フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

8月29日(金) 晴れのち曇り、そして雨

2008-08-30 02:28:31 | Weblog
  昨夜の雷雨はすごかった。普通、雷雨というのはすぐに通り過ぎるものだが、昨夜の雷雨はずっと居座り続けた。夜中に目が覚めてしまい、テレビをつけたらNHKが大雨情報を放送していて(まるで台風情報だ)、結局、朝まで見てしまった。ハムサンドに牛乳の朝食をとってから二度寝をして、10時ごろに起きると、久しぶりの青空が広がっていたが、台風一過のときのような抜けるような青空ではない。昼食にカレーうどんを食べてから、近所のクリーニング屋に洗濯物を取りに行きがてら商店街を散歩する。「ルモンド」という小さなケーキ屋でサバランとショートケーキとモンブランを購入。昔ならどこの商店街にも必ず夫婦でやっているケーキ屋があったものだが、他の種類の商店と同じく、駅周辺のチェーン店に押されてその数は減少の一途をたどっている。確かに「TAKANO」のケーキに比べれば「ルモンド」のケーキは見劣りがする。いや、見かけだけでなく、味も劣る。でも決して不味くはない。子どもの頃、目を輝かせて食べていたケーキの味だ。しかも安い。地域社会の活性化、再生ということがよくいわれるが、そのためには「ルモンド」のような商店を住民が大切に思う気持ちが土台になくてはならない。その店が消滅してしまってから残念がっても遅いのだ。

         

         

  夕方、駅の方へ散歩に出る。見上げると、東の空に入道雲があって、そのてっぺんの部分だけが、太陽(しかしそれは雲に隠れ地上からは見えない)に照らされて白く輝いていた。巨大なソフトクリームのようだった。夜、再び雷雨になった。書斎でその音を聞きながら、親戚からもらった巨峰を食べた。風邪は治ったようである。

         

         
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