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がん新薬、糖尿病の副作用 適用拡大で注意喚起

2016年02月02日 06時26分09秒 | 医療情報
がん新薬、糖尿病の副作用 適用拡大で注意喚起

臨床 2016年2月1日 (月)配信共同通信社

 厚生労働省は29日、新しい仕組みで免疫細胞ががんを攻撃する力を強める治療薬「オプジーボ」(一般名ニボルマブ)の投与を受け、1型糖尿病を発症する副作用がこれまで7人で報告されているとして、日本医師会や日本糖尿病学会、自治体などに注意喚起したと明らかにした。

 注意喚起は28日付。オプジーボの添付文書は2015年11月に既に改訂済みだが、同12月に肺がんにも適用が拡大され使用患者の増加が見込まれることから、医師に適切な対応を求めた。

 報告のあった7人に死亡例はないが、進行が早く症状が重い劇症例が3人であった。1型糖尿病は、血糖値を下げるホルモン「インスリン」を作る膵臓(すいぞう)の細胞が失われる病気で、自分の免疫が自らの細胞を攻撃するのが原因とされる。

 オプジーボは点滴薬で14年9月、皮膚がんの悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として小野薬品工業(大阪市)が販売開始。がん細胞は、免疫を担う「T細胞」の表面にあるタンパク質「PD1」に作用して、攻撃されるのにブレーキをかけている。オプジーボはPD1にくっつき、ブレーキを阻害することで攻撃力を強める。

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