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主人公モデルは寂聴さん、「不倫・恋愛もの」超越する並外れた関係描く…映画「あちらにいる鬼」廣木隆一監督

2022年11月11日 18時24分59秒 | テレビ映画
主人公モデルは寂聴さん、「不倫・恋愛もの」超越する並外れた関係描く…映画「あちらにいる鬼」廣木隆一監督
2022/11/10 14:00

 道ならぬ恋をした作家の女と作家の男、そして、その男の妻。映画「あちらにいる鬼」(11月11日、東京・新宿ピカデリーほか全国ロードショー)は、3人の男女の並外れた関係を描いた作品だ。瀬戸内寂聴と井上光晴夫妻をモデルにした3人を演じるのは、寺島しのぶと豊川悦司、広末涼子。監督の 廣木ひろき隆一りゅういち は「不倫ものとか、恋愛ものって感じでもないんですよ」と言う。では、何か。この映画で廣木が描きたかったものについて、聞いてみた。(編集委員 恩田泰子) ※敬称略
映画「あちらにいる鬼」から。寺島しのぶは主人公・長内みはる/寂光を演じた(C)2022「あちらにいる鬼」製作委員会 

原作は井上荒野の同名小説

 原作は、井上夫妻の長女、井上荒野の同名小説で、脚本は荒井晴彦。寺島演じる主人公・長内みはる(のちに寂光)のモデルは寂聴、豊川と広末が演じる白木篤郎と笙子が井上夫妻だ。寂聴は、原作刊行時に〈作者の父 井上光晴と、私の不倫が始まった時、作者は五歳だった〉という書き出しのコメントを寄せている。
 1966年、みはると篤郎は、互いの才能にひかれ合い、それぞれにパートナーがありながら男女の仲となる。奔放でうそつきな篤郎にのめり込む、みはる。すべてを承知しながらも篤郎の妻であり続ける、笙子。3人は、作家同士の尊敬、男と女の情愛、女と女の不思議な連帯感でつながれていく。そして73年、みはるは出家を決意する。
寺島しのぶに「これが一番いい」
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