大橋社労士の気まま日記

仕事上のエピソードや日常の出来事、日頃興味を持ったことなどを随時ご紹介していきます。

「講義」のお仕事

2007-11-23 17:31:08 | Weblog
先日、コンサルティング業界(っていうのかな?)ではちょっと有名なある方の講義を聴いてきました。

各方面から聞いていたウワサは本当で、非常に密度の濃い、かつあっという間の2時間でした。
私も仕事の半分はコンサルなので、そのコツみたいなのをちょっと“つかんだ”気がします。

さて、その講義内容のよさもさることながら、関心してしまったのはその「講義法」です。
私自身の職業柄、様々な所で「講師」をすることも多いので、こうして誰かの講義を聴きに行くと、どうしても「講義の仕方」に注目してしまうのです。

一瞬のうちに受講生を話に引き込み、そのまま終わるまで掴んで離さない・・・単なる話術ではなく豊富な知識や経験にも裏打ちされた話題の豊富さと、「これをみなさんに伝えるんだ」という熱意。まんべんなく投げかけている視線。絶妙な間の取り方に時には笑いも取りながら飽きさせない工夫。そして、それらが自然に無理なくできている。

上記のことは私も講義をするときにはいつも心がけていることではありますが、なかなか思うようにできないのも事実です。

蛇足ですが、私が一度やってみたいことの一つに「レジュメなし講義」というのがあります。
あるテーマについて資料など何も使うことなく、話とホワイトボードだけですべてを行うのです。受講する皆さんにはメモ用紙だけお渡しして、じっくり聴いて頂き、レジュメではなく「話を持ち帰っていただく」。
そんな構想が最近頭の中にあります。


さて、何かえらそうに書きましたが、実は私は元々は「あがり症」です。
もうかれこれ何年も続けているテニスでも、練習の時にはそこそこでも、いざ試合になるとからっきしダメだったりします。
大学生の時、好きな女の子と行った「初デート」(としときましょう)も、どこにどのように行って何を話して何を食べたのか全く記憶がありません(笑)。
今でも実際、初めての経験をする時や新しい環境に身を投じる時、あるいは初対面の人と会う前や今までかけたことのない所に電話する時など、ものすごく「あがり」ます。

ただ、外見上はそう見えないようで、よく仕事仲間や後輩からこう尋ねられます。
「大勢の人の前でしゃべる時とかに緊張とかしないんですか?」と。
決まってこう答えます。
「いや、逆に緊張しないとちゃんとしゃべれないんだ。」と。

コトバを変えますと、私の中で「あがる」のと「緊張する」のは全く別物なのです。適度な緊張感がないと気が抜けてしまい、テンションも上がらず、聴いている方々に話の真意が伝えられなくなってしまいます。

確かに「あがって」いるとろくにしゃべれません。
克服方法は2つ。

ひとつは「場数を踏むこと」でしょうか。
一握りの天才を除いて、どんなことでも初めから上手くできる人なんていません。まず、そう考えれば気も楽になります。
重要なのは、何度もこなす(場数を踏む)うちに単に「慣れる」のではなく「あがってしまった時にどう対応したらよいかがわかる」ことではないかなと思います。

もうひとつは「“これだけは絶対にみなさんに伝えよう”ということを明確に決めておく」ことでしょうか。
こうすることで話の軸がぶれなくなり、少々あがったとしても、話の要点はきちんと相手に伝わるのだと思います。

要は、話術や技法ではないのでしょうね。少々しゃべりが下手でも熱意をもって頑張って伝えようとしていればちゃんと伝わりますし、逆にどんなに上手くしゃべっても心がこもっていないと聴いている人たちの頭に残らないし心に響かないですもんね。
そうそう、音楽や絵画の世界も同じではないですか?

以上、今日は自分にも言い聞かせるつもりで書いてみました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

“サボり”の効用

2007-11-14 12:31:00 | Weblog
「笑顔」の次は「サボり」について書きます。
「サボる」という言葉はちょっとイメージ悪いですかね。「息抜き」とでもしましょうか。

ここ最近の日本人の多くは疲れていると思います。
確かに景気は上向いてはいますが、バブル崩壊の二の舞はもうごめんだと企業の方も考えていて、仕事は楽になるばかりか逆に“仕事のデキル人”に色々な仕事が集中してしまったりして、心身共に疲れ果てている人が増えているようです。

これは、私の職業柄、日頃様々な会社の様々な人達に接しているが故に感じることでもあります。

元来、日本人は働き者です。外国人の多くもそう感じていますし、日本人自体にその自覚症状もあるでしょう。
大いにけっこうなことですが、反面「余暇の使い方を知らない」人も多く、日頃から「息抜き」の仕方が下手な人も多いように感じます。
実際、「休日にすることがない」とか「定年後にぬけがらのようになる」とか「毎日わき目も振らずに仕事に打ち込むのが美徳」というフレーズをよく耳にしますよね。

休日や定年後のことまで書きだすと長くなりますので、ここでは日常のちょっとした息抜きのことについて述べましょう。

「3時間に1回、20分程度の息抜きをする」のが最も効果的とされています。
20分の使い方は自由です。外をふらっと散歩するもよし、できるスペースがあればヒルネするもよし、全く仕事とは違うことをするもよし、外回りなどしていれば喫茶店に入ったり街角のギャラリーをのぞいてみたりするもよしetc.・・・です。

要は“サボり後”の仕事が効率よく進み、ストレスが軽減し、毎日を気分よく過ごすことができればいいわけです。

ちょっと難しいことを書きますと、人間の脳には「前頭連合野」という部分があって、ここが記憶力や集中力をつかさどっています。
長時間根をつめて仕事をすればするほど、この部分の機能が低下してきます。
逆に、ここをうまく“サボらす”ことによって疲労が回復し、機能が向上するのです。

あとは、“サボること”“息を抜くこと”を決して「悪」と思わないことでしょうか。職場や集団の「和」を大切にする日本人は必要以上に周りの目を気にしますよね。
もちろんサボり続けるのは「悪」ですが、少々の“サボり”は「善」の効用があるということをみんなが認識することが必要でしょうね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑顔の効用

2007-11-08 12:23:22 | Weblog
笑顔が他人に与える影響って大きいと思いませんか?
「笑う門には福来たる」ともいいますよね。
日頃よく笑い、笑顔を絶やさない人というのはそれだけでも魅力的ですよね。

同い年ぐらいの知り合いに笑顔のとてもステキな人がいます。
お互いの個人的な感情はさておき、その笑顔を見ると思わずこちらの顔もほころび、幸せな気分になります。(よくその人の笑顔のことを褒めたりもするのですが、なにぶん褒め言葉のボキャブラリーが少なくて苦労してしまいます(苦笑))。

そういえば、別の知り合いがよくこんなことを言っています。
「幸せだから笑うのではなく、笑っているから幸せなんだ」と。
なるほど、的を射たコトバではないですか?

人間は感情をもった生き物ですし人生いろいろなことが起こりますから、苦しい時や悲しい時もあります。そのような時や悩んでいる時に笑顔が出せる人って素晴らしいと思います。(もちろん、時と場合にもよりますが・・・。)

人は笑うと必ずプラス思考になります。絶対にマイナスな思考にはなりません。
そして、前述のように自分だけでなく他人の心も癒し、豊かにするのですね。
別な角度から言いますと、人生いかにいつもプラス思考でいられるのかが重要ではないでしょうか。「ピンチの時こそ力を発揮できる」ような人間になりたいものです。

「あなたの笑顔はステキですね」と常に言われるような人間を目指して日々精進といったところです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

中日ドラゴンズ日本一!

2007-11-03 20:54:03 | Weblog
さあ、書きますよお~。もうゲンかつぎする必要ないですからね(←1年以上前からの読者の方ならおわかりと思いますが、このブログ上でドラゴンズのことをあれこれ書くと直後に急に負け出すのです)。

今年はクライマックスシリーズがあったおかげで日本シリーズに出ることができました。本来、優勝チームが日本シリーズに出れない可能性のあるこのシステムには「賛成できない派」だったのですが、いきなり初年度からその恩恵を受けてしまい、とやかく言っているどころではなくなってしまいました。

日本一が53年ぶりというその数字が示すとおり、我がドラゴンズは短期決戦に弱いというイメージがついていました。
が、クライマックスシリーズの戦い方を見ていて、監督も選手も短期決戦の戦い方みたいなものをつかんだような雰囲気がありました。

思い起こせば、今年のペナントレースでは苦しい戦いが続きました。
去年優勝したのに加え、このところ毎年のように優勝争いを演じた代償か、故障者や調子の上がらない選手が続出しました。
なかなか中日らしい戦い方ができませんでした。投打がうまくかみ合わないことも多く、ミスやエラーもけっこう多く出ました。
ただ、そんな中でも終盤まで巨人と阪神と優勝争いを演じたというのは、やはり実力があるということなのでしょう。

他チームのファンには申し訳ないですが、ここ数年はドラゴンズが「普通の実力通りの力」を出したらどこのチームもかなわないと自負しています。恐らく毎年のようにぶっちぎりで優勝すると思います。
別に強がりではありません。去年の今頃にも書きましたが、現場とフロントが、そして首脳陣と選手が、もっと言えば裏方さんも含めてこれほどまでに一体となっているチームはないのではないでしょうか。

キャンプの時も本当によく練習をします。練習量では12球団一ではないでしょうか。それもただ長くやるだけではありませんし、監督やコーチがそういう練習を無理にさせているわけではありません。選手それぞれが考え、目標や課題をもって自主的に練習に取り組んでいる結果がそうなっているのです。

クライマックスシリーズでは本当に選手たちが頼もしく見えました。ただ打った抑えた勝った・・ではなく、地に足をつけのびのびと自分たちの目指す野球を体現していたからです。
そして、その流れのまま日本シリーズを迎え、同じような戦いぶりで日本一の栄冠を手にしました。しかも、日本一決定試合が「完全試合」という超おまけつき!
日本一になったという個人的な喜びもありますが、むしろ全国の野球ファンが注目する中で「ドラゴンズらしい野球」を多くの人に見せつけることができたということがうれしいのです。

必死に戦った選手のみなさん、そしてチームに色々な形で関わったみなさん、本当に感動をありがとう!

まだまだ書きたいことはた~くさんありますが、今日はこの辺で。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする