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フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月10日(土) 曇り、夜になって雨

2015-10-12 22:38:48 | Weblog

8時、起床。

今日から2泊3日の4年生ゼミ合宿(鴨川セミナーハウス)。

10時ぎに家を出て、東京駅八重洲口南口前の高速バス(アクシ―号)乗り場に行く。11時発のバスに乗る予定であったが、定員オーバーで全員(17名)は乗れない。3連休の初日のせいだろうか、初めての事態である。分かれて行っても向こうで全員がそろわなかれば始められないので、全員、1つ後のバス(11時50分発)に乗ることにする。50分待ちだが、ディズニーランドの人気のアトラクションに並んでいると思えば、大した待ち時間ではない(と無理矢理思うことにする)。

毎年、夏休み明けに4年生のゼミ合宿を行っている。ゼミ論の中間発表会をするためであるが、今年は例年より1、2週間ほど時期が遅い。就活期間の延長でみんなの準備が遅れ気味だからである。経団連も就活期間の変更はよくなかったと言っているのだから、失敗はただちに改めるべきである。

朝食兼昼食をバスの中で食べる。蒲田駅で買ってきた崎陽軒の赤飯弁当。

バスを安房鴨川駅前で降り、そこからタクシーに分乗し、2時半にセミナーハウスに到着。ロビーで後のタクシーで来る買い出し部隊の到着を待っているところ。

部屋割を決めた後、3時半からゼミの開始。一人の発表は報告20分+質疑応答20分~30分。夕食時間(6時)までに3人が発表。

 A君 現代人の「プライド」とは何なのか

 Aさん 女性の性役割とその負担

 Iさん 女性の家庭内労働における生きづらさの解消

6時から食堂で夕食。今回の合宿では17名が報告する。だからスケジュールは報告だけビッシリで、遊びの要素はまったくない。食事の時間はとても楽しみなのである。ところが・・・

朝食はバイキングだが、夕食はひとりひとり配膳される。ところがこの週末は宿泊人数が満杯の為、バイキングになりますと説明を受けた。私は鴨川セミナーハウスが出来てたてから毎年(それも年2回ずつ)来ているが、初めてのことである。

バイキングの夕食というのは意気消沈である。料理の数が多いなら楽しいかもしれないが、ごく限られた品数でのバイキングなので、心躍らない。

揚げ物、ミートボール、ナポリタンと茶色系の料理が多く、写真写りもパッとしない。

ちなみに去年の4年生ゼミ合宿初日に夕食はこんなだった(チキンソテー、ロールキャベツ鍋、エビフライ、デザートにエクレア)。

食堂の一階に菓子パンの置かれたテーブルがあった。これもバイキングの一部なのかとびっくりしたが、他のゼミの方(家がパン屋さんらしい)のおすそ分けで、ご自由にお取りくださいとのことだった。夜食用に一個いただく

夕食風景。意気消沈している私を尻目に学生たちは元気である。

バイキングの唯一よいところは、好きなものを好きなだけ食べられるところである。

夕食の後は入浴タイム。少々冷え込んできたので、熱い湯にたっぷり浸かって、体を温める。

8時から発表再開。

  I君 現実空間とウェッブ空間の混在とどう向き合うか

  Eさん 現代人にとっての“将来の夢”

  Oさん 若者は「優しい関係」から抜け出せるのか~若者が安定した人生の羅針盤を見つけるには~

うちのゼミのよいところは、質疑応答が活発なことである。発表が終わって、私が最初にコメントを述べるのだが、それが終わるのを待ちかねたように次々に手が挙がる。さらに手を挙げずに勝手に喋りはじめる者もいる。

本日はここまで。10時半、終了。

部屋に戻る。学生たちは相部屋だが、教員は個室(ツインルーム)である。

日記を付けながら、夜食用にキープしておいたカレーパンを食べる。

0時、就寝。私にしては早寝であるが、睡眠は十分にとっておかなくてはならない。教員が一番やってはいけないことは、学生の発表を聴きながら居眠りをすることである。