八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

雅な音楽たち

2010年09月22日 12時36分15秒 | 神職所感

こんにちは久々の登板のG出仕です。本日は十五夜、仲秋の名月が眺められる予定でしたが、残念至極、生憎(あいにく)の雨模様となってしまいました。

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仲秋の名月には各地で観月会などが模様される所が多いと思いますが、この雨の中皆様どうするのでしょうかね?雨が上がる事をお祈りします。

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ところで、私G出仕只今大強化練習中の筑前太鼓を習いに今月の14日に元岡田宮が在ったにある一宮神社(いちのみや)にお邪魔してまいりました。

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私の筑前太鼓まだまだリズムがつかめずつたない演奏でありますのでそれを直してもらい、さらに上達するように宮司さんに教えて頂きました。

なんとか少しでも上達しようと貴重なお時間を割いていただき宮司さんに教えていただいていると「すいませ~ん」という声が、何かと思って見てみると。小学生が5~6人と引率の先生が一人で社殿の前に立っているではありませんか。正直、この時せっかく練習しているのになんとタイミングが悪いんだと思っておりましたが、その後何やら宮司さんとお話ののち、なんと皆んな社殿に上がってくるではありませんか。

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何をしに上がってきたのかと見ていると、なにやら小学校の地域学習かなにかで、この筑前神楽(ちくぜんかぐら)について調べているようで、宮司さんが筑前神楽について説明をしています。私、筑前太鼓の練習はしているものの恥ずかしながら、それが演奏される筑前神楽の事はほとんど何も知りませんでした。

その為、宮司さんは小学生の皆さんの為にていねいに説明しているのですけれども、私は、その後ろで耳をダンボのようにそばだててきいておりました。それによると筑前神楽は太鼓と龍笛(りゅうてき)で演奏され(通常は神楽と言うと神楽笛(かぐらぶえ)などをつかって演奏するのが一般的で雅楽で用いられる龍笛を使うのはめずらしいとのこと)、それに合わせて舞を舞うそうで、その舞の天狗のお面や装束(しょうぞくなど)を小学生に紹介されておりました。

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それから、小学生の一人が「龍笛を吹いて下さい」と宮司さんにお願いをしておりました。それを横目で見ていた私の方に何と宮司さんがなんと「せっかくだから、一緒に太鼓たたいてみて」と言われ、えっ、まだ下手くそだけどどうしようと思っている間に演奏が始まりなんと、これが私の太鼓初デビューということになりました。

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(龍笛・・りゅうてき(吹き口をのぞいて穴が7つある、神楽笛は穴が6つある))

でもなんとか無事に終えまして、良かった良かった。突然の訪問者で(私もですが)なんとも思い出深い一日になり大変有難たかったなぁ感じほっと一安心のG出仕からでした。


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