フィールドノート

連続した日々の一つ一つに明確な輪郭を与えるために

10月15日(月) 晴れ

2012-10-16 09:33:36 | Weblog

  7時、起床。朝風呂(露天風呂)に入る。極楽、極楽。

  朝食(バイキング)。あれこれトレーに乗せてしまう。

  ブログの更新を済ませて10時半にチェックアウト。今日は弘前散歩のつもりだったが、気が変わって、青森に行くことにする。ホテルの手配した送迎タクシーで弘前駅へ。

  奥羽本線(普通)に乗る。青森までは1時間。 

  弘前の隣の駅「撫牛子」(なんじょうし)。知らなければ読めない駅名だ。語源はアイヌ語で漢字は当て字らしいが、牛の子を撫でるのか、牛を撫でる子なのか。 いずれにしろ民話的な世界を感じさせる。

  青森に着いて、荷物を駅のコインロッカーに預けて、まずは港の方へ。A-FACTORTを覗いてから、ベイブリッジに上ってみる。

  青森駅前から真直ぐに伸びる新町通りと交差する何本かの商店街の1つ、夜店通りにある「ぺピーノ」というレストランで昼食。一昨日の夜、夕食を食べに出たときに店の前を通ったが(パン屋「栄作堂」の斜め向かいにある)、あのときはカキフライのことで頭がいっぱいだったので、通り過ぎてしまったが、ちょっと気になる雰囲気の店であった。高瀬君にその話をしたら、東京から来たご夫婦がやっている店で、野菜にこだわっていて、自分達もよくいくお気に入りの店ですと言っていた。今日、当初の予定(弘前散歩)を変更して青森に戻ってきたのは、ここでランチを食べるためである。

  三種類の日替わりランチメニューの中からハンバーグ(トマトソース)を注文。飲物は山葡萄のスカッシュをチョイス。一口飲んで、ここの店のクオリティの高さを確信した。

  続いてサラダが運ばれてきた。見た目が美しいだけでなく、新鮮なシャキシャキとした歯ざわり。

  ハンバーグが運ばれてきた。たっぷりかかったトマトソース。市販のトマトケチャップみたいに赤くない。トロリとした食感で、味も柔らかだ。そして付け合せの野菜たちの美味しいこと!「ベジタブルキッチン」という謳い文句にふさわしい。

  食後の果物。もうしばらくこの店で過ごしたかったので、紅茶を追加でオーダーする。

  大変気に入った。もし私が青森の住人であれば、きっと足繁く通うだろう。通いたくなる店というのは、料理+インテリア+お店の人の人柄の三拍子そろった店である。

  夜店通りを歩く。駅前から縦に伸びる大通りよりも、そこと直行する「横の商店街」の方が散歩して面白いというのが私の経験知である。 

  こんなところに「ブルーノート」が。

  後藤久美子ともう一人は誰だっけ?

  ずいぶんたくさんの診療科目だが、お一人で診ているのだろうか。

  商店街の空虚な空間。

  商店街の小さな(と思う)映画館。時間があったら入ってみたかった。

  帽子屋さんとダンス教室という組み合わせが面白いと思った。

  井上靖である。

  古本屋があるというのは私にとってのよい商店街の条件の1つである。青森だけに「りんご堂」?

  営業しているみたいである。

  こちらは営業してないみたいである。

 

  お金があれば買いたい。

  だんだん商店もなくなってきたので、ワンブロック横に移動して、駅の方へ戻る。「かまた」という看板が目に飛び込んでくる。私の住む町の名前(蒲田)であり、私の勤める大学の総長の名前(鎌田)でもある。

  「頭上落雪注意」・・・雪国ならではだ。  

  街で見かけた人たち。

  「東京全力少女」は青森でも頑張っている。

  囲碁なのにチェス柄の階段というのが面白いと思った。

  これも高瀬君から教えられていた「シュトラウス」というカフェで一服。ずいぶんと豪華な内装である。パンプキンケーキとコーヒーのセットを注文。パンプキンケーキは上品な甘さでとても気に入った。

  そろそろ列車の時刻が近づいてきた。「栄作堂本店」で新幹線の中で食べるための調理パンを購入。

  青森駅から新青森駅までは奥羽本線で一駅。

 

   17時12分発はやて・こまち36号に乗車。高瀬君にお礼のメールを出す。

   これが本日の夕食なり。パンは明日の朝食用に1つ残す。

 

  9時半頃、帰宅。ただいまチュン。