八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

長崎研修旅行~前編~

2010年07月31日 13時40分08秒 | 研修会

今日で七月も終わり。蝉の声も賑やかです。こんにちはI権禰宜です。

去る7月26日~27日に岡田宮職員で1泊2日の研修旅行へ行って参りました。

行き先は今年の大河ドラマ「龍馬伝」で大いに盛り上がる長崎市。本日は研修旅行記の前編をお送りします。

今回研修旅行に参加したのは宮司と筆頭権禰宜と私。留守中のお宮を守ってくれるのはT権禰宜とG出仕です。「留守中たのむぜよ」と言い残し、参加メンバーは一路長崎へ・・・。

・・・およそ3時間をかけて目的地・長崎へ到着。

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長崎は今日も雨・・・ではなく暑い暑い晴れの日でした・・・・。

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長崎へ着いた我々がまず目指したのは、坂本龍馬が設立した日本初の商社・「亀山社中」の記念館(http://www1.city.nagasaki.nagasaki.jp/kameyama/

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小じんまりとした館内には龍馬ブームで沢山の観光客の人達が押し掛け、展示物を興味深そうに眺めておりました。

上は展示物の一つで龍馬の着物と革靴を復元したもの。

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同じく龍馬の佩刀・吉行(復元)とS&W社製ピストル(復元)。

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とりあえず筆頭権禰宜の勇姿をご覧ください・・・(笑)

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記念館の近くには龍馬ゆかりの神社・若宮稲荷神社もありますので、亀山社中に寄られた際はどうぞ御参拝下さい。

さて、そろそろお昼が近づいてきたのでお腹が空いてきました。

というわけでお昼ご飯です。

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お昼の場所はここ。

史跡料亭「花月」(http://www.ryoutei-kagetsu.co.jp/

創業470年。長崎の歴史を見続けてきた料亭です。

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「史跡料亭」と銘打つだけあり亭内は歴史を感じさせる佇まいです。

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柱の傷は粽食べ食べ兄さんが測った傷ではなく・・・酔っぱらった龍馬が刀を振り回した際に付けた傷と伝わるものです。なんでも仲間を海難事故で失って流石の龍馬も酔わなければやっていられなかった・・・とか。

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さてさて肝心のお料理はこちら。長崎料理が凝縮されていますね~。長崎らしく和洋中織り交ぜたお料理です。

長崎の伝統の味を満喫できる史跡料亭・「花月」。「長崎の味を堪能したい!!」と思った方にぜひお薦めのお店ですよ。

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お腹一杯になった我々が次に向かった先は、長崎観光の定番・グラバー園(http://www.glover-garden.jp/)。修学旅行や家族旅行などで行かれた事のある方も多いのではないでしょうか?斯く云う私も5年ぶり4回目です。

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グラバー園の一番上にある旧三菱第2ドックハウス。

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そこから広がるのは、交易の街・長崎の情緒あふれるパノラマ。気温は確かに暑いのですが、この景色を見ているとなんだか涼しげでもありますねぇ。

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まぁ・・・折角ですので筆頭権禰宜の嬉しげな写真もご覧ください(笑)

こちらのお嬢さん達は実は観光客の方です。グラバー園では異人さんになりきれるよう衣装も貸し出されています。・・・さすがに夏場は暑そうですが。

異国情緒溢れるグラバー園を出る頃には日も傾いてきていましたので一行は宿へ移動します。

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さて長崎といえば忘れてならないのは中華街。長崎の文化は俗に「和(日本)・華(中華)・蘭(オランダ)文化」=「わからん文化」といわれます。江戸時代唯一公的に開かれた港街であった長崎ではオランダだけではなく、中国の文化も深く根付いています。

こちらでは翌日参拝させていただく鎮西大社諏訪神社の禰宜さんを交えて中華料理屋さんへ入店。

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長崎といえば「ちゃんぽん」。この「ちゃんぽん」というラーメンのようなラーメンで無い食べ物は、明治の中頃日本に留学に来る清国人の若者達に安価で栄養の高い食べ物を食べさせたい・・・と、長崎に中華料理屋を出店していた清国人が考案した食べ物と言われています。

成程・・・。たしかにラーメンなどと違って野菜類が豊富ですね。

そんな「ちゃんぽん」を味わいつつ翌日の予定について打ち合わせる一行でした。~つづく~

I権禰宜