こんにちはO権禰宜です。
最近たびたび登場して、大変恐縮です。
すっかり、冬景色になってきました。今日も晴れているのに、どんよりと鉛色のお天気です。
けれど、境内の各所々は、赤や黄色の紅葉が残っています。
また、椿か山茶花?花が咲いて彩りを添えています。
冬の空の、鮮やかな色彩と言えるでしょう。晩唐の詩人「杜牧」の詩に、『霜葉は二月の花よりも紅なり』という一節があります。
本当に鮮やか紅い色の紅葉です。
まもなく、この葉は枯葉となって散ってしまうこととなるでしょうが、もう来年の春の芽吹きを感じさせる兆しが起こり始めています。
二月の花より鮮やかな霜葉の横で、小さな梅の木の芽を見つけました。
自然は、常に生命のサイクルに乗って動いています。
人間の喜怒哀楽を超越した所で、脈々と動いています。
まだまだ、冬の真っ最中ですが、春の訪れは確実です。