フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

3月15日(金) 晴れ

2019-03-16 20:57:05 | Weblog

8時半、起床。

トースト、サラダ、牛乳、紅茶の朝食。

今日の『まんぷく』。カップヌードルの誕生物語が続いている。スープ、麺、容器と来て、いまは具の段階。今日の終りで長男の源が「フリーズドライ」を使うことを思いつく。もう一息だ。

ところで立花家の食卓の情景を見て、「昭和」を感じたのは私だけではないだろう。卓袱台の洋風形式である円卓を囲む一家。手前のスペースが不自然に空いているのはテレビカメラを意識したもので、昭和の家族ドラマにはお馴染みの構図である。もしこれが円卓でなく、長方形のテーブルであれば、5人家族であるから手前の短い辺の席が空くことは自然なことである。それを承知の上で、あえて昭和の家族ドラマの不自然で懐かしい構図をとってみせたのだろう。

12時に南武線の鹿島田駅で前の現代人間論系の助手で、現在は東洋大学社会学部で助教をされている川副さんと待ち合わせ、「パン日和あをや」へ行く。 

 彼女とはちょうど1年前のいまごろ、「パン日和あをや」に行こうとしてお店が臨時休業だったことがあり、1年越しの念願がかなったというわけだ。アップルタイザーで乾杯。 

 本日のスープは鶏肉と茄子のタイカレー。

サーモン、アボカド、クリームチーズのサンド。 

オムレツサンド。 

4月生まれのお子さんも間もなく満2歳になる。言葉によるコミュニケーションが出来るようになった。保育園に行きたがらない朝、「いまカカと一緒に行くのと、あとでトトと一緒にいくのどっちがいい?」と二者択一で質問し(「保育園に行かない」という選択肢はない!)、「カカと行く」という答えを誘導することもできるようになったそうだ。ところで「カカ」「トト」という表現は私には古風なものに聞こえるのだが、若い世代の親たちの間でリバイバルしているのだろうか。 

東洋大の助教になってもうすぐ丸1年だが、早大の助手であったときよりも忙しい日々だそうだ。第一に、助手のときにはなかった授業があり、第二に、早大のときにはあまりなかった入試関連の業務が増えた。研究の方もフィールドに出かけていくことも多く、「いだてん」のように駆け抜ける日々だそうである。今日も夕方から早稲田の方で打ち合わせがあるという。 

私は食パン、彼女はコッペパンとオレンジピールとクリームチーズのパン、そしてスコーンをお土産に買った。

「パン日和あをや」には1時間半ほど滞在した。店を出るとき、奥様に写真を撮っていただく。今日はフランスコッペ(林檎とクリームチーズをコッペパンに挟んでハチミツを垂らして食べる)を食べてみたかったそうだが、残念ながらメニューにはなかった。そのことを奥様に言ったら、「あらかじめ言っていただけたらご用意しましたのに」とこと。えっ、そんなことができるんですか。知らなかった。覚えておきます。 

蒲田に移動し、「カフェ・スリック」へ行く。彼女はここは2度目の訪問。 

シフォンケーキは何にしよかしら。彼女、けっこう考える方である。 

紅茶は私は秋摘みのダージリン、彼女は夏摘みのアッサム。

シフォンケーキは、私は瀬戸内冬レモン。

彼女はブラウンシュガー&ナッツ 。

多忙な日々を駆け抜けている彼女には日々の記憶があいまいになりがちだそうである。それはちょっとまずいのではないだろうか。「立ち止まる」「振り返る」ということを意識的にしないといけないのではないかしら。たとえば簡単でよいから日記を付けるとかね。

マダムに写真を撮っていただく。

彼女には彼女なりの「多忙の要注意尺度」というのがあるそうだ。1つは「眼鏡のレンズの汚れ」。レンズの汚れに気づいているのにそれを拭かずに放置していたり、そもそもレンズの汚れに気づいていないこともあるという。たしかに気持ちのゆとりを失っている兆候ですね。

外のテーブルでポートレイトを1枚。眼鏡のレンズは大丈夫ですね(笑)。 

眼鏡を外したポートレイトも1枚。

もう1つ、「伸びた爪」という尺度もあるそうだ。彼女は爪が伸びるのがイヤで、普段はこまめに切っているのだが、忙しくなってくるとそれが疎かになる。「伸びた爪を切っている暇もないくらい忙しいのはまずい」ということらしい。た、たしかに。(でも、私も足の爪は切り忘れるな)。

彼女とは蒲田駅の改札で別れた。新年度は気づいたときにいつでも眼鏡のレンズが拭け、爪を切れるように、バッグにレンズ拭き用の布と爪切りを入れておくことですね。また、会いましょう。

帰宅の途中で、駅に向かう妻と遭遇する。本日新規開店の「まいばすけっと」で妻が買った野菜の袋を渡される。


 6時過ぎに「テラス・ドルチェ」へ行く。

6時半からジャズ・ライブがあるのだ。 

チーズハンバーグとコーヒーを注文。小腹は素ているが、食事は家で食べるので。 

右からテツコさん(フルート)、セツコさん(ボーカルとピアニカ)、ユカリさん(キーボード)。トリオの名前は「ドクダミ」。私の聞き間違えかもしれません(笑)。 「茶色の小瓶」に始まってスタンダードナンバーを7曲ほど。

30分ほどの休憩のあともう1ステージあるそうだが(違う曲目で)、私は1ステージだけ聞いて店を出る。楽しい催しだった。外を通る人ももの珍しげに店内を覗いていた。今後もこうした試みをしてほしいと思う。

7時半、帰宅。

夕食は焼き魚、冷奴と納豆とオクラ、サラダ、玉子と玉ねぎの味噌汁、ご飯。 

焼き魚はノドグロ。 

川副さんからお土産にいただいた「かもめの玉子」(ミニ)を食べる。 

昔からある銘菓だが、「ミニ」というものが出来たようだ。 

もう1つ彼女からお土産にいただいたものがある。マスキングテープだ。本の柄とカップの柄。どちらもいまは生産されていないレアものとのこと。私はマスキングレープというものを使ったことがない。どんなふうに使うのかレクチャーしてもらったが、日記帳に写真やチケットなどを貼るときにスティック糊ではなくマスキングテープを使ってもいいかもしれないと思う。 

今夜は少し冷えるようである。もう寒の戻りはないんじゃないかと思っていたが、そうでもないようだ。

2時半、就寝。

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