯が生えた赤ちゃんが「一生食べ物に困らない様に」と願って行う儀式です。

勿論乳歯が生えたばかりの赤ちゃんに普通の食事を用意して食べさせるわけではありません。あくまでも「食事の真似事」です。しかし現在では母乳から離乳食への切り替えの切っ掛けとして行われる場合も多いようです。

よく初宮参りとお食い初めを混同されている方が多いのですが、本来は別の儀式です。初宮参りを生後1ヶ月前後に行い、その後100日目にお食い初めを行う・・・という流れになります。

ちなみに岡田宮で初宮参りの「大祭式祈願」をお選びいただくとこちらの品をお授けいたします。

22_997

「岡田宮御食初め膳」※飾り付け一例。白木の折敷と御箸が付きます。

初宮参りで神様に赤ちゃんの御成長を御祈願し、こちらの御膳で赤ちゃんの御食い初めの儀をされてみてはいかがでしょうか。

I権禰宜