今回は月に一度の「ためになる話シリーズ」です。
職業柄、「偉い人」に会うことがよくあります。そんな時よく思うのは、本当に偉い人は決して「偉そうに」していないということです。本当に偉い人ほど、常に謙虚で周りの人にも配慮ができ、色々なことに感謝をしながら日々を送っています。
対して、「偉そうな人」は、概して自分の肩書きや地位にこだわり、過去の実績を自慢したり、他の人を見下すような言動をしがちです。
まあそういうパーソナリティと言ってしまえばそれまでですが、やはり前者の方が、その人と接するにあたって好感が持てますよね。
以前、人づてに、その名をどこの誰もが知っているような著名な経営者の方のお話を聞く機会があったのですが、その人は驚くほど腰が低くて気さくで、自分の経歴や実績には少しも触れず、「いつも前向きにお客様の幸せを第一に考えて経営がしたい。」とか「社員さんのそれぞれの能力や才能をできる限り引き出してあげたい。」などとしきりに話されていました。
対して、最近お会いした某経営者さんは、「ここは私が創業して一代で築いてきた会社で、今までこのような栄誉や称号をもらって、テレビでも紹介され、今はこういう地位・役職を務めていて、お金もたくさん稼いだ。」と。そして、「社員なんてのはね、私の言ったとおり思っているとおりに動いてくれさえすればいいんですよ。文句言う奴はいつ辞めてもらってもかまわないから。」という主旨のご発言。
さて、みなさんはどちらの方に好感を持たれますでしょうか?(それこそ、価値観や考え方は人ぞれぞれですが・・。)
【トピックス】男性のための「出生時育児休業制度」が創設されます
この10月から、新たに表題の制度が創設されます。
「妻の出産後すぐに育児に関わりたい」という声が多くなったことや、諸外国と比較して我が国は男性の育児休暇取得率が極めて低いことを受け、これまでの通常の育児休業に加え、女性の産後休業期間に相当する出生後8週間を対象として取ることができます。
取ることが可能な日数は4週間が上限で、2回までは分割での取得も可能です。原則として、その休業の2週間前までの申し出が必要です。
なお、雇用保険の育児休業給付金については、この休業制度の創設に合わせて「出生時育児休業給付金」が新たに加わるため、結果的に以前と同じような形で受給することができます。