フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月19日(木) 晴れ *完結

2020-03-21 17:22:46 | Weblog

8時、起床。

トースト、牛乳、紅茶の朝食。

10時に家を出て、大学へ。途中、ちょっと寄るところがある。池上線の雪谷大塚に新規オープンしたばかりの「エド・カフェ」というカフェを訪ねてみようと思うのである。

雪谷大塚は蒲田から6つ目だが、駅と駅の間隔が短い路線なので、10分で到着。

改札を出たところで「ティースプーン」のカフェ仲間の松浦さんと待ち合わせる。彼女は「ティースプーン」のロゴを作ったデザイナーだが、「エド・カフェ」のロゴも手掛けられたのである。

駅前の踏切を渡る。

踏切を渡るとき、車両基地(雪谷車検区)が見える。

池上線、多摩川線の車両が勢揃いしている。いい風景だ。

踏切を渡ると中原街道に出る。そこへ左(多摩川方面)へ。

街道沿いにたくさん店が並んでいる。

しかし、カフェはない。そういう場所なのだと松浦さんに教えられれる。

バス停(東急バス)は田園調布本町が最寄である。

駅から歩いて約8分で「エド・カフェ」に着いた。

店内に入ると左側が園芸店スペース。

右側がカフェスペースになっている。

2人掛けのテーブル席と、4人掛けのテーブル席。

そして奥がカウンター席になっている。カウンターの中にいるのがマダムの江戸さんである。「エド・カフェ」の「エド」は土地の名前ではなく、マダムの苗字なのである。

お店の内装を手掛けられたのはピーチメルバでお馴染みの「まやんち」の店主(八代まゆみさん)の旦那さん(建築士)である。実は、江戸さんは「まやんち」のお菓子教室の生徒さんだったのである。ちなみに私が年に何度か訪れている松本のカフェ「chiiann(チーアン)」の奥様も「まやんち」のお菓子教室で勉強された方である。

江戸さんのフルネームは江戸令子さん。温和な方である。

園芸店に嫁いで来られてから、いつかカフェのないこの場所でカフェを始めてみたいと思っていた。その夢をついに実現されたのである。おめでとうございます。

コーヒーは2種類(500円)。私は大江戸ブレンド、松浦さんは桜坂ブレンドを注文。

一杯一杯、ハンドドリップで淹れる。豆は北鎌倉の「石かわ珈琲」から仕入れている。「石かわ珈琲」に江戸さんは足繁く通い、マスターからコーヒーの淹れ方を伝授してもらったのである。

江戸さんは、見かけや話し方は温和な方だが、実は情熱家なのである。

スイーツはレアチーズケーキを注文。桜あんのパウンドケーキもおかまけで付けて下さった。

「おかわりコーヒー」は桜坂ブレンドでお願いした。

今日、松浦さんが「エド・カフェ」に来たのは、江戸さんから注文されていたショップカードと名刺を届けるためである。私を案内してくれたのはそのついでというわけである。

情熱家ということでは、それは松浦さんも同じだ。表看板は「デザイナー」だが、ほかにもあれこれやられている。新しいところでは「九星気学易占」の仕事もされている。九星気学では本命星(九種類ある)のエネルギー(性質)を重視する。たとえば私は昭和29年の生まれなので「一白水星」である(どういう性質かは自分からは言わないでおきましょう)。彼女の星は存じ上げないが、きっと好奇心旺盛でエネルギッシュな星に違いない。

江戸さんに写真を撮っていただく。

松浦さんはこれから江戸さんや江戸さんの旦那さんと「商談」があるので、私はこの辺で失礼することする。

ありがとうございました。「エド・カフェ」がホッと一息つける場所としてこの町に定着することを祈っておます。

「エド・カフェ」の営業時間は午前10時半から午後5時半まで(ラストオーダー5時)。定休日は月曜と火曜。

さきほど来た道(一直線なので迷わない)を雪谷大塚の駅まで戻り、

池上線で終点の五反田に出て、そこから山手線に乗り換え、

高田馬場まで行く。そこらから地下鉄東西線で1つ目が早稲田だ。

1月に閉店した「シャノアール」のあとに「ルノアール」が入ることになった。「カフェルノアール」は「喫茶室ルノアール」(蒲田ではときどき利用する)と具体的にどう違うのだろうか。開店したらとりあえず行ってみよう。

「たかはし」で昼食をとる。

豚肉生姜焼き定食。

久しぶりの大学。3月3日の大藪先生との個人的送別会以来である。

今日は数件、用事があってやってきた。

1つはこれ。「ワセダムードル」は早稲田大学仕様のカップヌードルではない。「ヌードル」ではなく「ムードル」。現行の「コースナビ」の後継となるネット上の教育支援システムだ。

先日、本部からメールが来て、コースナビは2020年度も利用可能だが(移行期間として)、新入生を担当する教員はワセダムードルの使い方をマスターしておくようにとのことだった。私は必修基礎演習という新入生の科目を担当するからこれに該当する。それはいいとして、新入生は講義科目も履修出来るわけだが(たとえば私の「日常生活の社会学」とか「ライスストーリーの社会学」とか)、こちらについても従来のコースナビではなく、1年生が混じっているということでワセダムードルを使って「講義資料」の配布や「レビューシート」の提出などをしないとならないのだろうか。また、2月・3月に予定されていたワセダムードルの教員向け講習会は中止となったが、4月にやるのだろうか。マニュアルだけを見て習得せよということなのだろうか。

そのあたりのことを事務所に確認に行った。しかし、ワセダムードルのことを含めて、いろいろなことが「検討中」ということであった。とりあえず自習ができるように研究室に置いてあったワセダムードルのマニュアルを自宅に持ち帰ることにした。

業者からゼミ論集が搬入された。

私は一期生からゼミを担当しているので、ゼミ論集もこれで10冊目となる。毎回、表紙の色を変えているが、今回はレモンイエローである。

36号館前の広場。毎年、学位授与式のあとはここでみんなと記念写真を撮る場所だ。

桜が2分咲きくらいになっている。

枝によっては8分咲きくらいになっている。

本来であれば、25日の卒業式のあたりで桜吹雪が観られたことであろう。残念なことである。

せめてゼミ論集の写真を桜を背景に撮っておこう。(卒業証書は郵送になった。卒業生の手元に届くのは4月8日以降とのことである)。

咲いているのは桜だけではない。

桜の下では八重椿が満開である。

ゼミ論集の渡し方についてはこれから学生と相談する。

大学からの帰路、大森で途中下車して、ジャーマン通りを歩く。

「ベイクマン」によって食パンを購入(店頭にはなかったが5時半に焼きあがるので予約をしておいた)。

「sanno2198」に顔を出す。

先客はいなかった。

カウンターの一番奥の席に座ったが、ドアのガラスから西日が奥まで射しこんでくる。

本日のケーキはバナナアマンド。

珈琲はコスタリカで。

常連のOさんがやってきた(いつもバイクに乗って)。蒲田(蓮沼)の「インディアンカレー」の話題でも盛り上がった。しばらく食べてないが、なんでも最近、テレビ(マツコの番組?)で取り上げられたらしい。それでは当分、混み合うでしょうね。

5時半に店を出る。本来、閉店時刻だが、ここからが常連さんたちの時間だ(笑)。

蒲田の工学院通り商店街で見かけた看板。「ライス無料」はよいとして「終日食べ放題」というのは誤解を生む表現ではなかろうか。「いつきても(ランチタイムでなくても)ライス無料」の意味と思うが、「一日中、ずっと居座って、無料のライスを食べていてよい」(時間無制限のライスバイキング)と解釈する客がいるかもしれない。

夕食は鯖と小松菜の炒め、シューマイ、玉子豆腐、味噌汁、ごはん。

鯖は缶詰(水煮)を使っている。汁がいい味を出している。

帰りに駅ビルの有隣堂で購入した『NHK俳句』4月号。

 青空に喝采のごと辛夷咲く 白濵一羊

先日のネット句会では「白炎の真昼の辛夷音も絶え」という渺さんの句があったが、ここでは辛夷の花が拍手する手の形に喩えられている。

 風船が乗って電車のドア閉まる 今井千鶴子

有名な句。風船は春の季語。春のファンタジーである。

 ひく波の跡美しや桜貝 松本たかし

鎌倉の海岸にもしばらく行ってないな。

2時、就寝。

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