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急性腸炎時の高尿酸値、腸管内たんぱく質が原因…防衛医科大チームなど発表

2016年09月16日 07時26分05秒 | 医療情報
急性腸炎時の高尿酸値、腸管内たんぱく質が原因…防衛医科大チームなど発表
2016年9月15日 (木)配信読売新聞

 急性腸炎で血液中の尿酸が多くなるのは、腸管内のたんぱく質の働きが悪くなることが原因だとする研究結果を防衛医科大学校などのチームが発表した。

 痛風の原因となる尿酸は、腎臓と小腸・大腸から排出される。急性腸炎の際に高尿酸血症が起こることがあるが、従来、脱水が主因と考えられてきた。

 研究チームが腸炎患者67人の尿酸値などを調べたところ、受診時は回復後に比べて尿酸値が平均2倍近かった。また遺伝子変異があり、腸管で尿酸の排出に関わるたんぱく質の働きが悪い患者ほど、尿酸値の上昇幅が大きかった。

 消化管の中でも小腸は内視鏡検査が難しく、同大の松尾洋孝講師は「小腸の障害はカプセル内視鏡で診断するしかなかったが、尿酸値で簡単に判定できる可能性がある」と話す。

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