訪日外国人向け「病院検索アプリ」…言葉通じる医療機関、近い順に案内
2017年11月7日 (火)配信読売新聞
外国人観光客が病気やけがをした時、言葉が通じる最寄りの医療機関を紹介するスマートフォン用アプリを、医師らでつくる「訪日外国人医療支援機構」(東京)が開発した。増加する外国人観光客の不安解消に役立ちそうだ。
2016年の訪日外国人観光客は2404万人。滞在中に約2%が思わぬ病気やけがで医療機関を受診するという推計もある。
アプリには、クリニックを中心に47都道府県の247施設が登録されている。起動すると、居場所から近い順に医療機関と受診できる診療科が表示され、ワンタッチで電話できる。207施設は英語で対応し、うち4施設は中国語にも応じる。残る40施設は、会話を通訳する有料サービスを利用できる。
東京で92施設登録されている一方、宮城など1施設しかない地域も8県あり、同機構では全国の医療機関に参加を呼びかけている。
アプリは無料。27日からアプリ配信サイト「アップストア」か「グーグルプレイ」で、「JHG」と検索してダウンロードできる。
同機構理事長の落合 慈之 NTT東日本関東病院名誉院長は「ホテルや観光ボランティアなど観光業に関わる日本の方からも勧めてほしい」と話している。
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