医療研究大賞に田中氏ら タンパク質分解酵素を発見
2017年11月20日 (月)配信共同通信社
政府は、医療分野の研究開発に貢献した人や団体に贈る日本医療研究開発大賞を創設し、初めての受賞者を17日、発表した。極めて顕著な功績をたたえる健康・医療戦略推進本部長(内閣総理大臣)賞には、東京都医学総合研究所の田中啓二(たなか・けいじ)理事長が選ばれた。
田中氏は、細胞内の不要なタンパク質を分解する酵素「プロテアソーム」を発見。抗がん剤の開発につながった。
大賞は複数の種類の賞で構成。多剤耐性の結核菌に有効な新薬を開発した大塚製薬は健康・医療戦略推進副本部長賞の受賞が決まった。ゲノム編集技術で最も手軽とされる手法「クリスパー・キャス9」の基礎となったDNAの塩基配列を発見した石野良純(いしの・よしずみ)・九州大教授が文部科学大臣賞に選ばれ、他にも6件の受賞が決まった。
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