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小児甲状腺がん基金設立 小泉元首相らが呼び掛け

2016年09月12日 20時09分35秒 | 戦い
小児甲状腺がん基金設立 小泉元首相らが呼び掛け
2016年9月12日 (月)配信共同通信社

 東京電力福島第1原発事故後に甲状腺がんを発症した子どもの治療費を支援する「3・11甲状腺がん子ども基金」は9日、都内で設立会見を開き、一般からの寄付を呼び掛けた。1億円を集めるのが目標という。呼び掛け人には小泉純一郎元首相、細川護熙元首相ら、賛同人には女優の吉永小百合(よしなが・さゆり)さんら著名人が名を連ねる。

 基金は11月以降、既に手術を受けたか、今後受ける予定のある子どもから、治療費の給付申請を受け付けるが、応募条件や給付額は決まっていない。

 基金によると、福島県では原発事故後、172人の子どもが甲状腺がん、またはその疑いがあると診断され、131人が手術を受けた。福島県外でも子どもの甲状腺がんが報告されているという。県外の患者と家族は公的支援の対象にならず、手術費用や注射代など高額な治療費を負担しており、基金は治療費の支援対象とする方針。

 基金副代表理事の武藤類子(むとう・るいこ)さん(福島原発告訴団長)は「県や国の政策では十分なケアがされていない。このままでは患者や家族が孤立し、苦しさの中に居続けることになりかねない」と話した。

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