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MRI活用した乳がん検診、庄内余目病院でも 「痛くない」「恥ずかしさがない」が一番

2023年09月11日 22時50分55秒 | 地域

MRI活用した乳がん検診、庄内余目病院でも 「痛くない」「恥ずかしさがない」が一番

 2023年9月11日 (月)配信山形新聞
 
 
 磁気共鳴画像装置(MRI)を活用した乳がん検診(ドゥイブス・サーチ)が、県内で徐々に導入されている。従来のマンモグラフィー検査に比べて痛みがなく、上半身の裸を見られる恥ずかしさもない。先月からは庄内余目病院(庄内町)で運用を開始し、県内で2カ所目となる。

 現在の乳がん検診は、マンモグラフィー(乳房エックス線撮影)と乳房超音波(エコー)検査が主流だ。国民生活基礎調査によると、本県の40~69歳の乳がん検診受診率は、2022年で61.7%と全国で最も高い。一方で、マンモグラフィーは乳房を板で挟んで撮影するため、圧迫される痛みや乳房をさらす恥ずかしさで敬遠する人もいる。

 ドゥイブス・サーチは、医師の高原太郎東海大工学部教授が考案した手法。各病院の既存のMRIで撮影する。乳房型にくりぬかれた専用ベッドにうつぶせになるため、圧迫感や痛みはない。加えて、検査着を着たままで受けることが可能だ。日本人に多いという高濃度乳房(デンスブレスト)にも適しているという。マンモグラフィーでは乳腺もがんも白く映るため判別が難しいが、MRIだとがんは黒く映るため発見が容易だという。

 全国では20日現在、58施設が導入した。今年7月に山形徳洲会病院が、8月に庄内余目病院がそれぞれ運用を開始した。同病院は「乳がん罹患のピークは40~70代だが、30代でなる人もいる。早期発見のために定期的に検診してほしい」とした。

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