9時半、起床。目が覚めてからも30分くらい、ときに1時間くらい(今日がそうだった)、寝床から抜け出せない。昨夜、年賀状を投函して「やれやれ」という気持ちになっているのである。
起きだして朝のあれこれのルーティンや妻に教えてもらってストレッチをやっていたら、朝食兼昼食(ブランチ)がふさわしい時間になった。であれば、散歩がてら外で食べることにしよう。
今日はクリスマス当日である。
呑川沿の道を池上方面に歩く。
桜並木はほとんど落葉している。
カモがたくさん浮かんでいる。
本門寺の総門のところまで来た。階段は上らず、左に折れる。
久しぶりの「花くるま」。
おにぎりとお稲荷さんとすいとんのお店である。「甘味あらい」のご主人が亡くなってしばらくしてから、お姉さまとお母さまで始められた週末だけのお店である。看板と暖簾が替わっただけで、内装はそのままである。
おにぎりは注文してから握ってくれる。鮭、昆布(葉唐辛子)、おかか、そしてすいとんを注文する。
いつもであれば、おにぎりは二個+お稲荷さん一個なのだが、今日は朝食兼昼食なのでおにぎり三個にした。やはり握りたてのおにぎりは美味しい。年末は今日で営業は終わり、年明けは14日(土)からの営業になる。よいお年を。
妻からLINE。明日と明後日は用事があって大学に出る。その分、今日から大掃除に着手してというリクエストである。
「花くるま」とは目と鼻の先の「ヒトナミ」に顔を出す。やっぱり馴染みの店に年末の挨拶は欠かせない。
「先生、しばらくお見えにならないね」と話していただんですと店長の小笠原さんに言われる。「師走はちょっと忙しくてね」と紋切型で答える。スタッフの娘さんがブランコで遊んでいる。人のいない瞬間とアングルで写真を撮ったが、けっこうお客さんは来ている。
「今日はドリンクだけ」と言ってリンゴジュースを注文する。「これからどちらかに行かれるのですか」と聞かれたので、「いいえ、年末のご挨拶に来たんですよ」と答えると、小笠原さんはニッコリされた。
リンゴジュースを飲みながら、先日、アヅサさんから頂戴した『彼女たちのいる風景』の序章と第一章を読む。同じ大学(たぶん早稲田)を卒業した3人の37歳の女性が主人公の物語だ。「3人の中の1人はアヅサさんですか?」と本を受け取ったときに尋ねると、「3人とも私です」と彼女は答えた。実際、読み始めてみて、「なるほど、そうだな」と合点がいった。3人の女性は性格的にも社会的にも異なるキャラクターで描かれているが、そのどれもにアヅサさんの体験が反映されている。
「藤乃屋」で葛餅(久寿餅)を買って帰る。
2人前から12人前まで5種類あって人数が多い方が割安になっているが、2人用を購入。
帰宅して、書斎の窓ガラスを掃除する(その前に窓際に積んである本を片付けることから始めた)。
早くも陽は西に傾いている。
チャイの散歩。最近はリードを付けず、抱きかかえて、玄関前の道に出るだけのことが多かったが(まるで猫地蔵だ)、チャイは久しぶりに自分の足で道路を歩けて嬉しそうだった。
あおすじアゲハが他人のお宅の玄関先にじっとしている。寒そうである。両手ですくっても逃げないような気がするが、そうやって草花の上においてやるのは彼(彼女)にとっては余計なお世話であろう。チャイが気づく前にその場を立ち去る。
冬蝶にかそけき呼吸ああ生きてをり 林翔
チャイの散歩から戻って、お茶の時間にする。
『山下達郎のサンデー・ソングブック』をタイムフリーで聴きながら(先週に続いて竹内まりやとの年末夫婦放談)、昨日のブログを書いてアップする。
本日発表の東京の新規感染者数は15403人。これからの年末年始真っ只中はどういうことになるのだろうか。どうぞ穏やに。
夕食はチャーハンとシュウマイと卵スープ。
広島菜を投入するようになってからチャーハンが格段に美味しくなった。
『クロサギ』の第2話から第5話まで(録画)を見ながら、単純な片付け作業に勤しむ。
風呂から出て、今日の日記を付ける。
1時、就寝。