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手術中がん診断迅速化で表彰 秋田県産業技術センター所長ら

2019年10月12日 00時12分30秒 | 地域
手術中がん診断迅速化で表彰 秋田県産業技術センター所長ら
2019年10月11日 (金)配信秋田魁新報

 公益社団法人発明協会主催の2019年度東北地方発明表彰が9日、秋田市のホテルメトロポリタン秋田で開かれ、県産業技術センターの赤上陽一所長(59)らが開発した「手術中病理診断向け迅速免疫組織染色法」に特許庁長官賞が贈られた。
 受賞した染色法は、がん細胞に反応する試薬を用いた従来の「免疫組織染色法」に「電界撹拌(かくはん)技術」を応用し、迅速かつ正確ながん診断を可能にした。染色時間は従来の2時間以上から20分程度に短縮。精密機器製造の秋田エプソン(湯沢市)など県内企業と連携して装置を作り、2014年に特許を取得した。秋田大医学部付属病院では患者千人以上に使用したという。
 開発には秋田大医学部付属病院長の南谷佳弘教授(57)、北秋田市民病院顧問の小川純一医師(72)、秋田厚生医療センターの戸田洋医師(39)、秋田大医学部皮膚科学講座の加賀谷昌美補佐員(35)も加わった。
 現在は装置の自動化を進めており、新装置は来春の販売を目指している。南谷教授は「自動装置を普及させることができれば、もっと患者の役に立つ」、赤上所長は「秋田発の医療技術で世界に貢献したい」と話した。
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