大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

久しぶりのコンサート。そして、雪・・。

2006-01-21 12:32:39 | Weblog
昨日、久しぶり(1年ぶりくらいかな)にオーケストラのコンサートに出かけた。現田茂夫指揮、東京交響楽団の演奏会(東京芸術劇場/池袋)である。都民芸術フェスティバルの一環で東京都の助成が出ているので、プロのオーケストラの演奏会にしてはチケット代も割合安めである。
感想をひとことで言うと「音楽はやっぱり生がいい」。
弦楽器などとてもみずみずしい音がするし、管楽器なんかは実に音のとおりがいい。こういうのは家でどんなにオーディオのボリュームを上げても、またどんなにいい音響装置を買っても出ないものである。そもそも、家の中でコンサートホールの音響を再現しようとすれば、家の内外から苦情がくるのは目に見えている。
そして何よりも、今その場でしか味わえない一期一会の感動みたいなものがある。同じ音楽は二度とできないのだ。そしてそれをホールにいる他の大勢の聴衆と共有できるのが大きな魅力でもある。もちろん世界的にも有名な指揮者やオケの演奏であれば、その辺の感動の大きさはおのずと違ってくるが、同じ人間がやっている音楽であるがゆえ、良くも悪くも必ずしも前評判どおりにいかないのもこれまたおもしろい。

ひと昔前、日本のオケというと正直「これはちょっと・・」というような感想を持たざるを得ないような力不足な所も多かったが、ここ最近はかなりの水準になってきたと思う。
これは海外から毎年のように来日する多くの優秀なオケの演奏に刺激を受けたり、あるいは自分達も海外へ演奏旅行に行ったり実力のある指揮者と演奏してきた成果だと思う。ましてや国内では不況の影響からか、あるいは海外の優秀なオケの音に聴衆が慣れてしまったせいか、なかなかホールが満員にならない。これを逆にパワーに変えているのかもしれない。
この日も客席の後方にやや空席が目立ったが、これでは演奏する側もテンションが上がらないと思うので同情もしてしまう。(我々も、セミナーとかをやった時に聴衆が少ないとテンションがなかなか上がらなくて困ることが正直あるのだ。)
昨日の演奏は「おおっ、やるな。」という感じのいい演奏だったと思う(特に後半のリムスキー・コルサコフの交響組曲「シェエラザード」はソロもアンサンブルも指揮者の曲全体の構成力も申し分ないものだった)。
海外の超有名オケだとチケット代が2万・3万としてもすぐに完売になったりするのに、3千円ちょっとの演奏会で満員にならないのは日本人特有のブランド指向なのだろうか?

話題はころっと変わるが、今日は朝起きた時から雪が積もっている。今お昼を過ぎた所だが、まだ降り続いている。コンサートも1年ぶりだったが、雪を見るのも1年ぶりである。
昨年末、全国的にかなりの雪が降り地域によっては被害も出たが、ここ東京では不思議なことに全く降らなかった。これが本格的な初雪である。部屋の窓から見ているだけだとなぜか楽しい。ちょっぴり子供心に戻れる瞬間である。
コメント
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