八咫烏の声

神社の行事、社務などの日記です。

日々の奉仕の中で

2011年12月14日 12時45分46秒 | 神職所感

こんにちはO権禰宜です。

最近たびたび登場して、大変恐縮です。

すっかり、冬景色になってきました。今日も晴れているのに、どんよりと鉛色のお天気です。

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けれど、境内の各所々は、赤や黄色の紅葉が残っています。

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また、椿か山茶花?花が咲いて彩りを添えています。

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冬の空の、鮮やかな色彩と言えるでしょう。晩唐の詩人「杜牧」の詩に、『霜葉は二月の花よりも紅なり』という一節があります。

本当に鮮やか紅い色の紅葉です。

まもなく、この葉は枯葉となって散ってしまうこととなるでしょうが、もう来年の春の芽吹きを感じさせる兆しが起こり始めています。

二月の花より鮮やかな霜葉の横で、小さな梅の木の芽を見つけました。

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自然は、常に生命のサイクルに乗って動いています。

人間の喜怒哀楽を超越した所で、脈々と動いています。

まだまだ、冬の真っ最中ですが、春の訪れは確実です。